ああ。無情から続く
尊敬する内田樹先生のブログ-
10月23日のエントリーより
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平川君は前回の江さんの出版記念パーティのときは歯槽膿漏でお酒が飲めなかったが、今回はその治療の過程で歯医者のドリルが歯茎を突き抜けて鼻腔に達し、そこに炎症が展開してえらい状態になっているそうである。
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やっぱりそうか。そうなっていたか。
正確には鼻腔ではなく、副鼻腔である。
上顎洞とも言う。

この画像はCT画像である。
顔面を一枚のパノラマ状に写してある。
下顎は写っていない。
●が鼻の穴の位置。その上が鼻腔。
その左右に空洞があり(臼歯の上の部分)、それを副鼻腔という。
ここに膿が溜まることが蓄膿症(正確には副鼻腔炎)という。
風邪をひくと鼻汁がでる。
この副鼻腔の内側はシュナイダー膜という膜で覆われており、風邪を引くとこの膜が炎症を起こし、その浸出液が鼻汁となって、鼻腔から出て行く。
また、臼歯の根の先はこの副鼻腔の底に近く、このシュナイダー膜の炎症がきついと歯痛となって感じることがある。
こういう場合歯科医院にいくと、ワケもわからず
「うーん。痛い?仕方がない。神経を取ろう。」
なんていうことになる。
レントゲンを撮って歯に異常がなければ、
「風邪ひいてない?鼻詰まってない?」
と歯科医は必ず聞かなければならない。
さてこのCT画像をよくご覧になっていただくと、左右の副鼻腔の写り方に差があることに気づかれるだろう。
▼の部分は黒く、■の部分は白く写っている。
▼の部分が正常な写り方で、■の部分の副鼻腔には何か問題が起こっている。
このCTは組織の硬度まで計測することが可能なので、計測してみると、▼の部分は空気の数値を示す。
■の部分は液体ではない数値を示す。
筋肉より硬い数値を示す部分が多い。
この患者様には歯の治療と平行して耳鼻科を受診していただいている。
なので、まだ詳しくはわからない。
つまり、
平川さんの副鼻腔がエライことになってしまっているというわけ。
言わんこっちゃない。
信じるだけでは救われないこともあるし、どんな名医も人間なのだからミスを犯すこともある。
患者として
盲目的に医師を信用するのではなく、きちんとした説明やセカンドオピニオンを求め、その場その場でよく自分で考えることが重要。
posted by maruoka-yoshimitsu at 12:00|
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