2007年04月05日

被せた歯も虫歯になります

「治療した(被せてある)歯も虫歯になるのですか?」とおっしゃる方があるのですが、答えは「なります。」です。
被せてあるクラウンは金属やセラミックですので、それ自体が虫歯になることはありません。
しかし、その中にはご自分の歯があるわけですから、プラークコントロールができていないと、クラウンの縁の部分から内部へ、虫歯が進行していきます。


▼の部分は被せてあります。(ブリッジ)
治療が必要ですので、はずしてみると・・・


中のご自分の歯がボロボロになってしまっています。
特にこの歯は神経がありませんので、虫歯が進行していてても痛みを感じません。
なので、手遅れになることが多いのです。
この歯も見た瞬間、「もしかして抜歯をしないといけないのでは?」と思いました。


奥の歯も同じ状態。
こちらは神経がある歯です。


歯ぐきの下まで、虫歯になっていますので、歯ぐきを切って虫歯の部分を削り取ります。
何とかなりそう。


こちらも神経を取らずに処置ができそうです。


ポストとプラスチックを使って、修復をします。


仮の歯をセットして、本日の治療は終了。
1時間40分かかりました。
もう半年遅かったら助からなかったかもしれません。
でも、抜歯にならずによかったですね。

 
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2007年03月09日

虫歯のできやすいところ

最近は何か世間が落ち着きをなくしているような気がするのは私だけでしょうか?

国も一つの組織です。
組織はトップで決まります。
今のトップはどうでしょう?

功罪は別にして、小泉前首相は自分の「価値観」と「立ち位置」をはっきりさせ、それが決してぶれませんでした。
「価値観」は人によって様々ですし、それが良いか悪いかを判断することは難しいと思います。
しかし、ひとりよがりの価値観は困ります。

それよりも、「この人について行こう」と思えるような、見るからに頼れるリーダー像を見せてもらえないと不安でしかたありません。
トップがよければその組織は概ね良いと言われますし。
何があってもトップはあわてず騒がず、毅然とした態度を示す必要がありますね。
でもそれは辛いことなのですが。

さて、今日は虫歯について

▼の部分に虫歯ができています。
入り口はそう大きくないように見えるのですが・・・


レントゲンを撮ってみると、黒い部分が内部で大きく広がっているのがわかります。
これは歯と歯の間からの虫歯です。
フロスをしていないとこのような虫歯ができやすいのです。


削って入り口を広げてみると、こんなに大きく広がっているのが確認できます。


また歯と歯の境目からもこのように大きく虫歯になっています。

成人になってからは、このような「歯と歯の間」「歯と歯ぐきの境目」が虫歯になりやすい場所です。

  
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2007年03月08日

まだまだ


たくさん虫歯ができてしまっています。
でもこの程度の虫歯なら・・・


歯と同じ色のプラスチックを詰める1回の処置で治療することができます。
でも・・・


ここの処置をしようと少し歯ぐきをさわると、


歯ぐきからこれだけの出血があります。
処置に入るまえにプラークコントロールの練習をしっかりしていただいたのですが、まだまだです。
これではまた虫歯ができてしまいますし、歯周病も進行します。
頑張ってくださいね。

 
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2007年01月16日

前歯の間の虫歯


この前歯の歯と歯の間。
一見異常はないように見えますが、ほとんどが虫歯になっています。
以前に治療(詰める)をしてあるところも、また虫歯になっています。


少し削ってみました。
茶色くなっているところが虫歯です。
この歯と歯の間はこのフロスを使わないとプラークコントロールはできません。


以前の詰め物をはずすと、中がまた大きく虫歯になっています。
またプラークコントロールが悪いと、歯ぐきが炎症を起こしやすく、出血もしやすくなります。


虫歯の部分をきれいに削り取ると、こんなに大きな穴になってしまいました。


プラスチックを詰めて治療終了です。

 
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2006年02月23日

前歯の虫歯



表にも虫歯があるが、歯と歯の間にも虫歯ができている。


少し削って入り口を大きくすればわかりやすい。


白いプラスチックを詰めてきれいになった。

 
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2006年02月01日

時々はセルフチェックを!



奥歯の歯ぐきが炎症を起こしてこられました。
たまにお越しになる気のいいオジサンなのですが、この状態で、
「私 虫歯ありますか?」
と言われたのには驚きました。

歯科医院でないと見つからない虫歯も確かにありますが、ここまでになるとちょっと。
時々は鏡でお口の中を写してみて自分でチェックすることも必要です。

もちろん今は頑張って治療をされています。

 
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時々はセルフチェックを!

 


奥歯の歯ぐきが炎症を起こしてこられました。
たまにお越しになる気のいいオジサンなのですが、この状態で、
「私 虫歯ありますか?」
と言われたのには驚きました。

歯科医院でないと見つからない虫歯も確かにありますが、ここまでになるとちょっと。
時々は鏡でお口の中を写してみて自分でチェックすることも必要です。

もちろん今は頑張って治療をされています。

 
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2005年09月16日

「どうして世界を変えようとなさらないのです?」

 

タイトルの言葉はオグ・マンディーノの、
『この世で一番の奇跡』の中にある言葉です。

この本は、世界22カ国で翻訳され、700万部以上売れたと言われています。

昨日の「虫歯の再発」のつづきをやってみましょう。



 
ポロッ
 ↓
ウソッ!マター?
 ↓
「歯の根の中に穴が開いてしまってますから、もう抜かないとダメです。」
 ↓
両横の歯を削ってブリッジにします。
 ↓
マア ハト オナジニ ナッタシ イイワ
 ↓
両横の歯には、以前より大きな負担がかかります。
プラークコントロールも難しくなります。
 ↓
ブリッジの土台の歯が悪くなります。
 ↓
大きな(長い)ブリッジになります。
 ↓
それも・・・だめになると。
 ↓
このような選択をしなければならなくなります。
 ↓
部分的な入れ歯です。
 ↓
金具のかかる歯には入れ歯の動きが伝わります。
また、入れ歯を入れるとプラークがたまりやすい環境になります。
 ↓
モウ ドウセ イレバナンダカラ。
 ↓
金具のかかる歯が悪くなっていきます。
 ↓
1本抜き、2本抜き・・・
 ↓
ついには総入れ歯になってしまいます。
 ↓
ハア カメナイワ ワラエナイワ ナキタイワ



このような悪循環で歯がなくなっていきます。
この「魔の連鎖」を断ち切るためには、魔法の糸「フロス」が一番大事なんです





たしかに、初めての方はとっつきにくいかもしれませんし、継続できない方もいます。
でも歯科衛生士と二人三脚でご自分の歯を守って欲しいのです。
アメリカではこういうふうに自分のお口をメインテナンスし、歯を守ってくれる自分の衛生士を「エンジェル」と呼びます。
 
そして、虫歯をどう治すよりならない工夫。
例えばこのような。


はえたばかりの永久歯は溝が深く、プラークコントロールがしにくいのです。


溝の中をきれいに清掃します。


歯の表面を薬品で処理します。


溝の中に液状のプラスチックを流し込み、固めます。


プラスチックが歯と同じ色ですので分かりにくいのですが、溝は全部封鎖されました。
これを、シーラント(予防填塞)といいます。




でも、もし不幸にも虫歯になったら、


少しでも早いうちに治療をすること。
そのためには、定期的にお口の中をチェックアップする習慣をつける必要があります。

 
あなたの世界も変えてみましょう!

 






     
posted by maruoka-yoshimitsu at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月15日

虫歯の再発


5年前に▲の部分に虫歯ができて治療をした。
今回ほかの歯に大きな虫歯ができて来院。
その歯の治療が終わったので、全体をチェックしてみると・・・

▲に部分を裏側からみると、かすかに茶色くなっている。

フロスはしてる?」
「してません。」


少し削ると、虫歯がでてくる。

これは正しくは再発・・・ではない。
虫歯を作った原因が取れていないので、全く新しい虫歯ができてしまった。
決して、最初の治療の時に虫歯を取り残したり、詰め方が不十分だったわけではない。

虫歯は細菌が出す毒素で歯が溶けていく病気
 ↓
歯と歯の間は非常に狭いが細菌は住むことができる。
 ↓
歯と歯の間のプラークコントロールをキチンとできるのはフロスだけ。
 ↓
不幸にしてこの事実を知らず、虫歯を作ってしまった。
 ↓
「なぜ虫歯ができるのか?」
「どのようにフロスを使うのか?」の説明を受ける。
 ↓
治療をする。
 ↓
フロス ハ メンドウ。ワタシ ハ シナイ。
 ↓
また虫歯ができる。
 ↓
さらに大きく歯を削り詰める。
 ↓
「フロスをしないとこうなるよ。」
 ↓
ナオッタシ イイジャン
 ↓
さらに新しい虫歯ができる。
今度は虫歯が神経まで達していて、とても痛い。
 ↓
神経を取って、歯をさらに大きく削りクラウンで被せる。
 ↓
「フロスしないと・・・」 (言っても無駄かぁ)
 ↓
カブセタ ノデ ムシバ ニハ ナラナイワ(それはちがいます)
 ↓
油断をしていたので、今度はクラウンの縁の部分から中に虫歯が進行していく。
 ↓
神経が無いので、痛みを感じない。ドンドン進む。
 ↓
ポロッ
 ↓
エッ ヤダー
アノ センセイ ヒョットシテ ヤブ?(それも違います)
 ↓
歯の内部を大きく削り、土台の補強をし、幸いもう一度被せなおすことができた。
 ↓
ヨカッタ。コレデ ダイジョウブ。
 ↓
フロスのことはもう覚えてもいない。
 ↓
また虫歯が始まる。
 ↓
虫歯がそう進行しなくても、歯の質がほとんど残っておらず、末期へ。
 ↓
ポロッ
 ↓
ウソッ!マター?
 ↓
「歯の根の中に穴が開いてしまってますから、もう抜かないとダメです。」
 ↓
 ↓
 ↓


「どうして世界を変えようとなさらないのです?」につづく

  
posted by maruoka-yoshimitsu at 12:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月13日

小臼歯隣接面カリエス

今週は、初期虫歯の治療を特集しています。
これは、小臼歯(犬歯の奥とその奥の2本の歯)の虫歯。
フロスをしていないと、この歯と歯の間には虫歯ができやすいのです。


犬歯の後ろの歯にはこんな大きな虫歯ができていました。
これは虫歯のところをもう削っています。

そしてその後ろの歯の▼のところにも虫歯があります。
目で見てもわかりません。
これはレントゲン撮影で発見できた虫歯でした。


少し削ってみると虫歯が出てきます。


削ります。
まだ内部に茶色いところがありますがこれは削りません。

虫歯は専門用語で、う蝕と言います。
そして、う蝕には第一層と第二層があり、最近はこの第二層はほとんど残します。
その部分は歯が内部から自分で修復していくのです。

このような考え方をミニマムインターベーションと言い、歯を削るなどの生体への負担をできるだけ小さくしようということです。

もしこの茶色い部分を全て削り取ろうとすると、中の神経のところまで削ることになり、そうなると神経を取らないといけません。
神経を取った歯はクラウンで被せる必要がありますので、さらにたくさん歯を削ることになります。
そして、神経がなくなった歯はもろくなりますので、「割れたり」しやすくなります。


粘土状のプラスチックを詰めて、


そこに特殊な光を当てるとプラスチックが固まります。


治療終了です。

[ 今日のブログ ]

岡本代表のイラク”食”日記
岡本さん元新聞社のカメラマン。
突然イラク行きを命ぜられ、
「2004年2月から3月にかけて1ヶ月イラク・サマワで取材をしてきました。ちょうど1年前の出来事を思い出しながら、あまり知られていないイラクでの食事を紹介したいと思います。」
ということ。

さすがプロなので、写真が美しく、また本当の現地のイラク人の生活と考え方がよく分かる。
私も、アラブ人の思考パターンは頭では理解しているつもりなのだが、改めてこのような記事を見ると再認識する。



サマワの失業率は6割とも7割とも言われている。
街で出会う男に「あなたは失業していますか」と聞くと、十中八九、「そうだ」という答えが返ってくる。
真っ昼間から、シーシャを吸っているこの人たちは、当然仕事をしていない。

こんなに失業していて、どうやって生活しているのか聞いてみたら、家族や親戚で誰か一人でも収入がある人がいれば、その人に食わせてもらうそうだ。
でも、イラクって1家族が10人以上の大家族だから大変だと思う。

イスラムでは、富める者は貧しいものに与えなければならないそうだ。
逆に、貧しいものは、富める者からもらうことが当然のことと考えているらしい。
そこに「有り難い」という気持ちはなく、「当然」なのだそうだ。
つまり、日本がイラクに支援するのは「当たり前のこと」。
謎が一つ解けた。

「サマワの街をぶらっと歩く」 



 
posted by maruoka-yoshimitsu at 11:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月12日

歯と歯の間の虫歯


歯と歯の間から虫歯になっている。
この場所のこの虫歯のごく初期の段階では、目で見ることは不可能。
このためこのような検査をし、詳しいレントゲンを撮る必要がある。

この虫歯はかなり広がって目に見えるようにはなっているが、この段階では痛みなどの症状は出ない。

いくらガンバって歯ブラシをしても、ここは歯ブラシで完全にプラークコントロールすることは不可能な場所。
フロスのみがここのプラークコントロールをできる器具である。


虫歯の部分を削ってきれいにする。


プラスチックを詰めて治療完了である。
早めに処置をすれば1回の簡単な治療で済む。


[ 総選挙について ]

もういろんな方がいろんなことを書かれていますので、私はもうあえてこれ以上触れないことにします。
これあれ
もう託したのですから「この国の行方」をじっくり拝見させていただくことにしましょう。

{付記}
遠藤浩一さんのブログをみていたら、
この2つのエントリー
・目糞鼻糞
・ギリギリの判断
があった。
これが私の考えることに一番近い。
 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

大きくなった。

と言っても、虫歯のことではない。
虫歯はまだごく初期の段階。


歯と歯の間。
少し茶色い部分があるでしょう?
わかりませんか?


少し削るとこのようによく分かる。


もう少しきれいに削って、プラスチックを詰めて、治療終了。
虫歯は早期に発見できれば治療は楽である。


この子は近所のお蕎麦屋さんの子。
薄味のだしと、細い麺が上品でとても美味しい
開業当初から一家全員が患者様だった。

17年前に私が開業してしばらく経ったとき、お母さんが「生まれました。」とこの子を待合室で抱いていた光景を今でも覚えている。
もう私より背が高い。
他所の子供は大きくなるのが早く感じるものである。
posted by maruoka-yoshimitsu at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月08日

虫歯を放置しておくと・・・

今日も午前中は「もうアカン」状態だったので


こんな虫歯を放置していると、


腫れる。痛い。


歯の中の神経の管を通って、細菌が骨の中で増殖。
無症状で経過するが、ある日突然細菌が活発に活動を始める。

痛みが出て腫れ始め、ズキズキして夜も眠れなくなる。
痛みのピークが過ぎ、少したって腫れのピークがやってくる。
そして膿が出て腫れが引き始める。
これが炎症の典型的な曲線。

この方も何とかしてあげたいのだが、炎症のピークが過ぎるまでは抗生物質を飲んである程度の症状を緩和するしかない。

腫れの部分を切開したが、まだ膿が出ない。
抗生物質で痛みは和らぐが、まだこれから腫れは大きくなる。

早めの処置を心がけましょう。
posted by maruoka-yoshimitsu at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月16日

マスコミに物申す! #2

マスコミに物申す!#1の続き

14日の夕方のニュースで、
「無痛、音が無い、最新の歯科治療」という特集があった。
見られた方もいるだろう。
マスコミはなぜああいう取り上げ方をするのだろう。
ウソではないが事実を「ねじまげて」いる。
だからテレビは信用する気になれない。

2)クスリで虫歯を治す 3MIX−MP法
虫歯が大きくなると、歯の中の神経を取るという治療が必要になる。
このブログでも「歯が折れる。割れる。」の事例をいくつかあげているが、神経が無くなった歯は死んだ歯である。
いわゆる「枯れ木」と「生木」の違い。
強度と粘りを失い、割れやすくなる。

この3MIXは、もともと神経を取るのか、取らないのか?その境界にある歯の神経を救う為に開発された。
簡単に言えば、虫歯の部分を全部削ってしまうと、神経に突き抜けてしまう。
そうなれば、神経を取らなければならない。
(歯の構造はこちら
そのため、虫歯の部分を少し残して、そこに3種類の抗生物質を混ぜたものを詰めて、しばらく経過を観察する。
それで細菌が死に、虫歯の進行が止まれば、もう一度詰めなおすなり、被せたりする。

この方法を開発されたのは、新潟大学の岩久教授、星野教授、子田助教授である。
この3MIXが成書となったのが1996年。写真は私の蔵書。

「あとがき」には、「本書は月刊『日本歯科評論』の1994年10・11月号に連載したものをもとにして・・・」とある。
つまり、この3MIXは10年以上前に開発された治療法で、決して最新の治療法ではない。

そして、テレビの報道で一番問題なのが、「無痛、削らなくてもよい」を前面に押し出していること。
素人さんには、「虫歯ができても、チョイチョイと中をきれいにして、薬を詰めたら治療は終わり」としか思えなかったでしょう。
だが、これはあくまでも最終の虫歯の処置ではない。
薬を入れるときは痛くないかもしれない。
しかし、それには強度はないので、最終的には、詰めなおすか、被せる・・・つまり削る必要があるのだ。

また、この3MIXはもともと神経を救うための治療法であり、虫歯の治療法ではない。
本の題名も「新しい歯髄保存法」である。
この本のなかに、

こういう注意が書いてある。
つまり、3MIXはトライしてみる治療法で、まだ確立したものではない。
うまくいくかどうかはやってみないとわからない。
例えば、麻酔をして、きちんと虫歯を削って処置をしたら神経を救える歯に、3MIXをした場合、うまくいかずに虫歯がさらに進行し、神経を取らないといけないこともある。

出演していた○●先生の3MIXのサイトを見たところ、研究会があるらしいことを書かれているが、認定登録医(と称するもの。誰が認定するのかは不明)は○●先生一人だった。
○●先生がテレビ局にどのような説明をしたのか分からないのだが、実際は事実と大きくかけ離れた報道になってしまっている。
たぶん○●先生はこれからかなり叩かれるでしょうね。
不幸なことです。
posted by maruoka-yoshimitsu at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月15日

マスコミに物申す!#1

昨日の夕方のニュースで、
「無痛、音が無い、最新の歯科治療」という特集があった。
見られた方もいるだろう。
マスコミはなぜああいう取り上げ方をするのだろう。
ウソではないが事実を「ねじまげて」いる。
だからテレビは信用する気になれない。

1) 削らずに初期虫歯を治す。
あの■□先生を一目見て思い出した。
今から5年ほど前のある学会。色々な歯科医がブースを出して、発表をしていた。
そこにこの■□先生もいた。美人だし目立ちますよね。

テーマはホワイトニング(薬剤による歯の漂白)
日本ではまだあまり馴染みがないが、アメリカなどでは一般的な治療である。
昨年の学会にワシントン郊外から来られていた技工士さんは冗談半分で、「私の町の住人のホワイトニングはほぼ終わりました。」といっていたほど。
つまり治療法はほぼ確立しており、あとはいかに早く白くするかという程度。
使用されている薬剤の90%以上が高濃度の過酸化水素水。
だがなぜか、この■□先生はハイドロキシアパタイトを使用してホワイトニングをする方法にこだわっておられた。
よほどこのハイドロキシアパタイトがお好きなようだ。
術前、術後のどの写真を見ても、とても白くなっているとは思えない。
また主張される根拠も説得力がなく、盛んに周囲の歯科医から突っ込まれていたが、その返答もトンチンカンでおかしくて仕方がなかった。
あまりに面白いので、講演の休憩時間のたびにこの■□先生のブースにいって楽しんでいた。

今回「Nature」に掲載されたというあれ、成分に全く言及しなかったが、間違いなくハイドロキシアパタイトだと思う。
ハイドロキシアパタイトは歯の表面を覆う硬いエナメル質の主成分。
エナメル質のほぼ97%を占めるリン酸カルシウムの構造物。
一時期はやった「芸能人は歯が命。アパタイト配合」・・・あれである。
これは、唾液の中にも含まれており、歯の表面が一時的に酸性の環境となり、表面が溶けた状態(脱灰という)になったときにこれを修復する作用をもつ。(もちろん大きな虫歯ではなく、顕微鏡的な脱灰状態に限られる)
つまり、あんな高い歯磨き粉を買わなくてもよかったわけだし、プラークが歯の表面に付いている状態で、いくらアパタイトをつけてもそれは無意味である。

昨日出ていた写真、抜いた大臼歯の表面の虫歯が新しいエナメル質で覆われているもの、あれは、歯を高濃度のアパタイト溶液に長時間つけておいたものだと思われる。
つまり、食塩の結晶を濃い塩水につけておくと、大きくなるでしょう。あれと同じ。
あくまで、基礎的な実験データでしかなく、何も新しいものでもない。

そして、■□先生がなおったといわれる虫歯の写真。
歯の表面が茶色くなってはいたが、まだ軟らかくはなっていないごく初期の虫歯。
あらなら、プラークコントロールだけでそんなに問題はないし、フッ素を使っても良いし、
無痛ということが第一なら、テクニックがあれば麻酔もなく、なおかつ痛みも無く治療は可能です。

多分■□先生は、このアパタイトのペーストを歯の表面に塗っているのだろうが、当然硬い組織なので、そんなに短時間で作用はしない。
モニターの方が出ていたが、何分か、何十分か、何時間口を開けているのかのコメントなども全く無い。
もちろんアパタイトの効果を否定するつもりは全くなく、この作用は古くから分かっていることで、使いかたによっては良いものである。
しかし、いまさら「最新の治療」というようなものではない。
あくまでも、報道の仕方に物申したいのだ。

明日はもう一つ取り上げられていた3MIXについて。
posted by maruoka-yoshimitsu at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月26日

隣接面カリエス


一見異常がないように見えますが、

少し削ってみるとよく分かります。
歯と歯の間が全て虫歯になっています。
これを隣接面カリエスといいます。
この部分は歯ブラシでは絶対に磨ききれない場所です。
ですから、フロスの習慣を付けることが非常に大事なのです。

虫歯の部分をきれいに削り、

プラスチックを詰めます。
くどいようですが、ここからフロスを始めないと、治療をしてもまた虫歯になってしまいます。
posted by maruoka-yoshimitsu at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月18日

油断大敵


そんなに大きい虫歯ではないかな?
と思っていると・・・

ズキズキズキ


入り口は小さいのですが、中はこんなに広がってしまっています。
こうなると、神経を取って、クラウンで被せなければなりません。
posted by maruoka-yoshimitsu at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月02日

詰める#1

最近、お電話で、
「そちらは普通の歯医者さんですか?」
「普通の虫歯の治療もされていますか?」
のようなお問い合わせがあるのですが、当院は普通の歯科医院です。
ホームページやこのブログにのせているのは、不謹慎ではありますが、皆さんの興味を引くような題材をピックアップしています。
ただ、そういった症例が他の歯科医院よりも少し多いというだけのことです。
本来の私の日常は、このように単純な虫歯を削ってつめたり、1〜2本被せたりという治療が数としては多いのです。

041202a  この虫歯を、
04111202b  削って、
041202c  詰めます。
20分ほどの治療です。
posted by maruoka-yoshimitsu at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月05日

虫歯を放置していると・・・

ひどい虫歯を放置しておくと、
041105a  なにやら出来物のようなものが
歯の中の神経が死んでしまったあと、細菌がその管を通って、歯の根の周囲に膿の袋を作ります。それを膿胞と言います。
そのなかの膿が出口を探して骨を突き破っていきます。これがその出口です。

041105b  抜いた歯と膿胞

041105c  歯を抜いたあと
骨を突き破った膿の出口であることがよく分かります。

そんなに大事ではなく、感染源となっている歯を除去してやれば、2〜3日でこの出来物はなくなってしまいます。
もちろん膿胞があるからといって全ての歯を抜く必要はなく、根の内部を消毒してやることで消えていく膿胞もありますから、早めの治療が大事です。

041110o  抜歯後5日経過
抜歯後の治癒は良好で、出来物もなくなっています。
posted by maruoka-yoshimitsu at 13:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月26日

虫歯のできやすいところ

成人になってから、虫歯のできやすい場所は・・・

本日、治療のための検査の男性
041025g

歯と、歯ぐきの境目
041025w

歯と歯の間
041025x

非常に写真に取りやすい場所でしたので載せてみました。
なぜ虫歯になるのか?ではどうすればよいのか?についてはこちら
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする