2006年03月03日

インプラント オペ フラップレス


この奥歯の部分にインプラントを入れる予定。
通常はこのように歯ぐきをめくり手術をする。


しかし今回は骨の状態が良いと予想されたので、歯ぐきをめくらずに手術をすることとした。
ティッシュパンチという器具で、歯ぐきに最小限の穴を開け、ドリルをする。


インプラントを入れた。


一週間後。
患者様の負担が最小限ですむ。
ほとんど痛みはなかったとのこと。


同部のレントゲン写真

 
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2006年02月28日

インプラント オペ 06.2.28



ここに2本インプラントを入れる。


歯ぐきがとても厚く、難しい部類のオペとなった。


縫合をして終了。

 
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2006年02月24日

インプラントのオペ 06.2.24


この奥に1本だけインプラントを入れる。


歯ぐきを開けたところ。


骨の状態が良くやりやすい。
ただ骨が平均以上に固く、インプラントの形に合わせたねじ切りをしているときに、モーターが止まってしまった。
これはある程度以上のトルクがかかると安全のためトルクリミッターが作用するため。
こういう場合は手の感覚でタッピングという作業をする。
そのぶんインプラントの安定は非常によく、安心してオペが行える。


縫い合わせた。


1週間後、糸を抜いたところ。


そのレントゲン写真
インプラントの形を見ると、ねじ切りの意味がお分かりいただけると思う。

 

 
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2006年02月22日

インプラント オペ 06.2.22



ここに2本インプラントを入れる。


歯ぐきを開けた。
相当に歯ぐきが厚く、手術が難しそう。


2本入れた。
骨の状態は悪く、困難な手術になった。


縫い合わせて終了。


手術後一週間経過。
縫合糸についているのはプラーク。
ほとんど腫れもなく、順調だったとのこと。


糸を抜いたところ。

 
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2006年02月03日

インプラントのオペ 06・02・03

 

右下奥のここにインプラントを2本入れる。


歯ぐきを開けた。


2本入れる。
CT撮影をしてシュミレーションも充分に行ったが、手前のインプラント周囲の骨が非常に柔らかく、最初に入れた直径3.3mmのインプラントは安定せず、再度4.1mmのものを入れなおした。


縫合


術後一週間
縫合糸についているのはプラーク


糸を抜いたところ

 
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2006年01月06日

なかなか


以前勤務していたスタッフのご親戚の方。
右下のこの部分にインプラントを2本植える。
失敗は許されない。
が、そんなに骨の状態は悪くないので楽な手術だと油断していた。


開けたところ、専門的になるがすでに状態は悪い。
タラリと汗が流れ始める。


2本入れたが、▼の部分の骨、特に内部の骨が柔らかくインプラントが安定しない。
正常な固さがリンゴぐらいだとすると、ここは熟したバナナほどしかない。
これではダメである。


一度入れたインプラントを撤去し、


ちょっとした工夫をし、もう一回り太い径のインプラントを入れなおす。
骨が柔らかいからインプラントが安定しないわけで、いくら太い径といっても、ここでマニュアル通りのドリリングをすればまた安定しない。
この工夫は経験を積まないとできない。

ただ患者様にはこのことをよく説明し、結果はまだわからないことをしっかり伝えておく・・・のだが、


手術をして2日目の早朝7時半、この方から電話があった。
「先生、昨日の夜寝る前は2本見えてたのですが、今朝起きて見たら、1本しかないように思うんです。
寝ている間に1本どこかに行ったんでしょうか?」
「では今日来てください。」
「ハイ」
少し心配させすぎたのだろう。

来ていただいたら・・・・・
2本ともしっかり存在していた。
3日後ぐらいは一番腫れが大きくなるときなので、歯ぐきがかぶさって少し見えにくくなっていたのが原因。
まあ、3日後ぐらいで心配されたようなことは起こらない。


1週間後
これから抜糸


10日後


15日後
ピンセットの背で叩くとキンキンと金属音がする。
これがOKの印。

このITIインプラントは通常は手術後6週間たてば上に歯を作ることができるが、今回は3ヶ月このままで置いてから、歯を作ることとした。

 
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2005年12月02日

抜歯と同時のインプラント

と言っても、抜歯をした場所にすぐにインプラントをしたわけではない。
最近は抜歯をし、そこに他の場所から骨を移植してその場でインプラントを植えるということが可能になってきている。
しかし、私はまだその方法をとっていない。
私が行う手術は、100%の成功が予想できるもののみである。

やはりこのような複雑な手術は、それ専門の手術室で専門医が行うものであり、通常の歯科治療を行っている場所で、片手間にやるべきものではないと思う。

さて、この方の続き


親知らずが飛び出して、上の顎の歯ぐきに当たってしまっている。


抜歯をした。


その前の歯ぐきを起こし、


インプラントをねじ込んでいく。


終了。
上の一番奥の歯がすでに失われているので、2本入れる必要はなくこの1本だけでよい。


縫合。

この処置は予定通り1時間で終了した。

「どうします?まだ大丈夫ですか?」
「はい。続けてください。」

とのことだったので、それから他の歯の処置を2時間ほど行った。
とても頑張る方である。


一週間後


糸を抜いた。
この日はご本人の希望で、これだけで終了。
次回はまた3時間の治療の予定である。

 
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2005年11月30日

インプラントのクラウンができるまで

あっさりしたインプラントのオペの続き


前回はここまで


傷が治った。


仮のプラスチックのブリッジをはずした。


上から見たところ。


インプラントの前の天然の歯にはセラミッククラウンをセット。


今回はインプラントのボディー(骨の中に入る部分)の上にはこのヘッドを使う。


このように内部の小さなスクリューで止める。
一番奥のインプラントのオペをしたときにはこのタイプのヘッドはまだ発売されていなかった。


トルクレンチを使い、決められた強さで締め付ける。


ヘッドが装着された。


型をとり、クラウンを作りセメントでセットする。

 
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2005年11月24日

喜ばしい最終確認

昨日の続き


現在の下顎の状態。
合計で6本のインプラントが入っている。
このインプラントを使ってどのようなクラウンを作ることができるか事前に模型上で確認をしておく。


正面
思っていた以上にうまくいっている。


右側


左側
いつもはこのような模型は私自身が作る
今回ここからは、技工士さんの問題なので、この模型はYBデンタル米澤技工士に作ってもらった。


昨日作った資料。
これをお渡しして、治療費の再確認をし、治療順序についても詳しくご説明する。
「ここまできたのなら、このようにしたいと思います。
と同意いただけた。


なので、残っている歯を、


抜歯する。


このような歯を使わずにすむことは、将来の不安がないということ。
今回はインプラントの女神に助けていただいたように思う。

 
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2005年11月23日

最終プラン


初診時

インプラントを希望されたのだが、この方の上顎は骨がなく、このマグネット義歯を入れている。

下顎の骨の状態も悪く、当初はこのようなインプラント併用の義歯を計画した。
しかし、インプラントで全ての歯を作ることができるわずかな希望があった。
なので、変則的ではあるが、とりあえずはインプラントを入れていって、可能であれば全て御自分の歯のように、どうしても無理なら義歯タイプで治療することを、何度も何度もお話し合いをしながら進めていった。


まず右下の手術


次に前歯の手術


最後に左下の手術

この最後のインプラントも手術後4週間経ち良好に経過している。
そのため、歯周病で先行きが不安な歯を全て抜歯して、インプラントだけでブリッジを作ることができる。

明日この方と最終のプランの打ち合わせ。
その為の資料作りのために今日も仕事をしているわけです。
その資料をアップしようと思いましたが、今日は息子との約束があるため早く帰らねばならず、それは明日アップします。

 
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2005年10月28日

ロングロングストーリー [ 8 ]

ロングロングストーリー[ 1 ]
ロングロングストーリー[ 2 ]
ロングロングストーリー[ 3 ]
ロングロングストーリー[ 4 ]
ロングロングストーリー [ 5 ]
ロングロングストーリー [ 6 ]
ロングロングストーリー [ 7 ]
から続く


インプラントの状態。


奥の2本のITIインプラントの上にアタッチメントの付いたクラウンをスクリューで固定する。


義歯の内面にはOリングのはいったハウジングを装着する。


このように・・・


義歯がしっかり固定される。
義歯の人口歯の付け根にある段差は、取り外し用である。
ここに爪をかけてはずす。
そうしないと固くて取れない。


上から見た義歯を入れる前。


義歯を入れたところ。


左が今まで使っていただいていた仮の義歯
右が今回新しくなった義歯


正面から見ても義歯とはわからない。

インプラントをするのに必要な骨がない場合、いろいろなところから骨を移植し、骨量を増やしてインプラントをする手術があるが、私はまだ行っていない。
予後がまだ明確でない部分もあるし、そこまでの治療を望まない患者様もいる。

今回の治療に関しても、確かにいくらインプラントを使っているとはいえ義歯は義歯である。
しかし患者様の負担は最小限であるし、明確に安定した予後が期待できる方法だと思っている。

 
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2005年10月27日

ロングロングストーリー [ 7 ]

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ロングロングストーリー [ 5 ]
ロングロングストーリー [ 6 ]
から続く


こんな模型ができる。


この上に義歯を作る。


義歯本体。


これがブレーシングアームとスタビライザー。


このように・・・


入っていく。


その裏側。


義歯の内側には穴をあらかじめ開けて作ってある。


これがハウジング。
内部にはゴムのリングが内蔵されている。


次回お口の中で、ハウジングをMDIインプラントにセットした状態で義歯に埋め込む。


完成全体像。

長いお話でしたが、次回これら全てを患者様のお口にセットしてこのお話は終了となります。

ロングロングストーリー [ 8 ]に続く

 
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2005年10月19日

ロングロングストーリー [ 6 ]

ロングロングストーリー[ 1 ]
ロングロングストーリー[ 2 ]
ロングロングストーリー[ 3 ]
ロングロングストーリー[ 4 ]
ロングロングストーリー [ 5 ]
から続く

前回はこの模型ができるまで

この上に、


こんなクラウンを作る。


アタッチメントという義歯を安定させるパーツをつけてある。


その裏側
ブレーシングアームとスタビライザーというものが入り込む部分である。
この技工は非常に精密さを要求される。
(YBデンタルの米澤技工士による)


全体はこんな感じ


お口の中はこうなっている。


奥のインプラントにクラウンをセットする。


そしてこの上からもう一度型をとる。
これは義歯を作るためのもの。


クラウンはこの型の中に、取り込まれている。
ここに石膏を流し、模型をつくり、そのうえで義歯の完成となる。

  
ロングロングストーリー[ 7 ]に続く
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2005年10月15日

難工事

今日は朝からこの患者様のプランニング。

おまけにCT画像を操作しながらなので大変時間がかかる。

午後1時より1時間半ほど今度新しく導入予定のインプラントメーカーの方のお話を聞く。
確かに進歩している。
やはり結果を出して生き残っていくものは常に進み続けているものだ。

また昼ごはん抜きで、



ここまで頑張ったが予定の半分もできなかった。
明日は息子を大阪自然史博物館に連れて行く約束をしたのだが、それは無理になった。

すまぬ!
許せ。
父は頑張っているのだ。

 
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2005年10月13日

ロングロングストーリー [ 5 ]

ロングロングストーリー[ 1 ]
ロングロングストーリー[ 2 ]
ロングロングストーリー[ 3 ]
ロングロングストーリー[ 4 ]
から続く


前回はここまで。
インプラントと骨はしっかり結合した。
これから、この上に歯を作っていく。


型を取るための器具。
下が印象用キャップ、上がポジショニングシリンダー。


まずインプラントの上にキャップをパチンとセットする。


その上からシリンダーを押し込み位置を決める。


その上からシリコンで型を取る。


型をはずすとこうなっている。


右がインプラントの実物。
左がアナログ。


上の部分がインプラントと全く同じ寸法に作られている。


このアナログを先ほどのキャップとシリンダーにはめ込み、石膏を流すと、


このようにインプラントが植わったお口の状態が模型上に正確に再現される。

ロングロングストーリー [ 6 ]に続く 

 
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2005年10月12日

体が思い、想い、いや重い。

今朝、異様な体の重さで目覚めたマルオカです。
ちょっと「どうしよう?」と思うほどでしたが、ここは西郷式で布団を蹴り飛ばし、動き出せばなんとかなるものです。

しかしこんなときは、早く仕事を切り上げ、ビールを飲みながら湯豆腐でもつつき、楽しい映画を見ながら早く寝るのが一番の薬なんですが、そうは問屋が卸させてはくれないのが現実です。

インプラントをするときはCT画像が欲しいのです。
しかし、通常のCT撮影ではインプラント手術のための診断はできず、その為の画像処理ソフトが必要でした。
今までのソフトは高価で、ランニングコストもかかりました。

先日、この『10DR』というソフトを、和田精密さんが紹介してくださり、即導入しました。



コンパクトで使いやすく、もちろん必要な機能は充分です。
ポインターを画像上にあわせるだけで、実寸や、骨の硬度なども瞬時に表示されます。

そしてこの患者様
歯が無いところはできるだけインプラントで治療したいとのご希望だったので、武田病院へCT撮影に行っていただいたところ、武田病院がそのデータをCDで神戸の10DR社に送り、2日ほどで処理されたデジタルデータがメールで届きました。

本日の治療終了後、インストラクターにおいでいただき、そのデータを使って10DRの操作の仕方を教えてもらうことになっています。
それで、今日も早く帰ることはできないわけです。

明日提出の国勢調査の集計がまだ完了していませんし、あー、なかなか・・・

 
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2005年10月11日

ロングロングストーリー[ 4 ]

ロングロングストーリー[ 1 ]
ロングロングストーリー[ 2 ]
ロングロングストーリー[ 3 ]
から続く


[ 3 ]ではここまでだったが、


このMDIインプラントの奥に、2本のスタンダードタイプのITIインプラントを入れる。
もうこれ以上のインプラントは入らない。


その術後のレントゲン


傷が治ったところ


まだ仮の義歯を使っていただく。

ロングロングストーリー[ 5 ]に続く
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2005年10月07日

数字の裏を読む

国勢調査員のマルオカです。

国勢調査も終盤に差し掛かりましたが、いろいろな問題が噴出しているようです。
この調査のやりかたはいわゆる「隣組」的な地域社会では可能ですが、都市部では大きな問題をはらんでいると思います。

調査員をしていると、マンションに一人暮らしをしている女性の名前もわかってしまいます。
私が調査員に任命されたときは、資格検査や身元調査など一切ありませんでした。
たまたま今年町内会長だったという理由で、京都市よりの一方的なご命令です。

また町内に50室あるワンルームマンションがありますが、その一軒一軒を全て調査するなどとても不可能なことです。
調査票が回収できなければ、近隣の住人から聞き取り調査をして調査員が調査票を作成しなけらばなりません。

今時の都市部のマンションで、そんなことを教えてくれる人はまれですし、まず隣に住んでいる人が男か女かということさえ知らないのもそう珍しいことではありません。
それを全部聞き取り調査せよというのは理不尽な話です。

この国勢調査の第一番の目的は人口を調べることです。
国がこの調査の結果をどのような統計上の処理をするのかはわかりませんが、このような理由から、発表される人口より本当の人口は10%は多いと感じています。

数字の裏側の事情もよく考えないといけませんね。



インプラント治療の成績が発表されている場合があります。

例えば1年間に100本のインプラントを入れ、それを10年やり続けた場合、インプラントの総数は1000本です。
そこで、失敗したインプラントが50本であれば成功率は95%と成績を評価されている統計があるとしましょう。。
この場合どういうふうにこの統計の取り方と成績の評価を見極めるべきでしょうか?

まず何を持って成功とするか?です。

1.インプラントは骨の中にスクリューのようなボディーを埋め込みます。これが手術です。
2.ボディーが骨と結合したら、その上に歯を作ります。一応これで治療終了です。
3.しかしこのインプラントとその上の歯は機能し続けなければなりません。

この3つの段階での評価が考えられます。
インプラント黎明期のころ、ある大手のインプラントメーカーは、自社のインプラントの治療成績の評価を、手術をして骨と結合したらそれは全て成功としていました。
上に歯を作る以前に成功と評価していたわけです。
さすがに現在はそのようなことは改められているようですが。

では一般的にはどの段階で評価をするのが妥当でしょうか?
ガンの治療成績の評価は5年生存率が使われます。
手術を受けた患者様のうち何人が5年後に生きているか?ということです。

インプラントでもそのあたりが最低ラインの評価の仕方だと思います。
私が主に使用しているITIというインプラントでは、成功率というとこの5年生存率です。
つまり、手術をして、上に歯を作り、それが5年後きちんと口の中で機能していることを持って成功と評価します。
もちろんこの5年を1年とすれば成功率はあがります。
しかし、インプラント治療は高価ですし、1年ぐらいで成功と評価するのは好ましくありません。

ですので、この成功の基準が明記されていなかったり、基準が甘い統計などはあまり参考にはなりません。

そしてこのように5年生存率をもってインプラントの成功率とする場合、この統計の分母が問題となります。
1000本のインプラントをした場合、何本のインプラントの経過を追っているかが問題となるのです。

つまり、失敗していようが成功していようが、手術後5年経過してもう一度その病院で検査をできたインプラント治療の結果の総数が分母にならなければおかしいわけです。
そうでなければ正確な成功率は算出できません。

実際的にはインプラント手術をした患者様全てをメインテナンス対象とし、フォローアップ、5年後の評価をすることは不可能ですので、分母を1000とした統計の成功率95%の信憑性はその時点でもはやないのです。
すぐにそのインプラントがダメになり、不信感をもたれて転院される患者様もいるでしょうし。

  
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2005年10月06日

ロングロングストーリー [ 3 ]

ロングロングストーリー [ 2 ]の続き


さて、こちら側が難物である。


▼の部分にはスタンダードタイプ(自分の歯と同じようにできるタイプ)のインプラントを入れることができる。

しかし、●の部分は骨の幅が非常に狭い。
細い針で歯ぐきを刺して内部の骨の幅を測ってみると、どう楽観的にみても2mmの幅しかない。
一番細いスタンダードタイプのインプラントで、直径が3.3mmあるので、ここに入れることは100%不可能である。

ただこの患者様のご希望は、「義歯がいやなのでインプラントにしたい」ということではない。
義歯の金具がかかる歯には大きな力(異常な)が加わり、それで歯が悪くなることをよくご存知で、「もうそのような理由で自分の歯を失いたくない」というのが最大のご希望である。
本来インプラントは、このように天然の歯を守ることが役目であり、天然の歯を抜いてインプラントを入れることが治療の目的ではない。

故に、当初の計画では[ 2 ]で入れた反対側のインプラントと、▼の部分に入れることができるインプラントのみで義歯を支えようとした。
もちろんこの患者様もそれで了承された。

しかし、それで当初の目的は達成できるが、義歯の大きさもそう変わらず、歯科医としてあまりにも芸がない。
そこで、MDIインプラントという特殊なインプラントを補助的に使うこととした。
そうすると、義歯の大きさをかなり小さくすることが可能となる。

しかし、このインプラントでも直径は1.8mmである。
果たして、それだけの骨の幅があるかどうか?


なんとか2本入れることができた。


レントゲン写真
左右を比べると太さの違いがよくわかると思う。


この段階ではまだ仮の義歯を使用していただく。


歯ぐきが治癒したところ。
インプラントもしっかり骨と結合している。

ロングロングストーリー[ 4 ]に続く

 
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2005年10月04日

ロングロングストーリー [ 2 ]

ロングロングストーリー[1]の続き


インプラントにヘッドを装着。


トルクレンチを使い、決められた強さで締め付ける。




ヘッドが装着された。


模型上でこのヘッドを使い、その上で作っておいたクラウンをセットする。


こうしないと、以前の義歯が使えない。


左が今までの義歯。
もうインプラントの上にクラウンがセットされたので、この義歯は入らない。

なのでこのときには、仮の義歯を用意しておき、クラウンのセットと同時に新しい義歯もセットとなる。


インプラントのクラウンに金具がかかるようにしてある。
下の前歯の治療はもう終わっている。

さあ次は反対側。
これが難しかった。
 
ロングロングストーリー [ 3 ]に続く
 
posted by maruoka-yoshimitsu at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする