2008年05月01日

インプラントの上A


インプラントの上@より続く

   
今まで、こんな仮のプラスチックのブリッジを入れて過ごしていただいていた。
▼の部分には大臼歯があるのだが、問題があり、歯を半分に分割して前側を抜歯した。
そして、インプラントが安定するまで、とりあえずの土台として使っていた。

   
仮のブリッジをはずしたところ。


ここに、


クラウンを仮に合わせる。
問題がない。
それを確認したうえで・・・・・


トルクレンチでヘッド内部のスクリューをしっかりと締め付け、


奥の歯を抜歯する。


抜歯をした歯と仮のブリッジ。

   
クラウンをセメントでセットしたところ。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療雑感

2007年12月26日

歯並びと歯肉炎

 


これは歯肉炎。
こうなると増殖性歯肉炎と言います。

歯肉炎とは初期の歯周病
このまま放置しておくと、歯ぐきの下の歯を支えている骨が溶けていきます。
プラークコントロールができていないためにこのようになるのですが、そのプラークコントロールの障害になるのがこの歯並びです。

このような歯並びでは、きれいにすることはなかなか難しい。
矯正治療をしたほうがよいでしょう。
矯正治療は、見た目をきれいにすることより、歯を守ることが第一の目的だと思います。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療雑感

2007年09月11日

歯周病と歯根破折で抜歯#3


歯周病と歯根破折で抜歯#2より続く

 
抜歯が終わった状態。
ここに、


合わせたプラスチックの仮のブリッジを、

 
セットして本日の治療は終了。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療雑感

2007年04月06日

ふーっ


先週からとても忙しいのですが、


今日の予約はこんな状態。
いつもは、急患の方のために、1〜2時間の空きを作ってあるのですが、今日は空きが全くありません。
無事に終了を迎えられるか不安です。(笑)

なので、こんな写真でごまかしておきます。

いつぞやの2次会。

女ばっかりの世界は結構大変なんですよ。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療雑感

2007年04月02日

これからのこと #3

 
これからのこと番外編「ハイディ」から続く

土日はハイディのことで盛り上がってしまいましたが(笑)、またいただいたコメントをご紹介しつつ、歯の話に戻していこうかと思います。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

初めまして、院長のプログを毎日楽しみに拝見している隠れ読者です。
私がこのプログを知ったのは半年ほど前、他のサイトから偶然辿り着きました。
院長の治療に対する姿勢、治療の過程、ここまでは他の歯科医院のホームページと変わらないのですが、日々の出来事、本の感想、スタッフの日常等、毎日メニューが変わり飽きる事がありませんでした。
そのうち日課となり楽しませていただいております。

私事ですが3年ほど前に歯を徹底的に治療いたしました。
それまでは「歯の治療」イコール「痛い、怖い!」が先行し、その場限りの治療で誤魔化していたのですが運良く良心的な歯科医師と出会い(院長でなくて申し訳ありません!笑)、今では快適な生活を楽しんでおります。

患者の立場から言いますと、まず望むのは信頼出来る歯科医師との出会い、治療の説明、そしてなにより恐怖の治療でないことです。
信じられないことですがずっと以前に何の説明も無く麻酔無しで神経を抜かれたことがありました。
その時の恐怖がトラウマになって益々通院が遠のく訳です。
こんな暴力的な歯科医も存在するんですね。
患者はまな板の上の鯉ではありません。患者の現況を診断し、どの様な治療が必要か、治療の説明、そうして両者に意思の疎通が生まれたら自ずと恐怖感は無くなります。

歯科医にとって一患者であっても患者にとっては自分だけの歯科医であって欲しいのです。
勿論技術面は当然のことですが気持ちが通じる歯科医の存在が第一ですね。
院長のプログを拝見して患者にとって理想の歯科医が院長ではないかと思うようになりました。
もう少し早くこのプログを拝見していたらお世話になっていたかもしれません。(笑)

治療が必要なのに決心がつかない方がこのHPをきっかけに通院されるケースも多いと思います。
治療の事だけではなくメニュー満載のプログ、可能な限り続行してください。
隠れファンは多いのです。明日も楽しみにしております。失礼いたしました。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

お名前は「熊のプーコ」さんとなっていますので、女性ですね。
どんな方なんでしょうか?

このように、過去の辛い治療の経験がトラウマになったとおっしゃる方は多いのです。
私が治療しているときでも、炎症がひどい場合は麻酔も効きにくく、痛い思いをさせてしまうことがあります。
そんなときは「もう少しですよ。」「ちょっと頑張ってくださいね。」「10秒だけ痛いのを辛抱下さい」などと声をかけながら治療はするのですが。
それをトラウマにしないように、注意しなければなりませんね。

しかし、「説明もなく、麻酔もなく、神経を取る」というのはちょっと・・・
プーコさん、大変でしたね。

でもいい歯科医に出会われたようで、本当に良かったと思います。
それで自分のお口に自信が持てるようになり、せっかく治療した歯を守るためにいろんな歯科関係のサイトをご覧になるようになったのでしょうか?
いい状態を維持して下さいね。

プーコさんのご意見ありがたく頂戴します。
この「これからのこと」を書き始めたのは、このブログを歯科関係の話題のみにするのか、それ以外の私の個人的な意見や、プライベートの話題も載せるのか?に迷っていたからでした。

でもこのところいただくコメントは、圧倒的に私のプライベートの話題も載せるほうがいいとのことですので、決心がつきました。
かなり古い話題も覚えていておられ、登場人物のその後も気にかけていてくださっている方もありますし。
土日も頑張ってエントリーします。(あああ、ますます休みが・・・・・笑)

プーコさんのお書きになった一文。

「歯科医にとって一患者であっても患者にとっては自分だけの歯科医であって欲しいのです。」

この文には頭が下りました。
その通りですね。
忙しいときには、完全に忘れてしまうことです。
歯科医にとってはなんのこともない、やりなれた治療であっても、その患者様にとっては一生に一度の大決心が必要だった治療かもしれません。
それを忘れてはなりませんね。
当院のクレドにも、「あなたは私なのです」と書いてありますから。
以後、さらに肝に銘じます。

そして「気持ちが通じる歯科医」であるために、これからもたくさんの経験や出会いを通じて、心を膨らまして行きたいと思います。
そして、つたないブログではありますが、それをわかっていただくためにエントリーを続けて行きます。


続く
 
 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 診療雑感

2007年03月28日

「歯が抜けた」のその後

歯が抜けたのその後です。


殴られて歯が抜けてしまいました。


この8ヶ月後。
よい状態で治っています。


この子のお父さんのお口。
きちんと定期的なメインテナンスにお越しになります。
虫歯も少なくいい状態ですので、この方のメインテナンスは6ヶ月ごとになっています。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療雑感

2007年03月15日

インフルエンザとタミフル

インフルエンザの高熱で苦しんでいる子供にタミフルを飲ませるかどうか?難しい選択ですね。

昨夜のニュースで小児科の臨床医が、「インフルエンザで入院中の子供に、タミフルを飲ませて異常行動が見られた場合でも、2回目タミフルを飲ませても異常行動は見られなかった。」とおっしゃっていました。
そして、「症例数が少ないので断定はできないが、タミフルに問題があるのなら2回目にタミフルをの飲ませたら、そのときも異常行動が見られるはずだ。」とも。

まだまだタミフルと異常行動の因果関係は解明できないようですね。

しかし、世界中でタミフルの7割を日本が消費しているとのことですが、これはやはり異常だと思います。
薬好きと言ってもいいのではないかと思います。

もう10年ほど前になりますが、デイビッドというオランダ人の医学生が我が家に2ヶ月ホームステイをしていました。
日蘭協会を通じて、京都府立医大の解剖学教室に研究に来ていました。
やってきたのが冬でしたので、ある日風邪をひいて熱が39度近く出ました。
辛そうだったので、

「デイビッド。病院に行ったらどう?」
と言ってみました。

外国で一人で不安だろうし、もちろん府立医大で無料で治療を受けることができますから。
しかし、デイビッドはこう答えました。

「オランダでは、このくらいの風邪では誰も病院になんか行かないよ。
もし私が病院にいったら、本当に治療が必要な人が待たないといけない。
風邪は寝てたら治る。
だから、今日は一日家でゆっくりしたいけどいい?」

彼は21歳でした。

オランダは福祉の先進国です。
でも、国民はこのような考え方を持っているようです。

日本で健康保険の自己負担率が上がったとき、医師が、
「それでも薬局で薬を買って飲むより、病院で薬をもらったほうが安く済みますので、病院に行きましょう。」
と言っている新聞記事を読んだことがありますが、病気と医療に対する考え方に大きな差があることを感じました。

もちろんインフルエンザで亡くなる場合もありますから、「インフルエンザで薬なんか必要ない。」と言う気はありませんが、「7割を消費」は世界の非常識と言ってもいいのではないかと思います。

ただインフルエンザは治りますが、虫歯は自然治癒することはありませんので、できるだけ早めの治療と定期健診をお勧めしておきます。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療雑感

2007年02月09日

写真は難しい

このブログにはたくさんの写真を載せていますが、つくづく写真は難しいと思います。
昔は、「写真なんてカメラが撮るんやからあんなもの誰が撮っても同じ」と思っていたころもありました。
しかし、写真は芸術ですね。

で、今日はこのような写真をあげておきます。
この方の撮る食べ物の写真が私は好きです。
瑞々しく、上品で、本当に「食べたい」と思います。
どこをどうしたらいいんだろう?

これでお腹いっぱいになってください。



















 
posted by maruoka-yoshimitsu at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療雑感

2006年12月05日

開咬と進化論

今日は朝から冷え込みますね。
京都でも初霜、初氷が観測されたようです。
私は昨夜は久しぶりに熟睡をしました。目覚めは爽快でした。
寒かったですが、キーンと澄み切った朝の空気はさわやかですね。

さあ今日も頑張ってまいりましょう。

下の写真をご覧下さい。


この方はもう10年ほど、2ヶ月に一回きちんとメインテナンスに来られています。


この方は先月初診でお越しになって、今治療の最中です。

このお二方に共通することがあります。
わかりますか?

どちらの方も前歯が全く咬み合っていませんでしょう?
でも、お口を開けて写真を撮ったわけではないのです。


上の方の奥歯


下の方の奥歯

このように奥歯はしっかり咬み合っています。
このような状態を開咬(オープンバイト)といいます。

またここで共通することは、この咬み合わせでも、お二人とも咬みにくいとは思っていらっしゃらないということです。
もし、標準的な咬み合わせの方が、突然このような状態になれば大変不自由な思いをします。

顎関節症の症状がでてくるかもしれません。
そして、まず麺類は食べられません。
麺類はまず前歯で押さえて、噛み切りますから。
でもこの方達は、全く問題なくおいしいラーメンをすすっておられます。
なぜそれが可能か?

ダーウィンが1859年に「種の起源」を発表しました。
なぜか「進化論」は弱肉強食の理論として理解され、環境に適応した強いものだけが生き残るというようなイメージでとらえられていますが、決してそうではありません。
そうであれば地球上に存在するのは、最も環境に適応した一つの種だけということになりますから。

ダーウィンは1831年から1836年にかけてのヴィーグル号で地球一周する航海中に、世界中で環境に適応した様々な生命を目にします。
そしてその様子を、自然選択、生存競争(正確には「存在し続けるための努力」とでも呼ぶべき概念)などの要因によって、環境に適応しうる形質を獲得した種が分岐し、多様な種が生じると説明しました。

つまり、どのパズルのピースも無意識に自分のはまり込む場所を選択し、生命としてそこに落ち着く努力をしているということです。

これが「適応」です。
上記お二方のような咬み合わせでは、本来なら、前歯で押さえられない、咬み切れない・・・それを補うために「舌」が発達します。
つまり舌で食物を上顎の前歯の裏側の付け根の後ろの歯ぐき(硬口蓋)に押さえつけ、またつぶしているのです。
そのため、その部分の歯ぐきにはどなたにでも凸凹があり(口蓋ヒダ)それをしやすくなっています。
なので、こういう咬み合わせの方の舌は平均よりも大きく、また舌の筋肉もよく発達しているのが普通です。
何年も何十年もかかって適応してきたわけです。
この場合は「環境に適応」というよりも、不十分な機能を他の器官が「代替」をしているのですが、ある意味「進化」といえるのかも知れません。

このような方に一般的な「正常」を押し付ける必要はありません。
もちろん症状が出たり、不便さを感じ始めるようでしたら治療ははじめますが。
そうでなければ、常にコンタクトを取り、異常が起きていないかをチェックしていくのが歯科医の仕事となります。

 
 
posted by maruoka-yoshimitsu at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療雑感

2006年05月12日

転位歯#3

転位歯#2より続く


抜歯後、ならびに歯ぐきの整形をした傷が治った。


ブリッジの横の歯もセラミッククラウンで被せるために仮の歯にしている。
見た目も違和感はない。


型をとりセラミッククラウンを作る。


模型上でもきちんとした咬み合わせであることがわかる。

転位歯#4に続く

 
 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療雑感