2008年12月03日

開窓術



▼の粘膜の下に、糸切り歯がある。
なかなかはえてこられない。


抜けない乳歯を抜歯をし、粘膜を切開して頭を出してやる。
これを開窓術という。

 
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2008年02月21日

永久歯が後ろからはえてきた


   
下の前歯はよくこんなはえ方をする。

   
当然、邪魔になっている乳歯は抜歯しないといけない。

   
抜歯後。
現在、永久歯は後ろにあるが、舌で押されて徐々に前方に移動する。
なので、このような場合ほとんど心配はいらない。

   
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2007年08月17日

血が止まらない 最終版


この【血が止まらない】の最終結果

こんなこともあったが、無事3ヶ月経過。
異常は起こさなかった。


問題はないように思われる。


レントゲンを撮ってみた。
今のところ異常はないが、神経が生きているかどうかはこれからの判定。


固定してあったワイヤーを除去したところ。
すっきりしたろう。


3ヶ月お世話になったワイヤー。
バイバイ!
よかったね。

 
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2007年05月17日

血が止まらない#3

血が止まらない#2より続く


この状態を固定して、


一週間後。
炎症は無く、無事に経過している。
うまくいっていない場合は、歯ぐきの色が悪くなっていたり、腫れたりしているのですぐにわかる。
後は神経が復活してくれるのを祈るばかり。

 
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2007年05月16日

血が止まらない#2

血が止まらない#1より続く。


とりあえず固定をすることが第一。
この前歯の形に合わせて、矯正用のワイヤーを曲げる。


こんな形になる。


ワイヤーを接着剤で貼り付ける。
歯が骨の穴から浮き上がっているので、しっかり押さえて固定をしなければくっつかない。
この状態で10分ほど。
指がだるい。結構ツライ。


終わった。


もとに戻れば出血は止まる。

血が止まらない#3に続く

 

 
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2007年05月15日

血が止まらない#1

近所の小学校の養護教員の方から電話。

「学校で生徒同士がぶつかって、前歯を打ちました。
 相手は顔です。
 出血が止まりません。
 その生徒は先生のかかりつけの○○□□君です。
 どうしたらいいでしょうか?」
「すぐに来てください。」

電話で状況を聞いても仕方ないので、こう言う。
出血が止まらない? うーん。

でスタッフに指示し、診療台を空けて待つ。

が、なかなか来ない。歩いて10分ぐらいのはずなんだが。

来た。
教頭先生も一緒。


「出血が止まらない」だったので、かなり心配していたが外傷はそうたいしたことはない。
よかった。
でも事故後1時間以上経っているのに、確かに口の中から出血をしている。
まず出血部位の特定から。


洗浄してよく見ると、出血は歯の周りから。
拭いても拭いても、歯と歯ぐきの境目の溝の中から、湧き出すように出血してくる。
なぜこんなことが起こるのか?

この歯は抜けている。
歯は骨の穴に埋まっているが、これは関節の一種とみなされる。
だから、こういうケースは完全脱臼と言う。

今回のケースは、完全に飛び出してはいないが、ちょっと指で引っ張れば抜けてしまう。
こういう状態を不完全脱臼とか亜脱臼と言う。
まあ、固定をしてやれば元に戻るのだろうが、厄介なのはこの子の年齢。
これがまた出血が止まらない理由でもある。

 
左はこの子の前歯のレントゲン。
▼の歯が亜脱臼している歯。

右は成人の同じ部位の前歯
歯の根の先の感じが違うのがわかりますでしょうか?

歯ははえながら、またはえた後もゆっくりと根が成長を続ける。
成長途中の歯は、中に入っている神経が通る管(歯の中心の黒い部分)も太い。
そして根の先の管の穴も大きい。
成人になると小さくなって行く。
この子の根はまだ成長が終わっていない。

神経と言っても、一緒に血管も通っているので、打撲により根の先の血管が切れその出血が続いたと思われる。
上記の理由で血管も太いので出血が多いわけだ。

一番の問題は、この歯の神経がもし死んでしまえば、この歯の根はもう成長できないことになる。
これは困る。
ので、もしそうであれば、あとあといろんな治療をする必要がある。
が、今はとりあえず出血を止め、この歯が抜けないようにしないといけない。

血が止まらない#2に続く

  
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2007年04月18日

乳歯の抜歯07.4.18

 
このエントリーのその後。

このエントリーはこのブログを始めた当初のものです。
時間の経つのは早いものですね。
まだこのころはブログに慣れておらず、四苦八苦の毎日でした。
さて今回は・・・


もう一人で病院にやってきます。
「乳歯を抜いてください。」

「イッタイデー」
「えーっ!」
「ウソウソ。びっくりした〜?」
「うん。ちょっと。」
もう、こんな会話(?)から始まります。


抜きました。


抜いた乳歯。

開業当初、お母さんと一緒に来ていた娘さんが、結婚をされ子供さんが出来たという話もちらちらあり・・・・・
年を感じてます。
あー。腰が痛い。背中が痛い。休みたい。(笑)
いやいや、こんなことを言っていてはダメですね。
忙しいうちが華かと。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 小児歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月15日

乳歯のチェックも時々してください

今日は大変寒い朝です。
私は土曜日に遅ればせながらインフルエンザの予防接種をしました。
そのせいか、今日は鼻の奥が少しムズムズします。
風邪じゃないといいのですが。
私が一番辛いのはやはり「風邪」。
なんといっても休めませんから。

さて、今日は乳歯について。


永久歯がはえてきましたが、乳歯が抜けません。


抜歯をします。


抜いた乳歯。


永久歯がとんでもないところからはえてきました。


抜歯をします。


抜いた乳歯。

特に2例目の写真は、このまま放置して大丈夫?と思われるかも知れませんが、まず100%の確率で永久歯は正しい位置にはえてきますから心配はありません。
でも、処置が遅れるとやはりはえる位置がずれたりしますので、乳歯が生え変わる時期には時々お子さんのお口の中をチェックするようにしてください。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 小児歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月13日

永久歯が横から


乳歯がなかなか抜けないので、▼のところから永久歯が顔を出し始めた。


乳歯を抜歯してやる。
永久歯が乳歯の下に待機している。


抜歯した乳歯の裏側。
永久歯がはえてくると、乳歯の根はこのように吸収される。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 小児歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月06日

お母さん!乳歯のチェックも定期的に#1

 
乳歯が永久歯に生え変わる6歳以降は、虫歯がなくとも定期的にお子さんのお口の中をチェックしてください。
それは永久歯への交換がうまくいっているかのチェックです。


▼の乳歯が抜けずに、位置がおかしい。


その裏側を見ると、真下から生えてくるはずの永久歯がこんなところから(▼)


抜歯をした乳歯。
根はもうほとんど吸収されている。
(乳歯はその下の永久歯が生えてくることによって根が吸収され、グラグラになり抜けていく)


永久歯が舌の側に倒れているのがよくわかるが、両隣の歯とのスペースさえあれば舌の圧力で正しい位置に戻っていく。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 小児歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月06日

もう少し


8歳
反対側の同じ位置の歯はもう半分ほど出てきているのに、こちら側はまだ顔を出さない。
こういう場合はそろえてやらないと、バランスが悪くなる。


少し歯ぐきを切ると、すぐに歯にあたる。
本当に皮一枚が破れないという感じ。


1週間後。
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2005年02月25日

小児治療の原則


本日で治療が終了。

最初来た時は泣き喚いていた。
お母さんも、
「この子はいつもこうなんです。
治療できるかどうか?」
といいながら、結構きつく叱っておられた。

「治療が怖くてイヤなのは当たり前です。
大人でもそうでしょ?
そんなにきつく叱らないで。
それでは子供の逃げ場がなくなります。」
と言った記憶がある。

当院での小児治療の原則は、
1.診療室に入るのは子供だけ
2.泣いている間は治療をしない。必ず泣き止んでから。
3.手や足、体を抑えない。自分で我慢することを学習させる。
書いてしまえばこの3点だけ。

もちろんそう容易くはない。
泣き止むまで、言って聞かせる。
あまり泣き声が大きいときは、スタッフルームに連れて行き一対一でお話合いをする。
最初が大事なので、第1回目の治療時には一人で診療用チェアーに座れるところまで必ずやる。
そうしないと、2回目もただ泣くだけになってしまう。

虫歯になっていること。
このままだと、もっと痛くなって、ご飯が食べられなくなること。
いくら泣いても、かまわない。でも泣き止むまでは絶対に帰れない。
今日は、泣き止んで、一人で診療室に行ってイスに座ること。
そして、先生に口の中を見せること。
これができれば今日はすぐに帰れる。

このことを、なだめたりすかしたり、厳しく優しく、とにかく繰り返す。
それができると、少し誉める。それで当たり前という感じで。

このスタッフルームでの会談は子供と2人だけでやるので、スタッフは何が起こっているのかわからない。
ギャーギャー泣いていた子供が30分ほどすると出てきて、自分で診療イスに座りに行く光景がとても不思議だったようだ。
「先生。中で何してるんやろう。」
「ええクスリがあるんや。それ飲ませると一発でおとなしゅうなる。」
もちろん冗談だが、半ば信じられていたときもあった。

もちろん、約束は必ず守る。
「口開けたぞ。チャンスや!ごまかしてやってしまえ!」
というようなことは決してしない。
そして、次回の治療についてきちんと説明してやる。
「できるな?」
「うん。ヒック。ヒック。痛い?」
「痛かったら麻酔するから。」
「注射?」
「そう。」
「痛いよー。」
「最初だけチクッとするけど、大丈夫だよ。」

ここで大事なのは決してウソを言わないということ。
痛いときは、「ちょっと痛いよ。」「チクッとするよ。」と必ず言ってやる。
痛いのに、「痛くないよ。」と言えば、次から子供は私を信用しなくなる。
また何も言わずに痛みを伴う処置をすれば。子供はいつ痛くなるのか?と身構えてしまう。

よく待合室でお母さんがこう言っている。
「先生、何にもしはらへんから。」
「痛くないから。」
このときは、必ずお母さんに注意をする。
「今日は本当に何もしなくていいんですか?(笑)
痛くないからといわれて連れてこられて、痛かったら、子供は私のことを信用しなくなるんですよ。
『がんばろうね。』とだけ言って連れてきてください。
あとは私が全責任を持ちます。」

最後に大事なことは、赤ちゃんと子供の境目を判断してやるということ。
子供は聞き分ける。
赤ちゃんには理屈は通じない。
理屈の通じない赤ちゃんに一対一で理屈をいっても、それはいたずらに恐怖感を与えているにすぎない。
そう感じたら、私はすぐにやめる。
「〜ちゃんは、まだ理屈がわかりません。
これ以上やったら、歯医者の前を通るだけで泣くようになって、歯ブラシを見ただけで逃げ出すようになるかもしれません。
一番大事なことは永久歯をよい状態で保つことです。いま無理をして歯医者嫌いにすることはよいことではありません。
まだ痛みもないようですし、あと3ヶ月ほど待ちましょう。」
この境界は、発達の早い子でも3歳2〜3ヶ月だと思う。

まあ、何でもシンプルで根拠のある原則と根気が大事ということでしょうか。
今日この子が実感したであろう達成感はきっと何かの役に立つだろうし、帰りがけに小さい頭をちょこんと下げて「先生。ありがとうございました。」と言って帰った。


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2005年01月31日

ぶつけた

10歳。学校の階段で転んで、●の歯を階段の角にぶつけた。
レントゲンでは外傷はないように思われるが、「触ると痛い」。

脱臼の恐れもあるため、念のため固定をする。

歯の表面の凸凹にあわせてワイヤーを曲げ、

接着剤で固定をする。
posted by maruoka-yoshimitsu at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 小児歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月04日

子供には無限の可能性が・・・

041104b 7歳のIちゃんの口

041104g  レントゲン写真
普通、上の真ん中の歯は6歳前後で生え変わるのだが、生え変わる様子がないのでレントゲンを撮ってみた。
横の乳歯に当たって、永久歯が生えてこられないのだ。(▼の部分)

041104a  今日は前歯を4本抜歯の予定。
本人は知っているのだが、全く緊張していない。
何でこんなことで写真をとられるのか分からず怪訝な様子。

Iちゃんのお母さんは、私が開業当時高校生だった。それからずっとのお付き合いであ
る。
もちろんIちゃんのお父さん、おじいさん、おばあさんも患者様である。
私は、Iちゃんに不必要な恐怖感、痛みを与えたことは一度もない。
だからIちゃんは私のことを全くなんとも思っていない。

041104c
小児の治療で大事なことは、しっかり麻酔をしてやることである。
まあ抜歯は別にして、虫歯の治療では、子供だから麻酔はしないというようなところもあるようだが、私は子供が痛みを感じたら、すぐに合図をさせ、必ず麻酔をする。
そして無痛下で治療をする。
もちろん最小限の痛みで麻酔をする特殊な器具と、テクニックは持っている。
麻酔のとき、手や体を押さえるようなことも決してしない。
痛みを我慢させられた子供は、その次の治療は必ず嫌がり、泣き喚く。
それは当たり前の話だ。
Iちゃんは痛いなどと全く思っていないのだ。

041104d  抜歯をすました。
041104e  抜歯をした乳歯。
041104f  ピース。

他の医院で苦痛を味わった子供は、その恐怖感を取り除くのに一苦労である。
でも、言って聞かせてやれば子供は必ず聞き分ける。
posted by maruoka-yoshimitsu at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 小児歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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