少し間隔があきましたが、メインテンンスにこられました。
もちろん顎関節の状態もよく、何の症状もでていません。
またプラークコントロールも頑張っておられますので、虫歯や歯周病の進行も無くよい状態を保っています。
10月10日に当院のホームページへのアクセス数が2510という今までにない数字となりました。
全く理由がわからず、気味が悪いので色々調べましたら、「松浦亜弥(あやや)が顎関節症でコンサートをキャンセル」というニュースがありました。
理由はこれでした。
googleで「顎関節症」を検索すると、当院のホームページは現在上位5位に位置します。
それで検索されたのでしょう。
確かに今私の病院に来られる顎関節症の方は、ほとんどがホームページを見てこられます。
アメリカや台湾からお問い合わせの電話をいただくこともあります。
現在一番遠方の方は浜松から新幹線でお越しになっています。
もちろん、大阪、神戸から来られている方も何人かいらっしゃいます。
顎関節症で悩んでおられる方は多いようですね。
そこで考えさせられるのは、顎関節とその異常に関して正しい知識をお持ちでない方が非常に多いということです。
これは一般の方のみならず、歯科医師に関しても言えることです。
以下は来られた患者様に聞いた前医の言葉です。
・なるべく顎をつかわないようにして、湿布をしなさい。
(某一流大学の大学病院にて)
・関節の中に空洞があります。それを広げます。
(関節の中に空洞なんてありませんし、ましてやそれを広げる????どうやって?)
・咬み合わせが低いので咬み合わせを2mmほど上げます。
(上顎と下顎の歯の咬み合わせの高さは筋肉の長さによって決定されます。例外はありますが、咬み合わせの高さを歯科医が勝手にいじってはいけません。そんなことをすれば収拾がつかない事態となります。)
私は前医のことを批判することはありません。
それは今までの患者様の苦労を完全に否定することになりますから。
でもさすがにこのあたりの話を聞くと思わず噴出してしまいます。
もちろんそれでは治らないので、私のところにお越しになった訳ですから、このような考え方は間違っています。
顎関節症(がく関節症)に治療経過#2に続く