2005年04月05日

エアータービンの滅菌<2>

昨日の[エアータービンの滅菌<1>]の続き


いまからエアータービンでこの部分を削ります。
まだペダルは踏んでいません。

回転が始まると同時に、バー(ダイヤモンドの付いた削る器具)に向けて、水が勢いよくスプレーされます。
もうもうとした感じがわかりますでしょうか?
このバーは1分間に10万〜20万回転をし、それで固い歯を削ることができます。
それほどの高速回転ですので、水のスプレーで冷やさないとバーは一瞬で焼きついてしまいます。

このエアータービンのヘッドの内部には名前のとおり、タービン(風車のようなもの)が内蔵されています。
ここに高圧のエアーを吹き付けることにより、タービン、ひいてはバーが高速回転します。
ここで、ペダルから足をはなすと、タービンは停止しますが、そのときに高圧だったヘッドの内部は一時的に陰圧(気圧が低い状態)になります。
そうすると、口の中でもうもうと舞い上がっている、歯の切削粉、血液、唾液、細菌などがスプレーの穴から吸引され、ヘッドの内部に溜まります。
ですから、このヘッドの内部を滅菌しておかないと、

このように傷がある部位に細菌や汚染された血液、唾液を吹き付けることになり、エイズ、肝炎などの院内感染が引き起こされる場合があるのです。

あなたの治療に使ったエアータービンは、その前にはこのような状態のお口を治療した直後かもしれないのです。

ではなぜ、いまだにエアータービンのオートクレーブでの滅菌が一般化しないのでしょうか?
続きはまた明日・・・
posted by maruoka-yoshimitsu at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 治療その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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