2008年04月17日

アメリカの高校中退率

今朝のNHKの「おはよう世界」から。

全米での高校卒業率最悪都市はデトロイトで24.5%、2位はインデアナ・ポリス。

デトロイトでは高校を卒業できるのが4人に1人以下。
全米全体で120万人が毎年中退している。

都市部で中退率が高く、郊外では低い。
例えばニューヨーク州。
シティーでは卒業できるのは48%、郊外では82%。
おおざっぱに言うと、都市部では2人に1人しか高校を卒業できない。

日本は、学校に入学したら卒業するものというような常識があるが、アメリカはそういう考えではないということもあるだろう。
なんたって「自由の国」だから。

しかし、
アフリカ系の卒業率は53.4%。白人系は76.4%。

このように、中退率は貧富の差にも大きく関係しているようだ。
アメリカでは、一般的に郊外に白人系の富裕層が多い。
つまり、都市部の貧困層は2人に1人が中卒で世間に出ていくということになろうか。

また不法移民の子供たちも、今まではアメリカ国民と同じように安い学費で高校に入学できたが、それは不公平ということになり、あちこちの州議会でそれを禁止する法案が決議され始めている。

つまり、アメリカ国籍がない親たちは高い学費を払わねばならなくなり、さらに中退者が増えている。

私は、アメリカの繁栄はもうそう長くは続かないと思っている。
やはり、国家の安定的な発展には「教育」・・・つまり、標準的な知識、倫理を身につけた均質な国民=労働力が必要。
それは、戦後の日本の発展を顧みればよくわかる。

現在、急成長を遂げている中国、インドも、アメリカよりさらに大きな「格差」の問題を抱えている。
そしてこの急成長は、自国の貧困層による「安い労働力」に支えられている。
教育がいきわたり(インド、中国でそれはありえないが)、国全体が豊かになれば、安い賃金で過酷な労働をすることを人は嫌がるようになる。
これはバブル期の日本でも起こった。
そうなれば、安い労働力というメリットがなくなるわけであるから、世界市場で競争力を失う。
痛し痒し。

EU諸国は、その労働力を移民に頼った。
なので、その格差により暴動などの種々の弊害が起きている。

日本は閉鎖的と言われるが、果たしてそうだろうか?
確かに、比較をすれば閉鎖的なのだが、その善悪を判断する基準は何なのだろう。
差別をするわけではないが、大きく門戸を開き、大量の移民労働者を受け入れたらどうなるか?
それは歴史や他の国の状況を見れば明らか。

例えば、「治安の悪化」。
もちろん日本人の身体的、経済的な安全が脅かされることが一番の問題だが、そこには身を守り治安を維持するための大きな個人的、精神的、社会的コストの増加が発生する。
それを負担するのは誰か?

私は、橋下大阪府知事の改革に対する姿勢はおおむね評価しているが、私学助成金の削減だけはやめてほしいと思っている。
やはり、国家の根幹は「お金儲け」ではなく、「教育」だろう。
つまり、正しい倫理感を持った青年を作り出すこと。
そして、日々安心して暮らせる日本を作り出すこと。

よく言われる言葉だが、

「お金はあとからついてくる。」


ワッハ上方は別にどうでもよろしい。

  




posted by maruoka-yoshimitsu at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 丸岡私見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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