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ホームページのデザイン更新の原稿作りに行き詰まり、静かな映画を見ようと思ってツタヤで借りた。
昨夜、寝る前にラムのソーダ割りを飲みながら見た。
パイプはGrace Cristian作のブローフィッシュ。タバコはWild Mango。
傑作である。
少し話題になったので、それだけが理由で内容は何も知らなかった。
平日の寝る前に見る映画にしてはかなり重いが、ウーン、傑作である。
こんな映画を撮ることができる監督は誰だろう?と思ったら、クリント・イーストウッドだった。さすがである。
こんな完璧なストーリーを考えることのできる原作者は誰だろうと思ったら、デニス・ルヘインという作家だった。
Amazonで検索してみると、翻訳されている小説が5作品ほどある。全て注文して読んでみるつもり。
それほど、完璧なストーリーと無理のないどんでん返し。まいった。
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通りで遊んでいた3人の少年に近づいてきた車から降り立ったのは、警官を思わせる男だった。男は3人を叱りつけ、デイヴを車に乗せると、相棒とともに走り去る。あとに残されたジミーとショーンは、遠ざかる車の中に囚われたデイヴを呆然と見送った。四日後、誰もが内心ではデイヴの帰還を諦めていた時、彼は自力で脱出してくる。だが、囚われの4日間に何があったかは、誰の目にも明らかだった。ジミーもショーンも、それを痛いほどに感じていた。25年後、いったんは犯罪社会に身を落とし、今は更生したジミーを、悲劇が襲った。彼の19歳の娘が、何者かに惨殺されたのだ。事件の捜査を担当するのは、刑事となったショーン。そして捜査線上には、かつての友人デイヴが浮上した。必死の捜査を展開するショーン、犯罪社会のコネを使って復讐をはかるジミー、妻にも告白できない秘密を抱えるデイヴ。そして、彼らの家族もまた苦悩する。親を、夫を、子供を、友人を失う畏れに苛まれながら。新たな悲劇の幕は、すでに上がっていた…。
登場人物のそれぞれの視点で語られる物語が真相を先送りにし、最後まで緊張の糸は緩まない。それにしてもこの読後感はなんであろう。静かにぬめるように流れるミスティック・リバーが、心の闇によどみを作って離れない。(Amazon書評より)
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死体もナイフも銃声も登場するが、物語は静かに静かに進行する。
それぞれの人間の強さとそれぞれの人間の弱さを、残酷なまでに、怜悧に、と言っていいほど素直に表現をしている。
思い出すと、24時間経ったいまでも感情が高ぶっている。
自分が、この3人の誰かの立場だったらどうするだろう?と繰り返し繰り返し考えてしまう。
やるせないほどの悲しさ、しかしその結末でさえも、どのように考え直しても「これしかなかったんだ。」と思わせてしまうデニス・ルヘインの考え抜かれたストーリーテラーぶりに感服をした。
これは現代のギリシャ悲劇だ。
評価 ★★★★☆


