この続き
▼の歯にはクラウン(差し歯)が入っているが状態が悪く、抜歯が必要。
歯ぐきの状態もよくなく、かなり歯の長さが長くなってしまっている。

だがこのまま▼の歯を抜くと周囲の骨が吸収され、結果的に歯ぐきも上がり、最終のブリッジの形が、こんなふうになってしまう。
この写真は、PhotoShopで加工したもの。
これぐらいは2〜3分でできるので、
このようなことには注意が必要。

クラウンを除去したところ。

この根を全て抜かずに、上部のみを周囲の歯ぐきをできるだけ傷つけないように切除する。
奥にはまだ根が残っている。

仮の歯をいれる。
わざとスペースをつくってある。

2週間後
歯ぐきが増殖し、スペースがふさがった。

仮の歯をはずしたところ。

仮の歯の下を削り、さらにスペースを作る。

2週間後
スペースがふさがってきたが、もうこれで増殖の限界である。

抜歯前

増殖した歯ぐきを剥離しそっとどけながら、中の根を取り出す。

コラーゲンをいれ、

縫合する。

仮の歯をあわせる。

抜歯後一週間

抜歯後1ヶ月半経過
やはりどのようにしても抜歯をすると歯ぐきは退縮(ちぢむ)してしまう。
ここで止まった。

この状態で仮の歯をあわせ、患者様に見た目を確認をしていただく。
最終のブリッジをこの形に作ってもよいかシュミレーションをするわけ。
若干横の歯よりは長いが、許容できる範囲にはなった。
まだ見た目を改善したいのなら歯ぐきの移植をする必要があるが、患者様はこれでよいとのことだった。
ということで、次回型を取り、セラミックブリッジを作っていく。
posted by maruoka-yoshimitsu at 14:44|
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審美歯科
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