森さんという方からコメントをいただいたのですが、表示を「承認」したところ消えてしまいました。
なので、ここでお返事しておきます。
コメントというよりご質問でした。
内容は以下のようだったと思います。
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左右の奥歯に1本ずつインプラントを入れた。
最終のクラウンが入ったが、左右ともインプラントの前の自分の歯と連結されている。
インプラントと自分の歯を連結してもよいのか?
自分の歯の状態が悪いから、連結されているのか?
その連結されたクラウンの間に歯間ブラシが入りにくい。
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詳しい状況がわかりませんので、一般的なお返事になります。
まず、現在はインプラントと歯をつないで被せることはしません。
ただ原則としてということで、「禁忌」(してはいけないこと)ではありません。
10年以上前は連結も許されていました。
というより、インプラントだけで咬む力を支えることに、歯科医が不安を抱えていた時代もあったのですが、現在は連結することは99.9%ないと言ってよいと思います。
理由は
インプラントは表面が骨と強固に結合していますから(現在の標準的なインプラントの場合)、ほとんど動くことはありません。
それに比べ、歯は骨と直接結合していませんので、しっかりしている歯でも、生理的な動揺というものがあります。
動くものと動かないものとを連結した場合、動かないほうに障害がでます。
つまり歯の動きが、動かないインプラントに伝達された場合、その結合部、つまりインプラントとクラウンを連結しているセメントや、スクリューが外れたり、折れたりすることがあります。
またインプラント本体が折れたり、インプラントの周囲の骨が吸収を起こす場合もあるようです。
このような理由で、特にインプラントの前後の歯の状態が悪い(例えば、歯の動きが大きい)と言った理由で、連結をすることはよい選択とは言えません。
しかし、インプラントと歯を連結してあっても、10年以上無事に経過している私の症例もありますので、このようなことが必ず起こるというわけではありません。
(ただし前後の歯には問題がないケースです。)
またインプラントと歯を連結した場合、歯が沈下を起こします。
つまり歯が下に下がります。
そうなると咬み合わせが変化することがあります。
インプラントがトラブルを起こす一番の原因は「感染」です。
つまり、
プラークコントロールができていないと、歯が歯周病で支える骨を失いグラグラになるように、インプラントの周囲の組織が炎症を起こし、ついには骨が吸収されていきます。
なので、インプラントの周囲はプラークコントロールができやすい環境に維持されなければなりません。
またプラークコントロールに効果的なのは
フロスです。
連結をしたクラウンの間には当然フロスは入りません。
なので、できるだけ連結はしないほうがプラークコントロールはしやすいということになります。
posted by maruoka-yoshimitsu at 19:50|
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