2012年05月18日

いい子だ


仕事が終わって帰宅途中のお話。
自宅に帰る途中のコーナーにドラッグストアがある。
その店先の段ボールのディスプレイ棚が倒れて、商品が散乱していた。
それを中学生ぐらいの少年が一生懸命片づけている。

自転車を止めて近づいて、
「倒したんか?」
と尋ねると、
「倒れてたんです。」
と答えた。
昨日は風が強かった。

「そうか。店の人に言うてくるわ。」
と店内に入ったら、店員さんが一人でレジで接客中。
「倒れてますよ〜。」
「はい。はい。」
接客が終わったら片づけるつもりだった様子。

店の外に出てみると、少年はまだ片づけている。
段ボールが2段になっていて、おまけに下にはローラーがついている。
片づけても片づけても、風でまた倒れる。

「この上の段は下において。」
「はい。」
「もうそのぐらいにしておいていいよ。店の人がやらはるわ。」
「はい。わかりました・・・・・
                ありがとうございました。

自分の責任でもないのに、彼は私に「ありがとうございました」と言って、ペコンと頭を下げたのだ。

まだまだ日本も捨てたものではない。
昨夜はほのぼのした気分が続いた。

  


posted by maruoka-yoshimitsu at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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