2010年07月07日

時間、年齢、読書量


これを見ていただきたい。

国民の読書量(2008年版)

最近の若いものは本を読まないというが、確かに19歳以下では全く本を読まない人が47%もいる。
しかし、この年代はネットで文字を読むことが多いということもあると思う。

私が本屋に行って思うのは、確実に年寄りとそれ以外の年代とで分けると、年寄りが圧倒的に少ない。

それはこの統計でも出ている。

60歳以上で、全く本を読まない人は55.5%もいる。

だから、忙しくて本を読む時間がない、少なくとも若い人だけが本を読まない・・・・・・・というのは事実ではない。

  
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2010年06月24日

いったいどういう人たちだろう? いったいどういう人たちなんだろう?

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上海万博:食品の持ち込み制限へ…当局「会場内で売る人いる」

上海国際博覧会(上海万博)当局は、入場者の会場内への食品の持ち込みを制限する方針だ。早ければ19日にも規則を発表するという。会場内に食品を持ち込み、他の入場者に売るケースが目立つからという。チャイナネットが伝えた。

関係者によると、パンなどを大量に持ち込み、他の入場者に売っている人がおり、「見逃しにはできない」という。そうでなくとも、食べきれないほど多くの食品を持ち込む人が多く、食中毒防止のためにも制限を設ける必要があるとの考えだ。
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<上海万博>優先入館後、車椅子からスックと立ち上がる人続出

中国のインターネットで、上海市の最高責任者である共産党同市委員会の兪正声書記あての書状が発表された。同市で開催中の万博で、身体障害者を優遇する入館ルールが悪用されていると主張。「非文明的」な行為を阻止する方策を講じてほしいと訴えた。チャイナネットをはじめ、各メディアが同書状を取り上げた。

筆者によると、書状を書いたのは上海音楽学院の学生。5月20日に万博会場に足を運んだという。人気館には長い行列ができていたが、身体障害者は優先して入館できる規則があった。

まず、違和感を感じたのは、多くのつきそいを伴った、車椅子の“障害者”がいたことという。つきそいは1人までとの規則は無視されていた。車椅子利用者がいることを口実に、一家全員が長い列に並ばずに入館したとみられるという。

さらに驚いたのは、館内で車椅子から立ち上がる“障害者”がいたこと。大股(おおまた)でスタスタと歩き、よい背景がある場所に行って記念写真を撮影していたという。車椅子は万博会場で重宝されており、子どもを眠らせたり、疲れた家族が順番に休憩するためにも使われている。だれが本当に障害者で、本当に車椅子を必要とする高齢者なのか、とても分かる状態ではないという。
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孔子、老子などの偉大な中国の思想家は、キリストの生まれる前の人である。
このような歴史のある国の現代の人々が、いったいどうしたのだろう。

文化大革命時の知識人の弾圧、宗教の否定などなど・・・・・悲しい歴史のせいと考えるが、一度失われた国民のモラルを取り戻すのは難しい。

日本のバブルがはじけたことは無駄ではなかったのかも。


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<上海万博>パビリオンの外壁が無残な姿に、原因は来場者の「触りまくり」

2010年6月23日、上海万博会場では外壁の激しい損傷に悲鳴を上げるパビリオンが続出している。
あまりの珍しさにベタベタ触ったり、取り外して持ち帰ったりする人が後を絶たないためだ。網易万博が伝えた。

特産の天然コルクが外壁を覆うポルトガル館。このコルクを毎日数えきれないほどの来場者がベタベタ触ったり削り取ろうとしたりするため、すでにあちこちがポロポロと砕け散った状態だ。
お椀大にえぐり取られた部分もあり、もはや少しばかりの補修では済まない事態に陥っている。
同館スタッフは「これほど短期間でこのような状態になるとは」とため息交じりに話した。
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<上海万博>消える展示物、溢れるゴミの山…マナー違反が炸裂 

2010年6月15日、展示物をくすねる、吸殻や使用済み紙おむつをポイ捨てする、ショーを見る時も大声を出す。上海万博会場で炸裂するマナー違反行為の数々。
係員がどんなに注意しても、「お願い」の看板を立てても、ほとんど効き目はないようだ。新民網が伝えた。

まずはスウェーデン館。「イケア(IKEA)」の可愛い小物に溢れたキッチンコーナーなどでは、来場者が実際にオシャレな北欧生活を体験できるほか、おもちゃを備えたキッズ向けの休憩エリアまで用意されている。
だが、これが裏目に出たのかキッチン小物やぬいぐるみが頻繁に「行方不明」になるのだとか。
防犯措置は取っていないため、「その都度補充するしかない」と係員はあきらめ顔だ。
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2010年06月23日

サッカーワールドカップ


ワールドカップに関して、私はあまりいいイメージがない。

なぜか?

今から30年近く前、学生時代の記憶。
そのころは、日本人のほとんどはサッカーのワールドカップに興味がなかったと思う。

歯学部の試験は、1回に多い時で15科目ほどある。
大量の暗記、暗記、暗記・・・・・
歯学部と言えば理系だが、試験はほぼ暗記である。

びっくりされるかもしれないが、口頭試問で、助教授が試験範囲の本の1ページをさっと見せて、そのページを伏せる。

「さあ、このページを全部言え。」

こんな口頭試問もあった。

なので日頃勉強していても、1週間から10日ほどの試験中は、ほぼ徹夜で暗記をしないといけない。
試験が終わると3Kgほど痩せる。

で、そんな試験中・・・ちょうど今頃、深夜にワールドカップの中継をやっていた。
疲れてテレビをつけると、全盛期のマラドーナがピッチの上を駆け回っていた。

歯学部は6年なので、2回試験中に中継を見たことになる。

なので、今でも中継を見ていると、あの辛いときのことが思い出される。
一種のトラウマである。

で、今回のワールドカップ。
トラブルが多いですなぁ。

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内紛フランス代表 サルコジ大統領介入も…6月22日 7時11分配信(スポニチアネックス)

フランス代表をめぐる内紛が、国家を巻き込んだ騒動に発展した。フランス代表は20日、FWニコラ・アネルカ(31)の追放処分に抗議して、練習をボイコットするという前代未聞の行動に出た。
事態を重くみたニコラ・サルコジ大統領(55)は現地にいるスポーツ大臣に滞在期間を延長して関係者と話し合うよう指示。波紋はまだまだ広がり続けそうだ。

“アネルカ余波”は、代表と協会の問題だけにとどまらなかった。W杯期間中の練習ボイコットという異常事態を受け、サルコジ大統領が事態の収拾に向け介入。
南アフリカを訪問中のバシュロ・スポーツ大臣に対し、ドメネク監督と選手、同国協会のエスカレット会長と話し合いを持つように命じた。
21日にも会談に臨むバシュロ大臣は地元テレビ局の取材に「国民の憤りを感じている。
威厳と責任を取り戻さないと」と神妙に語った。クシュネル外相は「フランスそのものの戯画。イメージ悪化を早急に回復するよう希望する」と述べた。
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ラテン系の人々は、昔からワールドカップを一大イベントと感じており、結果に狂喜乱舞する。
ちなみにフランス人もラテン系。
気持ちはわからないでもないが、大統領まで出てくるとはいかがなものか?
で、こんな事も・・・


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「ワールドカップ見たさにスト」フィアットCEOが激怒

「ワールドカップ(W杯)見たさに工場従業員がストをした」として、フィアットのセルジオ・マルキオンネCEOが18日、怒りを露わにした。
マルキオンネCEOは、シチリア島テルミニ・イメレーゼ工場の従業員が14日に実施したストライキについて、「本当の目的は、サッカー・ワールドカップのイタリア代表試合を観戦したかったからだ」と発言した。
そのうえで 「前例のない、信じられぬ事態」と非難し、「私たちの仕事を真面目にやろう。そうでなければ、フィアットは見放される」と警告した。
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ほどほどに。



  
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2010年06月17日

車「手放した」13% 都民意識調査


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車「手放した」13% 都民意識調査、維持費に嫌気

6月1日7時56分配信 産経新聞

都は31日、自動車利用に関する都民の意識調査を8年ぶりにまとめた。

車を所有する人の割合は59・3%で前回平成13年度調査の71・2%から11・9ポイント減少した。
前回調査は免許所有者のみが対象だったため単純比較はできないものの、今回調査では13・4%の人が「以前は所有していたが手放した」と回答しており、都民の“車離れ”が進んでいることが明らかになった。

調査は都内居住の20歳以上の男女3千人を対象に戸別訪問で実施した。

車を所有していない人40・7%のうち、「いつかは所有したい」とした人はわずか4・7%にとどまったのに対し、「今後も所有するつもりはない」とした人は20・7%と4倍以上いた。

車の所有をやめた理由別(複数回答可)では、「維持費がかかる」が57%と最多で、「公共交通機関で十分」が44・4%、「自転車を活用する」が19・4%と続いた。
一方、車の所有者に所有する目的を聞いたところ、「買い物や食事」が66・9%でトップ、「遊びや行楽」が65・1%となった。
平日の利用頻度は「ほぼ毎日」が35・2%で最多だった一方、「ほとんど利用しない」も24・7%と2番目に多かった。
所有台数は1台が70・1%、2台が21・7%、3台が5・6%だった。

特定の人々の間で自動車を共同使用するカーシェアリングについて「知っている」とした人が74・9%いたが、「利用したい」と答えた人は14・4%にとどまった。
利用したい理由の1位は「維持費が少ない」(60・9%)。利用しない理由の1位は「車を使う必要がない」(38・2%)だった。
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調査対象が東京都民なので、この結果をもって平均的な日本人の車に対する意識とは言えないが、まあ時代は変わるといったところか。

確かに、東京に住んでいれば車は必要ないだろうなぁ。

私は京都の真ん中あたりに住んでいる。
今年になってもう半年だが、車を運転したのは2〜3回だろう。
主に自転車。
ホテルなどでの会合でも、スーツを着てチャリンコ。
どんな一流ホテルでも、御客様用駐輪場はちゃんとある。

タクシーにもほとんど乗らない。
なんか、とても分不相応の贅沢をしているようで、お尻が落ち着かない。

旅行に行く時も、電車かバス。
車窓からの景色を楽しみたいし、ナビがあるとはいえ、知らない所で迷ったり、駐車場を探してうろうろしなければならないストレスを考えるとこちらがいい。

ちなみに私が車に乗らないのは、運転が嫌いというのが一番の理由なんだが。

BSでオランダの自転車事情の特集をやっていた。
オランダ人は自転車が好き。
そのために自転車専用レーンやいたるところに駐輪場が整備され、とても走りやすそうだった。
これはとても大事なエコ対策だと思う。

そうなっていくと、自動車メーカーが困るなぁ。
でもプジョーとかジープとか、外国のメーカーは自転車を結構作っている。

そのうちに「HONDA」のロゴが入った自転車が世界を席巻する時代が来るかも?

 
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2010年06月15日

「運」というもの


いわゆるコンサルタントとか、スピリチュアル系と言われる人の本を読むと、「運」という言葉がよく出てくる。

「運」はある。
「運」をひきよせる。
「ツイテイル人」とつきあいなさい。

などなど。

管さんの登場のしかたもついていたなぁ。

で、「はやぶさ」帰還や、ワールドカップでの初戦突破などのニュースを聞くと気分は明るくなる。

気分が明るくなると、いろんな事に対して期待値は上昇する。

世論調査でも、参議院選は民主党が勝利しそう。

で、そうなるのだろう。

私も期待はしたい。

どうか、日本がよい方向に進んで行けますように。

 



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2010年06月14日

あの顔を毎日見ずに済むとほっと一安心


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亀井大臣の辞任と株価

民主党も随分強気に出てきましたね。
思想の違う社民党を切り、お金に無頓着な鳩山首相と、お金に汚い小沢幹事長を追いやり、今度は支持率の急回復を受けて国民新党をも切りにかかりました。
多くの国民は今朝のニュースで、やっとあの顔を毎日見ずに済むと、ほっと一安心という方が多いと思いますので、
この辞任は更に支持率を回復させるどころか、高値更新という方向に行くかも知れません。
民主党も随分思い切った行動に出た物です。
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よかった。
そう思っていたのは私だけじゃなかったんだ。(笑)
いい人だとは思うのですがねぇ。

  
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2010年06月08日

呆れた

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田中真紀子氏「クリーンというが洗濯屋じゃない」6月7日14時45分配信 読売新聞

民主党の田中真紀子・元外相は6日、大津市内で講演し、
「政治は夢と理想を実現するツール(道具)。
マニフェスト(政権公約)ばかり言っていたら夢のまま。
新しく首相になった人が『クリーンでいきましょう』と言っているが、洗濯屋じゃないんですから。
クリーンだけど何もできない人がリーダーなんですか」と、菅新首相の姿勢に疑問を呈した。

さらに、「民主党は現実の政治を動かしたことがない。
(過去の)閣僚経験者も数人だけで、(表舞台から)追い出された誰かさんをおいて、人材がいないと思う」と述べ、「小沢外し」と指摘されている新閣僚、党役員人事をけん制した。
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今回の代表選に出馬するように小澤一郎に要請された田中真紀子は、「参議院選のあとなら出馬してもよい」と答えたそうだ。

政治は単なるツールなんだろうか?
ツールであるなら、使う人の思惑や技術でどのように使ってもよいということになる。

医療でもそうだが、公共性がある職業には常に「哲学」「倫理」という言葉が付きまとう。これは切っても切れないもの。

NHKのハーバード白熱教室をよく観る。
講義をするのはハーバード大学、政治哲学のマイケル・サンデル教授。
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Lecture14  契約は契約だ

政治哲学を現代に復活させた、ジョン・ロールズの「正義論」を取り上げる。
ロールズは「無知のヴェール」という概念を考え出した。
それは、誰もお互いに年齢、性別、人種、知性、強さ、社会的地位、富、宗教、そして人生の目的さえも知らない、仮説的な原初状態である。
その「無知のヴェール」の背後で交わされた合意こそが、正義の原則であるとロールズは言う。
一体この「無知のヴェール」は現実世界においてどう考えればいいのだろうか。
サンデル教授は、実際の契約が不公平な結果を生む、ユーモラスな例をいくつか挙げながら、公平な合意とは何かを議論していく。
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人間が哲学を失うと生きる意味を見失う。
物理学が哲学を失った結果が核爆弾。

哲学、正義、倫理を失った総理大臣などとんでもない。
技術だけが自慢なら、政治屋になりなさい。

もう時代がこんな人たちを必要としていないことに気づかれないのだろうか?
この発言を聞けば、あの父親でさえも草場の影で泣いていように。
情けない。

 


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2010年06月04日

雨天の友

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鳩山辞任の真相と画一報道のギャップ

胸騒ぎとでもいうのだろうか。首相補佐官、中山義活は6月1日の夜更け、公邸を訪ねた。

風呂から上がってきた鳩山首相は、中山にこう語ったそうだ。

「長い間ありがとう。私は雨天の友を大切にする。これからも一緒にがんばろう」

逆境のときにも変わらず支えてくれる「雨天の友」中山に、深夜の静寂のなかで、首相は何を伝えたかったのか。

中山は言う。「長いつき合いですから感じるものがありました。ひょっとしたら、と思いました」
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昨夜のニュースでは「情けない」「鳩山政権の失敗」などの言葉がオンパレードだが、はたしてそこまで言わないといけないのだろうか?
確かに、稚拙なところや迷走はあったが、他の人ならもっと上手にやれたのだろうか?


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1日夜に辞意…そのとき平野官房長官は号泣

松井孝治官房副長官は3日午前のフジテレビ番組で、鳩山由紀夫首相が1日夜の小沢一郎民主党幹事長らとの会談直後、官邸の首相執務室に松井氏らを呼び事実上、辞意を伝えていたことを明らかにした。
平野博文官房長官、松野頼久官房副長官が同席しており、平野氏はその場で号泣したという。
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鳩山さんを擁護するわけではないが・・・・・・

この「雨天の友」という言葉が胸に響く。
私はいざというときこう言えるだろうか?
「雨天の友」を大事にしてきただろうか?

とにかくもう済んだことだ。
なんとか日本がいい方向に進んでくれますように。

 
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2010年05月27日

雑味というか・・・・

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「酒悲(しゅひ)」という言葉があるそうだ。

「酒悲(しゅひ)」という言葉があるそうだ。中国文学者でもあった作家の高橋和巳が白楽天の詩を引いて、エッセーに書き残している。「酒に悲しみをまぎらそうとし、かえって酒に悲しみを倍加させてしまう」。そんなありさまをいうらしい。

身に覚えのある方も少なくないだろう。折々の心持ちや飲み方、そして加減ひとつで人をどこにでも導くのが酒というものだ。その罪のほうに目を凝らせばアルコールはなるべく世の片隅に、ということになる。来月の世界保健機関(WHO)の総会で、酒類の販売や広告を規制する指針が採択されそうだという。

店の数を抑えたり安売りや飲み放題を制限したり、指針は様々な手立てを示している。これに各国が縛られるわけではないが影響は広がろう。酒は心身をむしばみ社会に害を及ぼす。医療費が膨らむし、そもそもヨッパライは見苦しい……。規制派の言い分はいちいちもっともだが、少しばかり気が詰まりもする。

人生には酒悲もあれば「酒喜」や「酒楽」もある。料理と酒は切っても切れない。などと唱えても飲んべえの独善と思われそうだから多言は控えておこう。それに、規制というのは受ける側の態度次第でどんどん強まるものだ。もちろん飲酒運転などは言語道断。きれいな一杯二杯を心がけるに越したことはない。
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まさかとは思ったが、

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イギリスの象徴とも言えるパブ。このパブでの風景が来夏から一変しそうだ。

イングランドのパブでの喫煙を全面的に禁止する法案が、14日英下院にて賛成384、反対184の大差で可決された。

上院で可決されると、2007年夏から施行される事になる。パブの他、レストラン、映画館、事務所など全ての公共スペースが対象となり、違反した場合、最高2500ポンド(約50万円)の罰金が科せられる。

英政府が昨年秋に上程したこの法案。
当初政府は、「会員制クラブは例外」、「食事を出さないパブは例外」など免除案も提案した。しかし、与党労働党内で客や従業員の健康のためには全面禁煙が必要との声が高まり、14日の議員による自由投票により、「例外なしの全面禁煙」の可決に至った。
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このニュースには驚いた。イギリスのパブがねぇ。
スコッチと紫煙は切っても切れないように思うのだが。

で、こうなった。
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英イングランドの飲食店や事務所など、屋内公共空間を禁煙にする法律が施行されて7月1日で1年。英メディアによると、この1年でたばこをやめた人は「昨年比22%増の23万4000人」(保健省)に上り、英国では「近年で最も重要な健康促進措置」と評価 れている。
一方、かつては紫煙で満ちていたパブやバーは客足が落ち、閉店に追い込まれる店 が急増するなど、禁煙法は一部で“副作用”も出ている。
ロンドン中心部のパブでは、店の前の路上に飲み物を持ち出し、たばこ片手に飲む人 の姿がこれまで以上に目立つ。
そうした男性客の1人は「飲みながら吸うから(たばこが)うまい。この措置は不満だ」と 訴えたが、保健省高官は「受動喫煙の健康被害が大きく減少した。誰もが健康的な環境を 楽しむ権利がある」と主張する。
英国のたばこ消費量は、1990年は1000億本を超えていたが、昨年は645億本に。
オグデン英たばこ製造者協会会長は、同法には反対しないとしつつも「気兼ねなく喫煙 できる空間もあるべきでは」と訴える。
英ビール・パブ協会によると、昨年閉店したパブは1409店で、06年の216店、05年の 102店から激増。同協会は理由の1つに「禁煙法の影響」を挙げた。
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で、こんなことも起きているらしい。
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British pubs in need of aromatic makeover

イギリスのパブでは、最近の禁煙法案によって店からたばこの煙が消えた代わりに、汗や腐ったビールの匂いが充満し、とんでもないことになっているという。
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健康で長生きはたしかに素晴らしいことだとは思うのだが・・・・
それだけで幸せと言えるかなぁ。

 








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2010年05月21日

口蹄疫・・・する人、言うだけの人#2

口蹄疫・・・する人、言うだけの人#1より続く

高校生のころ「Dr.ヘリオットのおかしな体験」をよく読んだ。
実は私は獣医になりたかった。
ヘリオット先生は、イングランドのヨークシャー地方の片田舎で獣医をされている実在の人物。
その中に、口蹄疫という言葉が出てきた。
この感染が疑われる牛がいて、確かヘリオット先生は血の気が引く思いをされていた。
「へ〜。口蹄疫ってそんなに怖い病気なのか。」
と思った。

イギリスは馬、牛、豚の国である。それも古くからの。
当然、口蹄疫に関する知識や流行した時のノウハウは日本より進んでいる。それでも大流行は起こる。

渦中にいる知事を攻め立てるマスコミ。
原因などの調査追及は後の話だ。

「知事、大変でしょうけど頑張ってください。
私たち報道ができることは何でしょうか?
どのような内容を、畜産農家、県民、国民の皆さんに伝えたらいいのでしょうか?」

なぜこれが言えないのか?

報道も大切な仕事に違いはない。
しかし、自分たちは「言うだけの人」という自覚はどこかで持っていてほしい。
どんな上の立場の人でも、全くミスもせず、全ての知識を網羅して、誰よりも迅速に行える人などいない。

それよりも、あなたはミスをしたことがないのですか?

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フジテレビ、消毒せずに地元住民に取材しトラブルに

フジテレビの取材スタッフが宮崎県の家畜伝染病の口蹄疫を取材する際、消毒をしなかったとして地元住民とトラブルになっていたことが18日、分かった。

フジ広報部によると17日午後、同局スタッフが宮崎市佐土原町の畜産農家で取材を行った。
その際、地元住民から「橋の向こう側(口蹄疫発生場所の川南町)の方から来た人は消毒しなくてはいけない。消毒はしたのか」との指摘を受けたが、スタッフは「橋の向こうには行っていないので消毒はしていない」と話し、消毒場所については「知らない」と答えたという。
感染拡大にナーバスになっている地元住民はフジ側の対応に不信感を抱き、宮崎県議の横田照夫氏もブログで批判している。
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2010年05月20日

口蹄疫・・・する人、言うだけの人#1


宮崎県は口蹄疫で大変だ。
一応リンクはさせておくが、下記の記事は日経ビジネスオンラインの会員登録をしないとみられない。
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口蹄疫、「生き地獄」の現場から

今、川南町は「生き地獄」の状態と言っても過言ではない。

役場の駐車場には「災害支援」という表示をつけた陸上自衛隊の物々しい車両が並んでいる。
全国から集められた獣医師や、県や町、農業関係団体の職員、陸上自衛隊員らが毎朝、集結する。そして、全身白装束の防護服を身にまとい、殺処分や埋設処分の作業へと向かっていく。
こんな光景は、恐らく町民の誰もが見たことのないものだっただろう。

苦悩するこの地域の状況を少しでも多くの人に知ってもらいたい。
そして、日本有数の食糧供給拠点と自負する「川南町」の畜産、農業を応援してもらいたい。
この切なる思いが少しでも伝われば、うれしく思う。

町長以下、町をあげた現場の対策は、今、この瞬間も続いている。

2010年5月17日
宮崎県川南町役場町民課住民係長 河野英樹
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初動に問題があったとか、最初の感染を見逃した獣医がいるとか、いろいろなことが言われている。
ミスがあったのかもしれない、わからなかったのかもしれない、遅かったのかもしれない。
しかし・・・・

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東国原知事、声荒らげ「ケンカ売っているのは…」

「我々は毎日寝ずに話している。(マスコミは)対応が甘かったとか、防疫措置がどうかとかいうが、一生懸命やっている」と時折涙を浮かべ、いら立ちをあらわにした。

記者会見で、今後の防疫について方法や時期を重ねて問われた知事は、顔を紅潮させて「帰ります。ケンカを売っているのはそっちだ」と声を荒らげ、席を立つ場面も。
再び席に戻り、その後の質問に「封じ込めに失敗したとは思っていない。
感染源は多岐にわたり、完璧(かんぺき)なディフェンス(防御)はできない」と強調した。
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1900年以降の感染と流行

1908年、東京府、神奈川県、兵庫県、新潟県で522頭の感染が記録されている。1909年から1999年まで日本での感染の記録はない。
その頃ドイツでは5年間で370万頭感染した。

1914年、アメリカ合衆国ミシガン州を中心に牛、羊、豚が17万頭。被害総額450万ドル。

1924年、アメリカ合衆国カリフォルニア州で、10万9000頭の家畜と2万2000頭の鹿。

1967年10月、イギリスシュロップシャーで報告。被害は44万2000頭、3億7000万ポンド。

1997年3月19日、台湾新竹市で報告。380万頭以上の豚が殺され、69億USドルの被害となった。それまで台湾は豚肉の輸出国だったが、これにより台湾の豚肉産業は崩壊した。

新しいところでは、2001年にイギリスで口蹄疫が流行し、400万頭を越える豚などの動物が処分された。
日本の農林水産省は、イギリスからの豚肉の輸入を一時禁止にした。


口蹄疫・・・する人、言うだけの人#2に続く



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2010年05月13日

江戸もいいもんでしょう

こんな時代である。
もうイケイケの成長は見込めない。
石油も「枯渇する」と言われながらこんなことらしいが、限りはあるはずだ。
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可採年数

可採年数 (R/P) とは、ある年度において埋蔵が確認されている石油のうち、その時点での技術で採掘可能な埋蔵量(R) を、その年度の実際の生産量 (P) で割った値である。この値の意味を誤って解釈し、「石油は後何年でなくなる」などと吹聴するものもいるが明確な誤りである。例えばBP統計によれば、1970年の可採年数は約35年であったが、2005年に石油が枯渇したという事実が存在しないことは明らかである。ちなみに2007年度末の可採年数は41.6年であった。
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あとは地球を大事にしながら、どうソフトランディングするかの問題だろう。
最近江戸時代を舞台にした小説をよく読むようになった。→「銀しゃり」
考えれば不思議な時代である。

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ロドリゴ・デ・ビベロによって1609年ごろに15万人と伝えられた江戸の人口は、18世紀初頭には100万人を超え、世界一ないしはそれに匹敵する規模であったと推定されている。
成人男性の識字率も幕末には70%を超え、同時期のロンドン(20%)、パリ(10%未満)を遥かに凌ぎ、ロシア人革命家メーチニコフや、トロイア遺跡を発見したドイツ人のシュリーマンらが、驚きを以って書いている。
また、武士だけではなく農民も和歌を嗜んだと言われており、その背景には寺子屋の普及があったと考えられている。その様に世界的に見れば極めて高い水準であると言うことができる。
しかし、識字率100%の武士階級の人口が多いため、識字率がかさ上げされているのも間違いなく、当時、地方での識字率は20%程度だったと推定されている(それでも、世界的に見て高水準である)。
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当然のごとく鎖国であったので食糧自給率はほぼ100%、そして知的水準も高く、文化的にも豊かであった。→「天地明察」

やはり不思議な時代であったと思わざるをえない。

「未来のための江戸学」の著者の田中優子さんが、こんなことを書かれている。

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【ちょっと江戸まで】法政大学教授・田中優子 今こそ「縮小の時代」を

10月1日に拙著『未来のための江戸学』(小学館)を刊行した。江戸時代を知ることにどういう意味があるのか、私たちの近現代は何を乗り越えたのか、あるいは何を克服しそこなったのか、とりわけ、何を捨て何を失ったのか−私は江戸文化を研究しながら、その問いを持ち続けている。この本はそれらの問いに対する、今の時点での答えのひとつとして書いた。

過去の時代を知る面白さは、異なる価値観や美意識や奇妙な人間たちに出会う驚きの連続で、終わらない旅のようなものだ。戦後生まれの私にとって江戸時代は、どれだけ研究しても驚愕(きょうがく)の異文化なのだ。



江戸時代には、未来につなげたい考え方がいくつかある。そのひとつは「持続可能な豊かさ」である。「経済」という言葉が「経世済民」の意味であることはすでにこの欄で書いた。その経済の理念を実現すべく、必要を満たしながらも配慮と節度をもって使いさえすれば、自然は永遠に持続可能な豊かさの源泉だった。質素倹約こそ、豊かさの基本なのである。貪欲と浪費はたちまち「貧しさ」に直結する。私たちの時代は、貧しさの直前まで来ている。

もうひとつ未来につなげたいことは「因果関係」への鋭敏さである。今自分がおこなっていることや日々の生き方は、数年後数十年後にどういう結果となって現れるのだろうか。今が過去の結果であり、同時に未来の原因であるとすれば、今日をどのように生きるべきか。そういうことに意識的であれば、なりふりかまわぬ競争はできなくなり、勝ち負けはどうでもよくなる。大事なのは生き方だからだ。だからこそ、江戸時代は明治になって否定されたのだろう。

江戸時代とは、拡大主義の戦国時代を乗り越えるために出現した「縮小の時代」であった。社会を縮小しながらうまく治める方法こそ、今の私たちに必要なものだ。縮小社会には、それに合った技術や循環システムや仕事がある。『未来のための江戸学』は、それを発見するために書いた本である。
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「歴史は繰り返す。」
「賢者は歴史から学ぶ。」

幕末の光景、敗戦直後の光景は似ている。
それを過ぎてバブルに踊り、景気が回復しないからと言って世界から少し馬鹿にされている日本。→中国から見た日本「日本が競争力を失っていった過程とは」

国債での借金は先進国の中でも突出しているが、まだ国としてのデフォルトの心配はない。
外国が保有する日本国債は6.1%(2009年6月)。後は国内の金融機関や個人が保有している。
つまり、日本の借金は国民の金でほぼまかなわれれいるということだ。
なので、アメリカなんぞにそうとやかく言われる筋合いはない。

江戸期が成熟したころ、今と同じように幕府も藩も借金だらけだった。
それでもつつましやかに日本は成り立っていたのだ。

「質素倹約こそ、豊かさの基本なのである。貪欲と浪費はたちまち「貧しさ」に直結する。私たちの時代は、貧しさの直前まで来ている。」

貿易で得た利益で確かに日本は豊かになってきた。
しかしそれで失ったものもあるはずだ。
貧しさの直前まで来ている日本人は、幸せとはなにか?ということをよく考えてみる必要があるのだろう。

 

 




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2010年05月11日

普天間とトヨタ

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米当局、トヨタを不具合報告遅れの疑いで調査
5月11日8時22分配信 ロイター

[ワシントン 10日 ロイター] 米道路交通安全局(NHTSA)は10日、ピックアップトラックのリコールについてトヨタ自動車<7203.T><TM.N>が米国で迅速に届けなかった可能性について、調査を開始すると発表した。
NHTSAによると、トヨタは2004年、日本でピックアップトラックのハイラックスを舵取り装置の不具合によりリコールしたが、日本国内での販売車だけの問題で、米国で苦情はないと当局に報告していた。しかし05年にNHTSAに対し、一部の米国車種に問題があるとしてリコールを届け出ていた。
先週になって、日本でのリコール前に米国で顧客からの苦情が届いていたことが明らかになったという。米国の法律では、不具合を発見してから5日以内に当局に届け出ることが義務付けられている。
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普天間の問題がごたごたするたびに、このニュースニュースが出るように感じるのだが、考えすぎだろうか?

 
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2010年05月06日

危機か?

普天間の問題も、ギリシャを始めとするEUの問題も危機だが、一番身近な危機はこれじゃないだろうか?
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金総書記、欧州に3600億円
【ソウル時事】英紙デーリー・テレグラフ(電子版)は2010年3月15日までに、北朝鮮の金正日労働党総書記が、国外逃避を余儀なくされた場合でも、ぜいたくな生活が続けられるよう欧州の銀行の秘密口座に40億ドル(約3600億円)の「緊急資金」を保有していると報じた。

資金は核・ミサイル技術の売却や麻薬取引、保険金詐欺、外貨偽造などで得た利益という。韓国の情報当局者は同紙に対し、「北朝鮮住民がこの資金の存在を知れば、政権に対して蜂起する可能性がある」と話している。
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一国を勝手にしている指導者が3600億円かとも思うが、そこは北朝鮮なんだろう。
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金総書記、精神的に不安定?
【ソウル時事】韓国の対北朝鮮ラジオ「開かれた北朝鮮放送」は2010年3月15日付のニュースレターで、北朝鮮の金正日労働党総書記が出席して6日に開かれた2.8ビナロン連合企業所(咸鏡南道)の工場完工を祝う10万人規模の大衆大会は、後継者に内定したとされる三男ジョンウン氏が組織したと伝えた。精神的に不安定な金総書記を鼓舞する狙いだったとしている。

金総書記は最近、体制維持や軍需に投じる資金の逼迫(ひっぱく)で大きなストレスを受けている。特に経済状況が厳しいとの報告を受ける際には激しい神経症状を見せるという。
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さすがにもうアカンということか。
でも、中国は北朝鮮に崩壊してもらってはとても困る・・・・・・これは世界中が分かっていることだから、
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金総書記が北京入り=中国主席と会談へ−6カ国協議再開が焦点
【北京時事】4年ぶりに中国を訪れている北朝鮮の金正日労働党総書記が5日午後、北京入りした。同日夜か6日に胡錦濤国家主席との首脳会談に臨む。核問題をめぐる6カ国協議再開に向けて金総書記がどう言及するかが最大の焦点だ。

金総書記の胡主席との会談は2006年1月以来。首脳会談では中朝の伝統的友好関係を確認し、経済協力強化で合意するほか、中国による対北朝鮮支援策が協議される見通し。北朝鮮関与説が強まる韓国哨戒艦沈没事件も議題に上るとみられる。 
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多分、6カ国協議再開を餌にして、「お金ちょうだい」となるのだろう。
中国も応じないわけにはいかない。
しかし、これもある。

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哨戒艦沈没、強まる北関与説
韓国メディアでは北朝鮮による魚雷攻撃を疑う報道が過熱している。中央日報は「(1200トン級の)哨戒艦を真っ二つにできる魚雷を搭載できる潜水艦は北朝鮮の『サメ級』(300トン)」との専門家の見方を伝えた。

同紙によると、韓国政府は柳明桓外交通商相を中心に、北朝鮮による攻撃との結論が出た場合に備えた対応策の検討を始めた。一部から軍事的報復論も挙がっているが、時間が経過し、正当防衛に当たらないため困難との見方が支配的で、国連安保理の制裁決議を追求する案が有力だという。

これまでに行方不明者46人中38人の遺体が収容された。多くが20代前半の若い兵士で、3月26日の発生から3週間以上たった現在も韓国社会は悲しみに包まれている。対応次第では批判が一気に高まりかねず、6月に統一地方選を控えた李明博大統領は難しいかじ取りを迫られている。
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どこもトップは大変だ。

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ダライ・ラマ 病める日本にメッセージ 

さらに生き方を見失った人々には「恥と自殺を考えるなら、恥を選んだ方がいい。物ごいになっても、それは恥ではない。失敗しても自ら命を絶つ理由などない」とのメッセージを送った。

ダライ・ラマが中国から亡命して今年で52年目。自身が自殺を考えたことがあるかとの質問に対し「最高機密」とユーモアをまじえつつ「自殺を考えても誰にも言わない」と最高指導者としての苦悩もにじませた。
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2010年04月28日

「脳トレ」効果に疑問

私は「トリビア」と「脳トレ」は嫌いである。

他人に自慢するためだけのような断片的な知識など、実際にはほとんど役に立たない。
まあ、知識というのもが役に立たないと価値がないという考えにも違和感は覚えるが。
あるテーマなり、人物なり、出来事について系統的に勉強をして、それに付随して瑣末な知識をおつまみ的に得ることは多少の面白みはあるだろう。

ネンテンドーの「脳トレ」をCMで見たが、あれで脳のトレーニングができるはずもなく、買う人の気がしれない。

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「脳トレ」効果に疑問…英で1万人実験4月21日12時34分配信 読売新聞

コンピューターを利用した脳トレーニング(脳トレ)は、健康な人の思考力や記憶などの認知機能を高める効果は期待できないことが、ロンドン大学などの1万人以上を対象にした実験で分かった。

脳トレは世界的ブームになっているが、大規模な検証はほとんどなかった。英科学誌ネイチャーで21日発表した。

18〜60歳の健康な1万1430人を三つのグループに分け、英国で販売しているコンピューターゲームをもとにした脳トレを1日10分、週3日以上、6週間続けてもらい効果を調べた。

最初のグループは積み木崩しなどを使った論理的思考力や問題解決能力を高めるゲーム、もう一つのグループはジグソーパズルなどを使った短期記憶や視空間認知力を高めるゲームをした。
残り一つは、脳トレとは無関係のゲームを行った。
その結果、脳トレを続けたグループでは、ゲームの成績は向上したが、論理的思考力や短期記憶を調べた認知テストの成績はほとんど向上せず、3グループ間で差がなかった。
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ゲーム機で脳トレをすれば、反応は早くなり成績が上がるが、それはゲームとしての成績が上がるだけで、実際には脳のトレーニングにはなっていないということ。

それでもあなたは買いますか?

 

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2010年04月27日

医療者に嘘をついた経験「ある」が28%

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医療者に嘘をついた経験「ある」が28%

症状を実際より軽く申告したり、喫煙している事実を隠したりするなど、医療者に嘘をついた経験がある人が全体の28%に上ることが、病院検索サイトを運営する「QLife(キューライフ)」(本社=東京都世田谷区)の調べで明らかになった。
このうち、嘘が医療者にばれたのは12%だった。


それによると、医療者に嘘をついたことがあるかとの質問に、「ある」としたのは28%。男女別では、女性が34%で、男性の22%を12ポイント上回った。また、年齢別に見ると、「30代」「50代」が共に30%、「40代」が29%だったのに対し、「20代」「60・70代」はそれぞれ21%、19%で、約10ポイントの開きがあった。

嘘の内容を見ると、「症状」「服薬状況」が共に24%で最も多く、以下は「生活習慣」(12%)、「数値(体重・体温等)」(10%)と続いた。
同社によると、男女別に見た場合、男性は「症状を実際より軽く(または重く)申告する」「喫煙を隠す」が多く、女性は「服薬指示違反」「食事内容の偽り」「体重を軽く申告」が多かった。
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やれやれ。
FOXのドラマのDr.Houseの口癖は

「患者は嘘をつく。」

である。
アメリカの場合は麻薬とかダイエット薬などを「やってない」と嘘をつくことが多いので、日本人の患者の嘘はかわいいものかもしれない。

けれど。これは医療従事者として大変困ることなのです。

私もこんなことがあった。

ある日高齢の患者さんが来られた。
前歯の2本のセラミッククラウンの先端が欠けてしまっている。
3年ほどまえに、私が治療した歯だった。

「どんな状況で割れましたか?」
「べつに、普通にご飯食べていて割れました。」
「・・・・」

まあ、絶対にそんなことはあり得ないとは言えないが、なにかおかしい。
ふとその方の右手をみると、手首のあたりに包帯を巻いておられる。

ははぁ・・・・

「その手はどうされました?」
「えっ。あのぅ。ちょっと階段で転んで・・・・・手を強く・・・」

最後のご返事は、うつむいてか細い声。
なるほど。
階段で転んで、角に前歯をぶつけたのだろう。
修理は簡単にできるので、そんな嘘はついていただかなくてもよいのに。

それよりも問題は、単純にセラミックが割れた場合と、何かに強くぶつけて割れた場合は対処の方法が違うということ。
強くぶつけた場合は、クラウンの内部の歯や歯の根が割れていないかを調べないといけない。

どうか正直に言ってください。

それより、やはり男性より女性のほうが嘘をつくことが多く、体重をごまかすというのが・・・・・・

 




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2010年04月06日

大魔神蘇る


私が小学校のころ、大映で「大魔神」シリーズという映画があった。
「ガメラ」と同世代。
これがドラマで復活するらしい。大魔神カノン

お山とか、湖の島の祠に古墳時代の埴輪の武人の姿をした神様が祭られており、村人の信仰の対象になっている。
祭られているときのお顔は穏やかな埴輪の顔をしている。

そこに悪代官とか武将が登場し、村人たちを虐げる。
村人たちは、
「こんな非道なことは、お山の神様がお許しにはならない。」
と武人に祈る。

抵抗する村人の心の拠り所が武人の神様であることを知った悪代官達は、武人の像を爆破したり、額に大きな鉄の杭を打ち込む。
するとお山が崩れ、武人の像が動き出す。
両手の拳を合わせ、それを顔の前で下から上へ動かすと、穏やかだった神様の顔がこんな顔になり、



悪代官達を退治する。

今でも時々再放送をしているので、私は見てしまう。
40年ほど前の映画なのだが、今でも十分に鑑賞に耐えると思う。

面白いというより、日本古来の「因果応報」・・・・「悪いことをすると神様は見ていなさる」とか「勧善懲悪」・・・・「悪は必ずほろびて、善人は報われる」の考えが心地よい。
日本のオタク文化も海外にまで知られるようになり、「Gツアー」と言って、秋葉原やゴジラの映画に出てきた(ゴジラに壊される)建築物を見て回る外人向けのツアーもあるらしいが、こんな映画も観て欲しいものだ。

まあ、なぜ埴輪の武人が神様なのか?という疑問はあるのだが・・・

 


 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 丸岡私見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月29日

レスキューインク#4

レスキューインク#3より続く

で、幼児虐待のケースで一番難しいのは、疑いや通報があっても児童相談所などの公的な機関が、思い切った手段をとれないことらしい。
レスキューインク#3のケースでも、祖母は虐待を疑い児童相談所に連絡をしていたらしいが、積極的に保護できなくて最悪の事態に至ってしまった。
やはり「法律」の限界。

そこで、チャイルドレスキューインクはどうだろう?
近所や親戚から虐待の疑いがあると通報があったら・・・・・・


こんなオッサンたちが駆け付ける!
「やあ。お宅の子供さんが虐待されてるって通報があったんだ。
 ちょっと、会わせてくれるかい?」

なかなか日本では難しいか?
それでは・・・・・・

大阪のおばちゃんが駆け付ける。



「あんた。あんたとこの子が虐待されてるんちゃうかって通報があったんやけど、
 まさかそんなことしとらへんやろな?」
「ちょっと、あんたの子供に会わせてくれへん?」
「ボク、名前なんて言うん?」
「そう、○○ちゃんて言うん。カワイイなぁ。」
「○○ちゃん、ちょっとごめんな。お腹見せてな。」
「これなに?ここにアザがあるやないの!」
「こっち見てみ。背中のこの傷もおかしいで。」
「あんたら!どーもおかしいで。普通こんないっぱいアザやら傷やらつかへんで。」
「そーやそーや。絶対おかしいわぁ。」
「あんた。やっぱり虐待しとるんとちゃうん?」
「そんなんやったら、許さへんで。」
「とりあえず今日のところは帰るけど、また様子見にくるしな。」

これに太刀打ちできるだろうか?
決しておばちゃんをダシに茶化しているのではなく、真面目に考えている。
近所の関係が希薄になっている社会的背景にも問題があるのだから。

posted by maruoka-yoshimitsu at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 丸岡私見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月26日

心の変容に関する八詩頌(ゲシェ・ランティ・タンパ)

 
ブログ休暇中に読んだ本の一節

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如意珠にも勝る
生きとし行けるもの総ての幸せのために
至高の目的を達成しようという決意をもって
どうか、私がいつも衆生を大切にできますように

誰と接しようと自分を最低と思えますように
そして、心底
他者を自分に勝ったものとして敬えますように

一切の行為について己の心を深く探り
心の葛藤が生じ
己と他人を傷つけようとするやいなや
断固としてそれに立ち向かい、行く手を阻めますように

不愉快な性格の人、邪な思いや不幸に悩まされている人に出会った時
その貴重さのゆえに
あたかも宝石でも見つけたかのように
その人を大切にできますように

他人が嫉妬から
私を罵り、中傷、侮蔑し、ひどい目にあわせても
あえて敗者となり
他人に勝ちを譲れますように

私が助けてやったり
大きな期待を寄せた人間が
私をひどい目にあわせたとしても
なおもその人を大切な師として敬えますように

かいつまんでいえば、じかにであろうと、間接的にであろうと
私の母なる存在(衆生)に益と幸せをもたらせますように
そして、母なる衆生の全ての痛みと苦しみを
黙ってわが身に引き受けられますように

願わくば、この総ての行が
世俗の八つの思惑に汚されることなく成就し
また、願わくは、一切は幻の如きものと見定め
執着を離れ、束縛から解き放たれますように

ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ著「幸福になる心」より
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自宅の近所に佛光寺(ぶっこうじ)という大きなお寺があります。
大みそかには、佛光寺の除夜の鐘を聞きながら眠りにつきます。
病院の北側の通りは「仏光寺通り」といいます。
昔は近所の子供たちは勝手に本堂に上がって遊んでいたとのこと。

いろいろ考えることがあるときは本堂の阿弥陀さまに向かい合います。
午前7時から御勤めが始まりますので、ある日のこと、本堂が開く6時40分ごろに行って坐っていたところ、阿弥陀さまの前の欄間にかかっている大きな額に目がいきました。
それまで何度か見ていたはずなのですが、なぜかその日は心にしみました。
そこには、

   真見

と書かれていました。

忙しさや雑事に追われてばかりいる心・・・・・・本当はどうあらねばならないか?
悟ったなんてとても言えませんが、「生きる」ということを何か少し掴めた気がしました。

 

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 丸岡私見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月23日

レスキューインク#3

レスキューインク#2より続く

こんなニュースは本当に悲しい。
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小1虐待死:心のSOS届かず 父かばい気丈に振る舞い

東京都江戸川区の小学1年、岡本海渡君(7)が両親から暴行を受け死亡した事件。3日で発生から10日たつが、傷害致死容疑で送検された両親は警視庁の調べに「ご飯を食べるのが遅いので、しつけのためにやった」と供述し続けている。昨夏ごろから日常的に暴力を振るわれ、体にたくさんの傷を負いながらも気丈に振る舞っていた海渡君。SOSのシグナルは周辺や行政には届かなかった。

先月28日、千葉市中央区の斎場から祖母のすすり泣く声が漏れた。15人ほどの参列者に見送られた海渡君。ひつぎの傍らには、洋服や海渡君が小学校で大切に育てていた植物の鉢が置かれていた。

母千草容疑者(22)は15歳で海渡君を産み、千葉市内の飲食店に勤務していた時、客だった継父の健二容疑者(31)と知り合う。海渡君を市内の実家に預け、3〜4年前から健二容疑者の住む江戸川区東松本のアパート2階で同居し、昨年2月に結婚。小学校入学を機に海渡君をアパートに呼び寄せた。

実父を知らない海渡君にとって、健二容疑者は初めてのパパだった。近所の人は、健二容疑者とキャッチボールしたり、家族3人で自転車の練習をする姿を見て「仲の良い家族だな」と感じていた。

 幸せに見えた家庭から海渡君の悲鳴が聞こえるようになったのは昨年夏ごろ。「このやろう」という怒声。「ごめんなさい」「やめて」と泣き叫ぶ声。ドスンという大きな物音もするようになった。

「パパにぶたれた。ママは見ていて何も言わない」。昨年9月、治療に行った歯科医院で顔や太もものあざの理由を聞かれ、海渡君は医師に打ち明けた。医師は区のこども家庭支援センターに通報。区からの連絡で、家庭訪問をした校長らは「二度と殴らない」という健二容疑者の言葉を信じた。

海渡君は9月以降、85日ある出席日数のうち31日間を欠席していた。昨年12月にも度々、担任教諭が家を訪ねたが、海渡君には会えなかった。虐待の実態を誰もつかめず、幼い命を救えなかった。連携不足を指摘された国や都、区はようやく再発防止に動き出した。

警視庁小岩署によると、遺体にはあざのほかにも、熱した金属を押しつけられてできたようなやけどの跡も多数あった。事件の2日前、近所の住民が「お父さんにいじめられてないか」と声をかけた。海渡君は「いじめられてないよ。悪いことをしたら怒られるけど」と答え、健二容疑者をかばったという。
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アメリカでは、医師や歯科医師が、虐待が疑われる子供を診察した時には通報しなければならず、またそれが勘違いであったとしても罪に問われることはないという法律がある。

日本でも
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「児童虐待の防止等に関する法律」は、児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所もしくは児童相談所または児童委員を介して「通告」しなければならないとしています(6条)。
 よって、虐待を受けているという確信まではなく、「もしかしたら虐待かな...」と思う程度であっても、市町村の児童福祉課や福祉事務所、児童相談所に通告する義務があるのです。
 通告の義務というと重苦しい雰囲気がありますが、匿名で連絡することもできますし、名前を名乗ったとしても、通告者の情報は、相談先の関係者以外には知られないことになっています。
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この法律があるが、なぜ悲しいニュースが無くならないのだろうか?
とくに今回は私と同じ歯科医師が関係しているので、よけいにやりきれない。
幸い、私は虐待が疑われるようなケースを扱ったことはないが、もしそうなったらどうするだろう?

私がよく言うのは「すべては準備」ということ。
怪しいケースには早め早めの予防策が大事なのではないだろうか?
虫歯に関してもも、どんなよい治療より虫歯にしない予防策に優るものはない。

レスキューインク#4に続く

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 丸岡私見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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