2005年10月29日

時間外指定

先日夕ご飯を食べていましたら電話が鳴りました。
家内がそれを取り、

「患者さん。」
とのことで、私に受話器を渡しました。

「はい。お電話かわりました。」
「あのー。丸岡歯科の方ですか?」
「はいそうですが。」
「8時半に見て欲しいんですが。」
「はぁ?」

 沈黙

「8時半に見て欲しいんです。」
「どうされました?」
「歯が痛いんです・・・」
 
 沈黙

「はあ。」

 沈黙

「それでは今回は特別ですよ。」
「はい。」

雰囲気わかっていただけますでしょうか?
別に「有難く思え」というわけではないのですが、「スミマセン」とか「見ていただけますでしょうか?」とか「ご都合は?」とかは全くおっしゃいません。

仕方なくご指定の時間に病院に行って用意をしました。

8時半にお越しになりましたが、ほとんど何もおっしゃいません。
ごくごく普通の20歳台の女性です。
保険証を見ると近所のデパートで働いているのがわかりました。
8時閉店ですので、それから来られたわけでしょう。

診療室に入っていただきましたが、恐縮するわけでもなく普通の診療と全く同じです。

突然痛くなったわけではなく、どこかで治療を中断し放置していたものが悪化していました。
その歯だけではなく他の歯も何本かそのような歯がありました。
痛い歯の処置を済ませました。

受付にて

このような方は経験上、きちんと通院されることは100%ありませんので、「ハイ サヨウナラ」と言いたいのですが、医師としての勤めは果たさなければなりません。
「どうされますか?」
とお聞きしたところ、
「来たいと思います。」
とのことでしたので、次回のご予約をお取りしました。

「さようなら。」
全く普通にお帰りになりました。

そして次回のご予約の時間・・・

お越しになりません。

電話をしました。

出られません。

もうビックリもしないマルオカです。
「あーあー。そんなもんよ。」

この方がガングロ、茶髪で「オメーヨー」みたいなヤツならわかるのですが、これが今の普通の状況なのです。
職場でも普通に仕事はこなされているのでしょう。
確かに、時間外の時間指定を一方的にされたのは始めての経験でしたが。

私が脳について考える時、よくコンピューターの仕組みを参考にするのですが、人間の脳は有機物で構成されており、色々な柔軟な反応ができるのです。
しかし、このような方の脳は粗悪なシリコンとバグだらけのOSでできているのだから、もうしかたがないのだと腹を立てる気にもなりません。

患者様を見ていると、お母さんが時間にルーズな場合、その子供も100%時間にルーズです。
お母さんがきちんとしているのに子供はルーズというケースはありますが、その反対、つまりお母さんがルーズなのに子供はキチンとしているということは100%ありません。
恐ろしいのはこのような若い女性達がもう数年もすれば母親になるということです。

このようなもはや「物体」と呼ぶべきモノが、ジワリジワリと増殖していっている日本・・・もうあきらめるべきなのでしょうか?

 




posted by maruoka-yoshimitsu at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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