2004年12月31日

フルブリッジインプラント予告編

ホームページ更新のための予告編

上顎に歯を入れたい。
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インプラントを6本植える。
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こんなものを作って、
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ネジでとめる。
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治療終了
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2004年11月25日

MDIインプラント#2

本日、MDIインプラントの第1回手術。
041125c
○の部分に3本入れる予定。
実は、以前この場所にスタンダードのインプラントを入れようとして手術を開始したが、いざ歯ぐきを開けてみると骨の幅が1〜2mmほどしかなく、やむなく手術を中止したことがある。
この前、このMDIインプラントを知ったので、使ってみることにした。
041125d
このようにかなり細い。

もちろん、この患者様には
1.私が始めて使うインプラントである。
2.通常は下の前歯の部分にだけ使うものであるが、このインプラントだけで入れ歯を支えるわけではないので、かなりの可能性とメリットはある。
(右にはスタンダードのインプラントが入っており、これを支えにして、入れ歯を安定させる予定だが、やはり片持ちでは具合が悪い。)
3.最近アメリカで開発されたインプラントなので、あまり症例が多くない。
このようなことを、全てお話をした上で、同意していただいた。
(それゆえ、逆に責任は重い。)

041125e  1本入れた
通常のインプラントとは考え方も術式もかなり違うので、きちんと準備をしたが、それでも戸惑う。
ただ、細いインプラントなので、あまり大きく歯ぐきを開けなくてもよい。
0411258f  3本いれた
うまく入ったと思う。
041125g  終了

これでうまく骨とインプラントが結合してくれたら、

041125h  これはイメージです
入れ歯の裏側に金具を埋め込み、ホックのようにパチンとはまり込む形になる。
そうすると、入れ歯が安定し、特に上顎の入れ歯の場合は外形をかなり小さくできる。
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2004年11月15日

段階的インプラント

残念ながら、初診時の写真が行方不明のケースである。
初診時の模型。
041115a
赤い部分の歯を抜歯しなければいけないが、これらを抜いてしまうと奥歯が3本なくなってしまう。(この真ん中の歯はすでにない)
そのため黒い部分にインプラントを1本だけ植える。
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抜歯、インプラント前のレントゲン。●は骨量計測用の金属球。
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インプラントを植え、抜歯を済ませた。
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インプラントを支えにして仮のブリッジを入れ、歯を抜いた穴が骨で満たされるのを9ヶ月待つ。
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骨量計測用の装置。これでレントゲンを撮ると、
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このレントゲンは実物より拡大して撮影されるため、金属球の元の直径と画像での直径の比率を計算し、神経管との距離を測る。

そして、本日手術。
041115g  歯ぐきを開いた。
04115h  まず一本。
状態が悪い歯を抜くと、骨の萎縮量が大きく思った位置に入れるのが難しい。
041115i  もう一本。
041115j  手術終了。

このままで仮のブリッジを戻し、1週間後に抜糸。
骨とインプラントがしっかり結合するのを6週間待って、インプラントの上にクラウンを作っていく。
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2004年11月07日

インプラントシンポジウム2004

041107a
11月6日7日、日本歯科大学にて「インプラントと審美修復」シンポジウム。
写真撮影禁止なので、盗み撮り。
まあすごい。
アメリカ、スイス、イタリアからの演者。

最近のインプラント、セラミックの技術の進歩は驚くほどだ。
「やっとここまで出来るようになった」と思っていたら、あっという間に引き離されている。
個々についてはおいおいアップするが、たとえば、今までは歯がないところに、何とかインプラントを入れていたらそれでよかったのだが、今回のプレゼンテーションでは前歯が無いところにインプラントを入れ、その上にオールセラミックのクラウンをセットしている症例が多かった。
ところが、それがインプラントなのか、天然の歯なのか、強拡大の写真を私たちプロの目でみても全くわからないのだ。
もうここまできたのかと落ち込んだ。
しかし、今回の演者は世界のトップクラスのドクターの症例なのだから、まあ焦らずにぼちぼちやろうと、帰りの新幹線で自分を慰めた。
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2004年10月29日

オペ後2週間

10月14日にインプラントの手術。
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その2週間後の状態。
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通常は抜糸を1週間後にするのですが、この方は遠方から来られているので、2週間後になりました。縫合糸が残っているとプラークが付きやすく、そのため少し荒れているように見えますが、全く異常ではありません。

「少し腫れがでましたけどそれは覚悟してましたし。痛み止めもいただいてましたから、こんなものやと思います。今は歯ブラシがあたると少し血が出る程度で、痛みははありません。」

あと4週間たってインプラントがしっかり骨と結合したら、上に歯を作っていくことになります。
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2004年10月28日

インプラント途中経過

初診時の状態
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現在の状態
上の歯は残念ながら全て抜歯せざるおえなかった。
仮の総入れ歯が入っている。
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下は治療終了。入れ歯にはならず、全ての歯をクラウン・ブリッジで治療できた。
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ご本人は何とか入れ歯でない方法で治療したいとの希望がある。
現在の上の顎の状態。
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インプラントの手術をしているが、左側は、一度手術のため歯ぐきをめくったが、骨が板のように薄くなってしまっておりインプラントを入れることができなかった。
この上に、このような構造物を装着し、入れ歯をできるだけ小さくし、パチンとはまり込むタイプの入れ歯を作ろうと思っていたが、
041028m
(これは他の患者様の写真です。)

やはり片持ちでは安定が悪いことが予想されるため、日本で最近紹介されたこの細いMDIインプラントを使ってみることにした。
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このインプラントは、下顎の前歯の部分に使うインプラントであるが、このインプラントだけで入れ歯を支えるのではない、うまくいかなくてもあとのダメージが小さい、治療費が他のインプラントに比べて安価である、これらのことをよく患者様にご説明したうえで同意をしていただいた。
2週間後に手術の予定をしていたが、通関に手間取っているため、3〜4週間後になりそうだ。

今日は歯ぐきに覆われたインプラントのヘッドを出し、入れ歯の裏打ちをしなおして治療終了。
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posted by maruoka-yoshimitsu at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月25日

インプラントの熟練

「そちらの病院ではインプラントをやっていますか。」
「はい」

治療成績は、当然その手術をするドクターの技術や経験によって変わる。
インプラントの治療成績についての論文で、「インプラント治療の初心者、熟練者をどこで線引きするか?」というものがあった。
そのラインは50本であるらしい。
確かにそういわれると、私も14年ぐらい前から初めて、それぐらいの本数を過ぎたころから、感覚がつかめ、自信がついてきたような感じがする。
ただ、いくら最近はインプラントをする歯科医師が増えてきているとはいえ、50本のインプラントの手術経験がある診療所はそう多くないだろう。

MDIインプラントのところで書いたが、やはり基本を如何に大事にするかだと思う。
全くまっさらの骨に10mm以上のドリルをするのはやはり度胸がいるものである。
私も最初のころは手が震えたものだ。

そこでどうするかというと、安直に走りやすいのが人間。
深くドリルをするのが怖いため、ある先生はこのインプラントを第1症例に選んだ。
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これは歯を抜いたときの開いた穴の底に、もう少しだけドリルをして、抜歯をした日にインプラントを植えるという非常に特殊なインプラントだった。
これは、よほどの技術と経験、それにかなりの幸運がなければ成功しないインプラントだった。
現にほとんど治療例がない。
ドリルをするのが少しなので、安心と思ったのかもしれない。
結果はもちろん失敗。
聞くところによると、100万円ほどの手術器具が無駄になり、患者様の信頼も失ってしまったらしい。

やはりこういうインプラントは、経験をしっかり積んだ上で行うものだと思う。
これ以上は書かないが、冒頭の「はい」にも色々な意味があるはずだ。
posted by maruoka-yoshimitsu at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MDIインプラント

このインプラントは、下顎の総義歯を安定させるため下の前歯があった部分にのみ使われる非常に特殊なインプラントである。
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いわゆるスタンダードなインプラントとは、考え方、手術法、後の処置も大きく違う。
スタンダードなインプラントは骨にドリルをする前に、歯ぐきをめくり、骨の面を露出させなければならない。
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そして、このような手順をふんでインプラントを植えていく。
(詳しい手順はこちら)
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しかしこのシステムは、よい状態であれば歯ぐきをめくらずにインプラントを植えられる。。
説明のなかで、「インプラントの経験がない先生も、このインプラントは簡単云々。」とあったが、私は非常に危険だと思った。

歯ぐきの下の骨はそんなに単純ではなく、非常に細くなっている場合や、凸凹になっている場合が非常に多い。
この辺は、かなりの数の手術をこなさないとわからない。
歯ぐきをめくり、骨を露出させるということは確かに大変だが、骨の形を目で確認しながらドリルができるので、術者はやりやすいし、当然きちんとした位置にインプラントを植えることができるので、結果もよい。

また、このインプラントは、最終の長さまでドリルをせず、骨の表面の固い部分にのみ穴を開け、そこに細いインプラントを手の感覚のみでねじ込んでいくというもの。
骨といっても石のように均一なものではなく、固い部分、柔らかい部分、スポンジのようにカスカスの骨もあり、血管もあるのでドリルをしたときに噴出すように大量の出血があるときもある。
スタンダードタイプの経験がないドクターが、いきなり手の感覚だけでこのインプラントを成功させるのはかなり難しいと思う。

現に、失敗例の報告があった。それは、
このインプラントは、下顎の犬歯から犬歯ぐらいの間にしか使用してはいけないインプラントであるのに、下顎の一番奥の大臼歯の部分に使用し、おまけにそれが神経管に触れており、軽い麻痺が出ているといったものであった。
スタンダードのインプラントの経験があれば、このインプラントを大臼歯部に使おうとは絶対に思わない。
まあ、これは失敗例というよりも、ちょっとネェ。
posted by maruoka-yoshimitsu at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MDIインプラント研修会

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昨日は、研修会に参加した。
MDIという特殊なインプラント。

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「先生と呼ばれるやつには、ろくな・・・」とよく言われる。
非常に失礼だが、歯医者さんには「ちょっと・・・」と感じる方がわりと多い。
学会に普段着で来るドクターがいるのだ。それも、破れたGパンによれよれのTシャツという姿である。
「あなたは誰?」と言いたい。
ときどき内科学会などに参加することもあるが、そこでは、ネクタイを締めていない方はたまにあっても、ジャケットを着用していないドクターはいない。

昨日は普段着の方が、1/3だった。
人に物を教えてもらうわけですから、最低の礼儀は必要なんじゃないだろうか?
posted by maruoka-yoshimitsu at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月14日

オペレーション完了

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この歯のない部分にチタン製のインプラントを埋入します。

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麻酔を済ませてから、30分ほどで終了。
骨の幅が非常に狭い方だったので、多少工夫が必要でしたが、予定の位置に、予定の本数、サイズのインプラントを埋入することができました。
さすが[NEO]は素晴らしい。
全くストレスを感じることなく手術ができました。

「どんな感じでしたか?」
「前歯を抜いたときのほうがドキドキしました。大丈夫でしたよ。」

京都の八木町から(当院は四条河原町)1時間以上かけて来られている方なので、麻酔が醒める前に、鎮痛剤を服用していただいて帰っていただきました。
posted by maruoka-yoshimitsu at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月13日

新旧交代

10年間お世話になった[インプランターU]
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インプラントの手術のときは、必ず傍らにあったインプランター(骨をドリルする機械)
様々な思い出を残して勇退です。
これからは、根管治療用専門として余生を過ごします。

大型新人[インプランターNEO]
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現在、インプラント用モーターではダントツの評価を得ているNEOがやってきました。
今日は、メーカーの京セラのJ氏の取り扱い方の説明です。

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明日の手術に備えてのシュミレーション。
8個のプログラムがあり、それぞれにギア比、回転数、トルク、正逆回転、注水量を設定できる。
おまけにプログラムの切り替えはフットスイッチでできるし、ペダルで設定値以下の回転数でも使えるという優れもの。
注水用チューブのセットがワンタッチでできるなど、アシスタントにとっても非常に便利になっている。
ただこのチューブはディスポーザブルで、1本1500円とのこと。
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2004年10月12日

所詮、歯医者。

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今日、初診でお越しになった中年女性。
下顎奥歯が左右ともない。

「今までに何度も入れ歯を作りましたが、骨の出っ張りにあたって痛くて咬めませんで した。どこにいってもダメだった。」
「もちろんそのままで入れ歯を作っても、結果は同じです。
 解決方法としては、まず第一番目は簡単な手術でその骨の出っ張りをとることです。」
「痛いでしょうね。」
「手術中は麻酔をしていますので痛くありませんし、後も、仕事ができないほどの痛みはありません。
 第二番目は、インプラントと言って・・・」

彼女はここで大きく左右に手を振り、
「私、インプラントは絶対にしません。」
「なぜですか?」
「知り合いがインプラントをして、この前合ったら、またこの辺の具合が悪い(顎をなでながら)と言っていましたし。」
「ああ、そうですか。では、もうインプラントの説明はしなくてよろしいですか?」
「はい。」

思い込みなのだ。確かにその知り合いの方のインプラントはうまく機能していないのかもしれない。もちろん、知り合いの方の治療は私が行ったのではない。しかし、この方の顎の骨は、歯科医から見ると珍しいほどインプラント治療に最適な状態なのだ。

やはり、入れ歯はしっかりは咬めないし、他の歯に負担がかかる。もしここでインプラント治療をしたら、この方は入れ歯の異物感から開放され、美味しく食べるというクオリティーオブライフがどれほど向上するか。

しかしこれ以上の説明をしても、全く聞かれないのはよくわかっていたので、これ以上の説明はしなかった。

やはり、もう少し科学的に考えて欲しいときがある。
「家族が、こうしてもらい。と言ってるので。」
「知り合いが、やめとけ。といったのでやめます。」
もちろん、ここまでに写真や模型をお見せして、
「今こうなっているから、こうする必要があるのですよ。」と充分にご説明をしてるのに、こう返されると・・・

小さな声で、
「じゃあ、これからはその方に治療をしてもらってください。」
と言いたい。。

知り合いの「やめとき。」に歯科医が太刀打ちできないこともあるのです。
posted by maruoka-yoshimitsu at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする