私の患者様の中にも「うつ病」の方がいらっしゃいます。
経験のない人にとっては「うつ病」は不思議なものかもしれません。
私自身は、39歳ぐらいの時に軽いうつ病(自己診断)を経験しましたので、その辛さはよくわかります。
特に困っていることはないのに、不安で不安で仕方がない。
やる気が起きない。
夜中に目が覚めると、黒い冷たい水が胸の中に溜まっている感じで苦しい。
「おかしいなぁ」と思っていたら、「徹子の部屋」で武田鉄也さんが、
「今まで、公園の鉄棒で何十回でもできていた懸垂が、40歳になったある日突然、一回もできなくなりましてね。
それで、病院に行ったら『中年のうつ』と診断されました。」
と話されているのを聞いて、「あっ!そうか!」と思い、持っていた本を読み返してみたら、自分の症状が「うつ病」と気づいた次第。
なかなか自分のことはわからないものです。(笑)
で、どうやって改善したのか?
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日本の場合には5人に1人が一生のうちに1度はうつ病を経験するといわれています。
現代のビジネスマンは転勤、異動やリストラの負担など色んなストレスにさらされることが多いです。
特に几帳面でまじめな性格の人や融通がきかない人は、いろいろと気を使いすぎてストレスを溜め込み、うつ病になりやすいと言われています。
仕事やストレスでへこみそうな時、その解消のためお酒やタバコに手が出やすいのではないでしょうか?
しかし、一番いいことは『軽い運動』です。
運動は健康のために大切ですが、心理的にも有益であることがわかっています。
さらに運動は気分転換に役立つだけではなく、うつ病にも治療的な効果があることがわかってきました。最近の研究によると、定期的な運動は抗うつ剤と同様にうつ病に対して効果があることが様々な研究で実証されています。
例えば、デューク大学医学部ジャームズ・ブルメンサル教授は、抗うつ薬を服用したグループ、有酸素運動のみを行ったグループ、抗うつ薬と有酸素運動を併用したグループに分け、4カ月間の治療効果を比較しました。
その結果、有酸素運動のみを行ったグループの回復率が最も高いことがわかりました。
このようにうつ病患者に対して最も重要な治療の一つが運動です。
ではなぜ、有酸素運動などがうつ病の改善に役立つでしょうか。
まずは、運動をすると、気分を良くするとされるエンドルフィン又はセロトニンのレベルが運動で上昇されるため、うつ状態に陥った心も徐々に回復し、やる気を起こさせるのではないかというのであります。
また、運動は、脳だけではなく、気持ちや感情にも変化をもたらします。
何かの運動に取り組み、その運動に集中することによって、いやな考えや気持ちを忘れることが出来ます。
さらに、運動を行うことによって、達成感や満足感などの快感を得ることも可能です。
その結果、自分にも自信がもてるようになり、自然と明るい気持ちになってきます。
有酸素運動のほかにも日常生活の中で簡単にできることはたくさんあります。
例えば、呼吸法やストレッチはいつでも簡単に出来るし、体内の疲労を取り払ってくれるので体の疲れがとれる爽快感が脳にいい刺激になります。
オフィス街の『ストレッチジム』「ホグレルスペース」では多くのビジネスマンが仕事の間、凝り固まった筋肉をほぐし、心身の疲れを取って職場に戻られます。
うつ病の患者は引きこもりがちで、運動をしなくなりますが、これがまたうつ病を長引かせているかもしれません。
しかし、皮肉なことに、うつ病患者の問題は、運動が心身にいいことは分かっていても「その気にならない」ことであります。
初めはその気にならなくても、とにかく意識的に体を動かすことが大事です!
毎日少しずつ体を動くことに慣れればいつかは運動を楽しんでいる自分を発見する時が来るでしょう。
しかし、いずれにしろ、苦痛に思うような運動では逆効果です。自分の好きな運動を選び続けることがもっとも大切でしょう。
(執筆者:李銀英・ホグレルスペース広報)
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そして、私はある日、こんな文章を読みました。
アメリカで、古くはベトナム戦争後やイラク帰還兵のPTSDが問題になっている。
しかし、これは今に始まったことではない。
古代ローマにおいて、戦争は日常茶飯事だった。
ローマに帰還した兵士たちの中には、うつ病やPTSDの症状を訴えるものが少なくなかった。
そのような場合、ローマの医者は処方箋にこう書いた。
「多忙にさせておくこと」
で、自分を多忙にしました。
そうできたのは、多少改善し始めていたからかもしれませんが。
でも、今となってはいい経験だったと思います。
うつ病の患者様の苦しさがよくわかりますから。
うつ病の人に、言ってはいけない言葉・・・・
「がんばれ!」
頑張れないからそうなっているんですから。
「風邪をひいたら、栄養のあるものを食べて、ゆっくり休むでしょ。
無理をしたらこじらせます。
体が、風邪をひくように、心も風邪をひくことがあるんですよ。
今は心が風邪をひいているわけですから、『がんばろう』なんて思わずにゆっくり休んだらいいんですよ。」
と、お話できるようになりました。
こう思えると、少し気持ちが前向きになるのです。
でも、あまり苦しいときは心療内科などを受診すべきです。
いい薬もありますし。
2008年04月22日
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