2006年01月06日

なかなか


以前勤務していたスタッフのご親戚の方。
右下のこの部分にインプラントを2本植える。
失敗は許されない。
が、そんなに骨の状態は悪くないので楽な手術だと油断していた。


開けたところ、専門的になるがすでに状態は悪い。
タラリと汗が流れ始める。


2本入れたが、▼の部分の骨、特に内部の骨が柔らかくインプラントが安定しない。
正常な固さがリンゴぐらいだとすると、ここは熟したバナナほどしかない。
これではダメである。


一度入れたインプラントを撤去し、


ちょっとした工夫をし、もう一回り太い径のインプラントを入れなおす。
骨が柔らかいからインプラントが安定しないわけで、いくら太い径といっても、ここでマニュアル通りのドリリングをすればまた安定しない。
この工夫は経験を積まないとできない。

ただ患者様にはこのことをよく説明し、結果はまだわからないことをしっかり伝えておく・・・のだが、


手術をして2日目の早朝7時半、この方から電話があった。
「先生、昨日の夜寝る前は2本見えてたのですが、今朝起きて見たら、1本しかないように思うんです。
寝ている間に1本どこかに行ったんでしょうか?」
「では今日来てください。」
「ハイ」
少し心配させすぎたのだろう。

来ていただいたら・・・・・
2本ともしっかり存在していた。
3日後ぐらいは一番腫れが大きくなるときなので、歯ぐきがかぶさって少し見えにくくなっていたのが原因。
まあ、3日後ぐらいで心配されたようなことは起こらない。


1週間後
これから抜糸


10日後


15日後
ピンセットの背で叩くとキンキンと金属音がする。
これがOKの印。

このITIインプラントは通常は手術後6週間たてば上に歯を作ることができるが、今回は3ヶ月このままで置いてから、歯を作ることとした。

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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