顎関節症(がく関節症)について、ある方(医師ではない)がこのように書かれていた。

この意見に反対ということではなく、医学的な見地から考察をしてみる。
顎関節症に悩む方は、まず歯科医院や大学病院の口腔外科を受診する。だが、顎関節症に関しては医療機関の受け皿がほとんど整っていないのが現状である。
まだまだ顎関節に関する正しい知識と、診断、治療のガイドラインを確立している医療機関は少ない。
・Aさんは、国内で1,2を争う先進大学病院の口腔外科を受診。最終的に「あまり固いものを食べないようにして、湿布をしなさい。」と言われた。(Aさんは、そのあと当院で治療。治癒した。経過はこちら)
普通は、治らないので、いわゆる○○院といわれるところを受診する。
・●●師が、顎の周囲をさわり、「ここの筋肉が、こっている。」「左右のバランスが悪い。」「顎がずれてしまっている。」ひどいのは「私がもみほぐしますから。」「私がずれを治しますので、その間ほかの病院へは行かないように。」などと言われた患者様もいた。
もちろん治らない。(一時的に症状が消えることもあるので、治ったように思うのかもしれないが、顎関節症の症状の出かたには波があるので、放っておいても開かなかった口が自然に開くようにはなる。それを勘違いされているのだろう。病気には原因があるのだ。それを解決しないのは治療ではない。だいたい木槌で背骨を叩いたら背骨のゆがみを治せるというような考えは全く理解できない。)
最後にホームページを検索をされて私のところにお越しになる。
顎関節症(がく関節症)の原因にはかみ合わせの異常が多い、80%以上と言われている。ということは、反対に咬み合わせの異常が全ての顎関節症の原因ではない。顎の骨の形態異常、軟骨の変形、ストレスなどが原因となることもある。
しかし、咬み合わせの異常が原因の多くを占めるわけであるから、まず咬み合わせの診断をすべきなのだ。それで異常がなければ、他の原因を考えなければならない。
決して、「揉む、湿布をする」というようなことが治療の第一選択であってはならない。
咬み合わせの異常が発見された場合はマウスピースをいれ、顎関節を安静に保ち、症状の変化を観察する。よくなれば咬み合わせの異常で顎関節症が起こったと考えられる。
ここで注意する必要があるのは、このマウスピースは原則的には、夜間のみ使用する。
そうすると早い方で2週間ほどで症状は消える。そして「2日ほど、マウスピースを入れて寝るのを忘れました。そうしたら次の日は顎関節が痛かったです。」とおっしゃるようになられる。
つまり、咬み合わせの異常は、食事や物を咬むといったときに顎関節に悪影響を及ぼすすことは少なく、夜間などに無意識にくいしっばっている状況で悪影響を及ぼすことが多い。
だから、「軟らかいものを中心に食べる」ということにはほとんど根拠がない。
また、「顎の安静-などを実行すれば」という部分があるのだが、顎の安静はどうやったら実行できるのかを私は知らない。ギブスでもつけるのだろうか?
昨秋に中の上レベルの顎関節症と診断され、
マウスピースをつくりました。
かみあわせのために、削ることも承諾しました。
顎関節症は最近よくきかれるようになりましたが、
素人にはよくわからないのが実情ですね。
私も「これはちょっと重い」といわれて、
「えっそうなんですか?! みんなこうなのかと思ってました」という感じでした。
それからいろいろ見て知ったのが、
起きている間には、上の歯と下の歯があたることなく、
ゆるくあけているそうですね。
日中もあてているものかと思っていたので、
意識的にゆるめるようにしてみたら、だいぶ楽になりました。
これからも参考にさせていただきます。
参考にしていただけていると思うとやりがいがでます。
こんにちははじめまして。
5日前から突然、顔の形が変わり始め卵型の顔だったのに四角い顔になっています、、、。
食事の際、2,3回ほど咀嚼すると急激に痛み、あご周りの筋肉が張りはじめ、5分ほど痛み続けます。
近所の口腔外科の診断はがく関節症。
かみ合わせのためにか臼歯をちょっぴり削った程度。
まだ治療は始まったばかり。。。。
この四角い顔で何年も過ごさなくてはいけないの?!?
私の顔はなおるのでしょうか???!!
せめて四角いのだけでも応急処置はないのでしょうか???