
これは歯が形成される乳幼児期に、テトラサイクリン系の抗生物質を服用した為におこる歯の変色です。
このような方は、御自分の歯に関して大きなコンプレックスを持っていることが多いのです。
この患者様といろいろお話をしましたが、「できれば歯は削りたくない。」とのご希望がありましたので、まず薬剤を使ったホワイトニングを開始しました。
ただこのホワイトニングは、全体に歯の色が濃い場合には非常に有効なのですが、このような帯状に変色がある場合には、思ったような効果がでません。
本来、このような変色歯には
ラミネートベニアクラウン(1mmほどの薄いセラミックのシェルを歯の表面に貼り付ける方法)が適していますし、これは、もともとそのために開発された治療法です。
しかし、シェルが薄いため、下の歯の色が余りに濃い場合は透けてしまいますので、ラミネートベニアをする前に、前処置としてホワイトニングをしなければいけない場合があります。
これらをすべてご説明した後に、先週からホワイトニングを始めました。

このようなぴったり歯に合うシリコン製のトレーを作ります。

この中にジェル状の薬剤を入れます。この薬の成分は過酸化水素水で、体には全く害はありません。(だだし、ホワイトニング用に特別に調整されたものです。消毒薬のオキシドールでうがいをしても歯は白くなりませんので、ご注意ください。)

このトレーを口の中に入れて、寝ていただきます。
この薬の副作用が1つあります。それはこの薬を使っている期間、冷たいものが歯にしみるようになることです。しみ方は個人差があります。
ですので、11%、16%、21%の濃度のものが用意されており、個人差、状態を観察しながら、必ず濃度の低いものから、徐々に使う時間を長くしながら使用していきます。
もちろん、薬を使うのをやめればしみなくなります。

1週間前

本日
「まだ、1週間ではそんなに効果は見えないですからね。」と、ご説明した上での本日はチェック。
若干白くなっていると思われます。また、少ししみているとのこと。
今日は、写真を撮影し、21%の濃度の薬を4週間分お渡しして、「しみ方がひどくなるようであれば、一度お電話をしてください。」とお話して終了。ここからが本番。ここで、ひどくしみるようになれば一度16%にもどります。
ホワイトニングを行う期間は平均して、6週間程度。それ以上はあまり変化がないことが多いのです。
年始のご予約のとき、少しでもきれいな歯になられていることを祈ります。
posted by maruoka-yoshimitsu at 17:32|
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審美歯科
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