2008年08月07日

歯根破折


▼の歯。
ブリッジの土台になっているが、神経がない歯。
何も症状はないのだが、メインテナンスで何かおかしいとわかった。
神経がない歯はもろく、割れやすい。


クラウンをはずし、


見てみるとこんな状態。
やはり歯が割れている。
残念だが、抜歯しか仕方がない。


抜歯をした歯。
完全に縦に二つに割れている。


 
 
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2008年08月05日

亜脱臼

 
下の前歯が痛い。


この歯。
食事中に「ガキッ!」とお箸を咬んでしまった。
歯が動いている。

歯は、歯ぐきの下の骨に植わっている。
しかし、骨と直接くっついているわけではない。
歯根膜という薄い膜を介在して、骨の穴にはまりこんでいると考えていただいたらよろしい。
なので、このような関係を「釘状関節」という。

関節なので、骨の穴から歯が外れた状態を「脱臼」という。
このように完全に分離していない状態は「亜脱臼」である。


脱臼なので正しい位置に戻し、ワイヤーと接着剤を使って固定をする。


1ヶ月経過。
その間、歯石を取り歯の周りの組織をいい状態にする。
症状もない。


ワイヤーをはずしていく。


接着剤をきれいに・・・・


とって、治癒。

 
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2008年05月22日

プラスチックの変色


下の前歯、歯と歯の間の虫歯をプラスチックで詰めてあるのだが変色してきている。
大事な人と会うので、きれいにしておきたいとのこと。


変色していたプラスチックを全てつめなおし、きれいになった。

「あー。よかったー。」とのこと。

 
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2008年05月19日

オープンコイルスプリング



治療前
●のところにあった歯を失って長期間放置しておいたので、▼の歯が●の部分に倒れてきてしまっている。
これでは歯を作ることができない。


このような装置をセットする。
歯と歯の間に入っているのが、


このようなスプリング。
オープンコイルスプリングという。
このスプリングを圧縮してセットし、その弾性で歯を動かしていく。

 
2ヶ月足らずで歯は動く。

 
装置をはずしたところ。
このようなケースはいちばん簡単なもの。

 
ブリッジにするために歯を削り、仮のプラスチックのブリッジを合わせる。


セットして本日の治療は終了。

 
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2008年05月15日

アップライトスプリング


▼の歯。
後ろの歯を失って、長期間そのままにされていたので、傾いてしまった。
矯正治療でまっすぐにする。


ブラケットと呼ばれる装置を接着剤で歯に接着し、ワイヤーをセット。
このワイヤーはニッケルチタニウム合金の超弾性ワイヤー。
とりあえずこのワイヤーの弾性である程度歯を動かす。


1ヶ月後、こんなものを作る。
これをアップライトスプリングという。


そしてこのアップライトスプリングをブラケットに装着する。


歯が起き上がってきたので、多少の位置のアレンジをし、矯正治療開始後4ヶ月で、装置をはずす。

 ⇒ 
             治療前                              治療後


    
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2008年04月22日

うつ病は辛い

私の患者様の中にも「うつ病」の方がいらっしゃいます。
経験のない人にとっては「うつ病」は不思議なものかもしれません。
私自身は、39歳ぐらいの時に軽いうつ病(自己診断)を経験しましたので、その辛さはよくわかります。

特に困っていることはないのに、不安で不安で仕方がない。
やる気が起きない。
夜中に目が覚めると、黒い冷たい水が胸の中に溜まっている感じで苦しい。

「おかしいなぁ」と思っていたら、「徹子の部屋」で武田鉄也さんが、

「今まで、公園の鉄棒で何十回でもできていた懸垂が、40歳になったある日突然、一回もできなくなりましてね。
それで、病院に行ったら『中年のうつ』と診断されました。」

と話されているのを聞いて、「あっ!そうか!」と思い、持っていた本を読み返してみたら、自分の症状が「うつ病」と気づいた次第。
なかなか自分のことはわからないものです。(笑)

で、どうやって改善したのか?
...............................................................

日本の場合には5人に1人が一生のうちに1度はうつ病を経験するといわれています。

現代のビジネスマンは転勤、異動やリストラの負担など色んなストレスにさらされることが多いです。
特に几帳面でまじめな性格の人や融通がきかない人は、いろいろと気を使いすぎてストレスを溜め込み、うつ病になりやすいと言われています。

仕事やストレスでへこみそうな時、その解消のためお酒やタバコに手が出やすいのではないでしょうか? 
しかし、一番いいことは『軽い運動』です。
運動は健康のために大切ですが、心理的にも有益であることがわかっています。
さらに運動は気分転換に役立つだけではなく、うつ病にも治療的な効果があることがわかってきました。最近の研究によると、定期的な運動は抗うつ剤と同様にうつ病に対して効果があることが様々な研究で実証されています。

例えば、デューク大学医学部ジャームズ・ブルメンサル教授は、抗うつ薬を服用したグループ、有酸素運動のみを行ったグループ、抗うつ薬と有酸素運動を併用したグループに分け、4カ月間の治療効果を比較しました。
その結果、有酸素運動のみを行ったグループの回復率が最も高いことがわかりました。

このようにうつ病患者に対して最も重要な治療の一つが運動です。
ではなぜ、有酸素運動などがうつ病の改善に役立つでしょうか。
まずは、運動をすると、気分を良くするとされるエンドルフィン又はセロトニンのレベルが運動で上昇されるため、うつ状態に陥った心も徐々に回復し、やる気を起こさせるのではないかというのであります。

また、運動は、脳だけではなく、気持ちや感情にも変化をもたらします。
何かの運動に取り組み、その運動に集中することによって、いやな考えや気持ちを忘れることが出来ます。
さらに、運動を行うことによって、達成感や満足感などの快感を得ることも可能です。
その結果、自分にも自信がもてるようになり、自然と明るい気持ちになってきます。

有酸素運動のほかにも日常生活の中で簡単にできることはたくさんあります。
例えば、呼吸法やストレッチはいつでも簡単に出来るし、体内の疲労を取り払ってくれるので体の疲れがとれる爽快感が脳にいい刺激になります。
オフィス街の『ストレッチジム』「ホグレルスペース」では多くのビジネスマンが仕事の間、凝り固まった筋肉をほぐし、心身の疲れを取って職場に戻られます。

うつ病の患者は引きこもりがちで、運動をしなくなりますが、これがまたうつ病を長引かせているかもしれません。
しかし、皮肉なことに、うつ病患者の問題は、運動が心身にいいことは分かっていても「その気にならない」ことであります。

初めはその気にならなくても、とにかく意識的に体を動かすことが大事です! 
毎日少しずつ体を動くことに慣れればいつかは運動を楽しんでいる自分を発見する時が来るでしょう。
しかし、いずれにしろ、苦痛に思うような運動では逆効果です。自分の好きな運動を選び続けることがもっとも大切でしょう。
                    (執筆者:李銀英・ホグレルスペース広報)
...............................................................


そして、私はある日、こんな文章を読みました。



アメリカで、古くはベトナム戦争後やイラク帰還兵のPTSDが問題になっている。

しかし、これは今に始まったことではない。
古代ローマにおいて、戦争は日常茶飯事だった。
ローマに帰還した兵士たちの中には、うつ病やPTSDの症状を訴えるものが少なくなかった。

そのような場合、ローマの医者は処方箋にこう書いた。

「多忙にさせておくこと」



で、自分を多忙にしました。
そうできたのは、多少改善し始めていたからかもしれませんが。

でも、今となってはいい経験だったと思います。
うつ病の患者様の苦しさがよくわかりますから。

うつ病の人に、言ってはいけない言葉・・・・

「がんばれ!」

頑張れないからそうなっているんですから。

「風邪をひいたら、栄養のあるものを食べて、ゆっくり休むでしょ。
無理をしたらこじらせます。
体が、風邪をひくように、心も風邪をひくことがあるんですよ。
今は心が風邪をひいているわけですから、『がんばろう』なんて思わずにゆっくり休んだらいいんですよ。」

と、お話できるようになりました。
こう思えると、少し気持ちが前向きになるのです。

でも、あまり苦しいときは心療内科などを受診すべきです。
いい薬もありますし。

 

  

 
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2008年03月19日

単純な治療



初診時。
全て健康保険内での治療を希望されましたので、一番単純な治療になります。

   
下の前歯は抜歯が必要ですが、まずきれいにしてから。
そうしないと抜歯後の痛みや腫れが大きくなります。

   
抜歯をした後と、抜去歯。

   
上のクラウンも、クラウンと歯の境目から虫歯になっていますので、全て治療をやり直します。
クラウンに切れ目を入れてはずし、

   
形を整え、その場で仮の歯を作ります。


仮のクラウンをきれいに仕上げ、
セットしたところ。


治療終了。
下の前歯は義歯にて、治療しています。

 
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2008年02月25日

抜歯と同時の仮の義歯


上には一本も歯がないのだが、


インプラントで治療をした。
この症例
現在異常は起こしていない。


その時に、下の前歯と以前に埋め込んでいたインプラントに関しては、まだ再治療はしたくないとのことでそのままになっていた。
しかし、もう限界。


下の前歯を裏側から見たところ。
グラグラになってしまったので、治療を開始することになった。
しかし、最終的にどのようにするかは別にして、とりあえずグラグラの歯は抜かないと前に進めない。


▲の部分には歯があった。
金色に見えるスクリューは、以前は歯の内部に入っていたもの。
虫歯で根が全て溶けてしまい、露出している。
この後方にはインプラントが三本入っている。
そのうちの2本は、現在もう使われていないインプラント。
もちろん私が治療したものではない。


インプラントの上のクラウンとつながっている部分をカットして、除去する。

抜歯と同時の仮の義歯Aへ続く

 

   
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2008年01月31日

緊急の仮の歯A

緊急の仮の歯@より続く


デッサンをしながら・・・・


形を作っていく。

 
ここに、完成した仮のブリッジを・・・・

   

   
セットする。

 ⇒ 
             治療前                              治療後

とりあえず今日はここまで。

 
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2008年01月30日

緊急の仮の歯@


初診時

 
事情があり、治療ができなかったとのこと。
ただし、2日後の結婚式に出席しなければならなくなった。
「ホームページを見たら、仮の歯を入れてくれるということなので・・・・」

通常このような大きなケースはこういう手順をふむ。
なので、それはとても難しい。が・・・・・
ここでやらねば、男がすたる。


今の状態の歯の型をとり、そこへ液状のプラスチックを流し込み、このような概形を作る。


歯を削り、


グラグラの歯を抜歯する。


抜歯をした歯。


概形を合わせてみる。


デッサンをしながら形を作っていく。

緊急の仮の歯Aに続く

 
 
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2008年01月21日

歯根膿胞 08.1.21


▼の歯は、抜歯が必要。
なぜなら・・・・・


▼の黒い部分。
ここは骨が溶けて膿が溜まっている。
歯根膿胞と呼ばれる。


▲が大きくなったもの。


クラウンをはずしたところ。


抜歯をした。


こんなふうになっていた。


2本の根。


歯根膿胞ができている根の拡大。


歯根膿胞を切断してみる。
膿胞(膿の溜まった袋)というより、内部は線維化しており良性の腫瘍に近い。


縫合し、


事前に抜歯後の形を想定して作っておいた仮の義歯を、その場でセットして本日の治療は終了。

 
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2008年01月17日

矯正治療 08.01.17



歯を失った場合、そこに何かを入れないといけない最大の理由はスペースを守るため。
そうしないと、このように奥歯を失って、そのまま長期間放置してあると歯が倒れてきてしまう。
このままではブリッジにすることができない。


そのための矯正治療。
ワイヤーの弾性で歯の軸をまっすぐにし、またスプリングで歯と歯の間を広げる。

 
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2007年12月10日

根が割れた @


▼の歯が動いているとのことで来院。
セラミッククラウンでかぶせてあるが、レントゲンを撮ると、根が割れていることがわかった。


つかんで、


クラウンをはずす。


簡単に抜ける。


はずしたクラウン。


▼の部分から根が割れているのがわかる。

根が割れた Aに続く

   
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2007年11月09日

2日がかりの治療

昨夜はウエズリー・スナイプス主演の「デトネーター」をゆっくりと観ていた。
なかなかハードボイルドでよいのである。
特に共演のシルヴィア・コロカという女優さんが・・・・・なかなかイケるのだ。(笑)

これが終わったら寝よう。12時ぐらいかな?と思っていた11時20分ごろ。
自宅の電話が鳴った。
この時間に電話が鳴ることは滅多にないので、何か悪いことが起こったか?・・・・・もしくは急患である。
幸い昨夜は素面。

さて・・・・・

コンコン
「歯が痛いって言うてはる。」
「はいはい。」(そっちか!)

「どうしました?」
「歯が痛くて痛み止めが効かないんです。」
「こられますか?」
「すぐ行きます。」
「じゃあ、私も準備がありますから、11時45分に来てください。病院はわかりますか?」
「はい。わかります。ありがとうございます。」


親知らずが虫歯。
神経を取った。
この奥の歯の処置を一人でするのは結構大変。


終わったのはこの時間。


「院長。終わりました〜?」
いつもの非常勤スタッフがお供。

帰ったがすぐに寝つけるものではない。
映画の続きを観ながら、ビールを一本。
ベッドに入ったのは結局2時だった。

でも、いいんです。
「遅くにありがとうございました。助かりました。」と言ってもらえましたし、もちろん治療費もいただけましたし。
これが私の仕事ですから。
これで御飯を食べさせていただいています。

でもねー。たまにいらっしゃるのですよ。

夜中に診療しても、「すみません」も「ありがとう」もおっしゃらず、「あったり前っ」というような感じで来て帰り、そして次の治療の予約を平気ですっぽかすような方が。
なので、申し訳ありませんが、お電話での印象が極度に悪い方は、正直なところ・・・・・
私も人間ですので。
 
 
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2007年10月09日

休日診療所

京都府歯科医師会は休日診療所を運営している。
2〜3年に一回会員に担当がまわってくる。


私が行くのは洛西。
洛西郵便局の隣にある。


診療室


平日は障害者の歯科治療をしているので、このような拘束具がある。


▼はレントゲン撮影をする時の拘束具。


通常は、会員の歯科医師一名、衛生士会の衛生士一名、歯科医師会の職員一名で運営されている。
出を待つ。

「今日は区民運動会があるので、外傷の子供が多いかもしれませんねー。」


一番の患者様。
2歳の女の子。
ブランコが当たり、乳歯が2本折れた。
一本は神経が露出していたので、麻酔をして神経を取った。


4歳の女の子。
ゴールネットに足をからませ転倒。
舌をかなり深く切っており、3針縫合した。
幸いそう大事には至っておらず、またどの子も聞き分けがよく、そう苦労はしないですんだ。
帰りはみんなご機嫌さんで、手を振って帰っていった。

予想は当たった。
運動会のせいで、このような子供が多い。
暇なら風景でも撮ろうと思っていたので、接写用のレンズとリングフラッシュを持ってきていなかった。


今日の担当衛生士のKさん。
不安な患者様に丁寧に説明をしてあげている。


本日最後の患者様。亀岡から。
6歳の男の子。
ウンテイから落ち、顔面を強く打撲。
上顎の乳歯が2本内側に倒れこんでしまっており、咬めない。
その歯はもうはえかわる時期でもあるので抜歯。

下唇の内側がザックリと裂けていた。
特に傷の深い部分はつぶれたようになっていた。
傷口が合わさるか心配だったが、縫合してみると大丈夫。
これできれいに治るでしょう。

「今晩から明日にかけてびっくりするぐらい腫れるかも知れませんが、心配ありません。
濡れタオルぐらいで、冷やしてあげてくださいね。」

来所したときは、落ちたショックもあってかなり動揺していたが、徐々に落ち着いてきて、処置はそう困難ではなかった。

みんな今日は幼稚園や学校にちゃんと行ってるかな?

  
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2007年08月29日

歯ぐきの整形



▼のクラウンをはずし、再治療が必要。


クラウンをはずしてみると、▼の部分の歯ぐきが増殖をしている。
腫れているのなら、プラークコントロールで治っていくが、そうではない。
このままだと、歯と歯ぐきの間の溝が深く、プラークコントロールがやりにくい。
それではせっかく治療してもまた悪くなってしまうかもしれない。


なので、電気メスで増殖した歯ぐきを切除して歯ぐきの整形をする。


その場で仮のプラスチックのクラウンを作る。


セットして本日の治療は終了。
歯ぐきは1ヶ月もすればきれいな形に治っていく。

 
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2007年08月09日

ホワイトニング 07.8.9


ホワイトニングの例を

 ⇒ 

一ヶ月半ほどで白くなります。

 
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2007年08月06日

歯が割れる 07.8.6



平成16年3月のレントゲン。
▲の歯のあたりで咬むと時々痛いとのこと。
治療をしたのは5年以上前。

レントゲンでは異常は見られない。
割り箸を咬んでもらっても、その後ろの歯が痛いような気がするとういうような状態。
はっきりしない。
とりあえずクリーニングなどをして、もうしばらく経過を見ることにした。


平成19年6月
咬むと痛いとのことで来院。
上顎の奥歯。
よく見るとその内側(舌の側)の歯ぐきに穴が開いており、周囲をおすと膿が出てくる。


レントゲンを撮ってみると、▲の先の部分が黒くなっている。
これは、この部分が細菌感染を起こし、骨が溶け、膿胞と呼ばれる膿の袋ができていることを示す。

さてどうするか?
神経がない歯はこのような感染を起こしやすく、単純な感染ならば歯の内部(神経が通っていた管)を消毒してやれば治る。
しかし私は、いろいろな状況、症状より、この歯は「根が割れている」と判断をした。
その場合は、早く抜歯をしないと、感染が周囲に広がり、この歯の隣の歯にも悪い影響を及ぼす。

しかし・・・

割れ目が「ヒビ」の間は、割れているかどうかはレントゲンでもわからない。
「ヒビ」の部分が開いてきて、「割れ目」となって初めて確認できる。
しかし、そのときはさらに炎症が広がっていて、歯を支えている骨が大きく吸収されていることが多い。

なので・・・

ここが、歯科医としての経験と判断。
もし抜歯をして、割れていなければ、治療可能な歯を抜歯したことになってしまう。


抜歯をした。


器具を入れていくと、


ここまで入る。


この部分の穴とつながっている。


抜歯をした歯。
▼の所に、まっすぐに太い亀裂が入っているのがわかる。
ここが感染源になっていたわけである。

 
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2007年07月10日

ああ、急患の次の急患

 
ああ急患!上か下かのその夜の出来事

お風呂に入って映画を観ていたら、鳴らないはずの私の携帯電話が鳴った。
確か9時40分ぐらいだったと思う。(もちろん夜ですよ。夜!)

「夜分すいません。
 ○○です。
 孫が『おばあちゃん、これ』って言うのでみたら、あの針金がぴーんとなってるんです。
 このままでは・・・・
 本当に申し訳ないのですが。」
「とりあえず10時に来てください。」

この子のおばあちゃんからの電話。


見てみるとこんな状態。
針金が変形している。
大分時間がたったので、慣れてきて自分で触っているうちに接着がはずれワイヤーも変形したものと推察。


残っている接着剤をとって、ワイヤーを外す。


受傷後1ヶ月経過しているが、歯も動揺しておらず、周囲の歯ぐきも健康な状態。
「あれっ?」と思うことはない。

どんな治療でも「あれっ?」と思うことがあるときは、ごく小さなこともそのままにしてはならない。
それは必ずと言っていいほど後で問題を起こす。
その場は原因などがはっきりわからなくても、どういうことが起こりうるか可能性を考えて、対処できるような準備をしておかないと、後で自分が泣くことになる。

「あれっ?」がないのはとても気分がいい。


まだ1ヶ月なので、もう少し固定を続ける。
変形したワイヤーを修正し、再度接着する。


固定完了。


この子は夢の中。


だってこんな時間ですから。
もういじっちゃだめよ。
 

治療終了後(笑)


お供のハイディももう眠い。

   
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2007年05月12日

ああ!急患だ。

 
ずっとお疲れモードで、この週末は休むつもりだった。
3年ほど前、疲労のため自分では立てなくなったことがあり、その徴候を感じていた。
でもどうしてもやっておかないといけないことがあって、朝、診療室に来ていた。
そして・・・

電話が鳴った。

「先生。よかった。
 嫁さんが昨日の夜から歯が痛くて寝てないんです。」
「・・・・・ じゃあ、今診療室にいますから、すぐ来てください。」(ククク 苦しい)


お顔も腫れている。
昨夜はほとんど寝ていない。
歯の周囲が感染を起こして、麻酔をしただけで膿が出てくる。


別の場所にも膿が溜まっていて、▼の部分を切開。
また膿が出る。

それから、2本の歯の処置をするのに1時間ほど。
後は抗生物質を多めに処方して終了。
また月曜日。

ちなみに、腫れて膿が出だすと炎症のピークは過ぎていると考えていい。
それまでが痛い。
ただ、腫れは炎症のピークを過ぎてまだ少し大きくなることがある。
なので、腫れはあまり心配することはない。


治療後。(笑)
もはやこれを片付ける気力はない。
スタッフのみんな、月曜日にお願いね。

じゃあ、「こんなブログを書いていずに早く帰ればいいのに」ですか?
ごもっとも。
でも、こんなときって、なんか気分的にちょっとハイになるのですよ。

帰って寝ます。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 治療その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする