2007年5月にインプラントの手術中に患者様が死亡するという大変不幸な事故が起こってしましまいました。
昨日、インプラントのこんなセミナーに行ってきましたが、そこでこの事故の真相がわかりました。
いくつかブログでも取り上げている方がいらっしゃいますのであげておきます。
インプラント死亡事故
インプラント治療で死亡
インプラント医療事故
ちょっと専門的にはなりますが、このような場所にインプラントを入れる時に、
下顎の骨の裏側にドリルが突き抜けてしまったようです。
このCTは下顎の奥歯の部分の断面図。
インプラントを入れるドリルをする時に方向を間違え、緑の部分のように奥歯の裏側に突き抜けてしまったとのことです。
(もちろんこれはシュミレーション画像です。)
そこには舌動脈という太い血管があります。
それが切れてしまうと口の底で大出血がおこり、口の底がみるみる盛り上がってきます。
そのため舌が後ろに押され窒息をしてしまいました。
専門的に言うと「舌根部の沈下による気道閉塞」。
私が手術をする時には、一番注意する場所。
CT撮影が一般的ではなかった頃には起こりえた事故なのですが、今はCT撮影を行い、正しい読影と診断をすれば防ぐことができます。
なんと言っていいかもわからない大変悲しい事故です。


