2013年01月25日

風邪の時は寝ましょう。


私は風邪をひいても病院には行かない。
ひたすら食べて寝る。

と言っても、患者さんの予約が入っているので、38〜39度ぐらいの発熱では休まない。
休めないのだ。
早く診療時間が終わることを祈りながら耐える。

十数年前だったと思うが、熱が40度を超えたことがあった。
多分インフルエンザだったのだろう。
そのころは今のように、すぐにインフルエンザと診断できるような検査は一般的ではなかった。
朝なんとか出勤して仕事を始めたのだが、そのうちに手が震えだした。
「これはアカン」と思い、スタッフに午後からの患者さんに電話をしてもらって休診にした。
さすがに病院に行って点滴をしてもらったのだが、翌日も熱は下がらず休診。

開業して25年目になるが、体調不良による臨時休診はこの一日半だけ。
まあ、よく頑張ってきたものだとは思う。

風邪の時は、できればゆっくり休みましょう。
私が風邪で病院に行かない理由は以下のため。

この前、友人が風邪で病院に行ったら、血液検査までされてなんだかんだで、負担金が5000円ほどになったとのこと。
無駄な出費はしなくてもいいんですよ。

でも、インフルエンザは別ですから、ご注意。
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抗生物質、発汗、ビタミンC…実は間違いだらけの風邪対策

「現役医師として医療に従事する傍ら、民間伝承的な知識の真偽を検証していますが、医学の進歩・発展とともに、これまで常識と思われていた風邪に関する知識のなかには、実は医学的に間違っていたと考えられるものに多々遭遇します」

と語るのは、医学博士で医療ジャーナリストの森田豊さん。
みんな思い込んでいるようだが、実は間違っている風邪対策を、森田先生に教えてもらった。

〈抗生物質〉を飲むと治りが早いと思う人は多いようだが「抗生物質が、風邪を引いている期間を短くする」という科学的論文は存在しない。
日本呼吸器学会が成人気道感染症の指針の中で「風邪に抗生物質は無効。細菌性二次感染の予防目的の投与も必要ない」('04年5月)としている。
ほとんどの風邪の原因はウイルス。
抗生物質は細菌に対しては効果があるが、ウイルスにはないという。

'90年代までは「風邪のひき始めには昔からの〈発汗療法〉が効果的」といわれたが、現代医療ではこれも間違った対処法だという。
正しくは、体全体の温度を下げ(太い血管のある場所などを冷やす)、高い体温から生じる体力の消耗を避け、かつ発汗による脱水を予防することだ。
発汗で体温を下げるよりも、むしろ脱水に注意が必要と指摘されている。

さらに、〈ビタミンC〉をたくさんとることで、風邪自体が治ることはない。
この説が広まったのはアメリカのポーリング博士の『ビタミンCと風邪』という本がきっかけだった。
その後のさまざまな研究で、ビタミンCをとると風邪の症状がよくなるという事実は、残念ながら確認できていない。ただ予防としては、少なからず効果があると報告されている。
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posted by maruoka-yoshimitsu at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 丸岡私見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月24日

どうなさっているんだろう?

昨日の記事関連で、このサイトを何気なく見ていたら、知った会社が去年、「民事再生法申請」とあった。

この会社は開業当初、本社が当院の近所にあり、社長さん、そのお父さん、また社員の方もたくさん来られていた。
そのうちに本社は東京に移り、お付き合いもなくなったのだが。

その社長のKさん。
一時は時代の寵児となられ、上場も果たし、最盛期には資産5百億円ということだったらしい。
しかし、業績が急落。
訴訟なんかもあって、かなり大変なご様子であることは、たまにネットで見かけた。

株価も一時は1万円近くだったこともあり、長者となられたのだろう。
それが、上場廃止となり、株券は紙くず同然。

全てに共通する原則とは「必ず変化する」ということだが、本当に何が起こるのかわからないなぁ。

今は、どうなさっているのだろうか?


  
posted by maruoka-yoshimitsu at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月23日

歯科医院の倒産

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医療法人樹啓会(福岡)/「シティデンタルクリニック」経営
九州・山口倒産情報2013年1月21日 09:55 破産手続申請準備中 負債総額 現在精査中

代  表:矢野 匡
所在地:福岡市博多区博多駅前2-20-1
設  立:2000年4月
資産総額:▲2億6,929万668円
売上高:(11/8)5億6,041万円

1月18日、同法人は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。
担当は藏健一郎弁護士(藏法律事務所、福岡市中央区大名1-15-33、電話:092-406-7147)。
負債総額は現在精査中。
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シティデンタルクリニック

ホームページを見てみると、インプラントを中心にしていたかなり大きなクリニック。
こんな問題も抱えているらしいが・・・・・



最近、不況とあの昨年のNHKの番組の影響で、インプラント専門の病院の経営が苦しいという話はよく聞く。
あるインプラントセンターが、以前から危ないという話は耳にしていた。
このごろ、そのインプラントセンターのネットでの広告がものすごい。
いたる所で目にする。



ある歯科医の意見
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閉院などはけっこう多いよ。

インプラント投資の歯科医院、法人、グループは 新規契約の患者獲得のために、さらなる差別化投資と広告営業展開を余儀なくされていて、言わば前向きに倒れながら勢い付けて加速している感じ。

福岡などは大手が山ほどあるので、高級感を出さないと契約は取れない。
隣県に必死にTVCMを打って営業しているが、非常に危なっかしい。
しかし、もう止まれない。
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本当にもう止まれないのかもしれない。



  
  
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月22日

八重の桜

数年前に、年末のドラマで会津を舞台にしたものがあった。
登場する会津藩士の子孫のお祖母さんが、甘やかされた現代の孫をこう叱った。

「ならぬものはならぬ。理由はない。」

多分このことはどこかに記事にしたはず。
私も全く同意見で、子供たちにはそう言っている。

娘が中学生の時だったか、厳しく叱った時、
「親なんて理不尽なもんなんやけど・・・・・・・・」
と泣いていたのを覚えている。

もちろん、しょっちゅうは怒らない。
娘の場合、中高生の間に2回ぐらいだっただろう。

でも、冗談めかして時々はこう言っていた。

「普通の家に比べたら、100%の自由をやってると思うぞ。(門限などは決めたこともない)
 将来何をするかも全て自分で決めたらいい。(通信簿もほとんど見たことがない)
 まだ不満があるのなら、自分で稼げるようになってからやれ。
 それならお父さんは何も言わん。
 お父さんが食わしてる間は、お父さんの言うことをきけ。
 嫌なら出て行け。
 親なんて理不尽なもんやと思え。
 いちいちアカン理由なんて子供に言う必要はない。
 ならぬものはならん。理由はない。」

これでグレてたらカッコ悪いのだが(笑)、現在大学2年でまとものようである。
息子は高校1年だが、反抗すらもしない。(それはそれでちょっと心配)

「八重の桜」を見ていると、この「ならぬものはならん」が結構出てきて心地よい。(笑)

真の教育とは親の背中と気迫でやるものだと思う。
子供たちは、私が「出て行け」と言ったときは、本当に出て行かないといけないということは理解している。
変に物分かりのいい親を演じる必要はない。

まあ、子供に「本を読め。勉強しろ。」なんていいながら、自分はスポーツ新聞しか読まないようでは見透かされますが・・・・


 
 

 


posted by maruoka-yoshimitsu at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 丸岡私見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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