2012年03月16日

酸蝕症#1



さてこの方。
酸蝕症で歯が短くなってしまった。
セラミッククラウンで被せてきれいにしたいとのことでお越しになった。

酸蝕症とは、酸性の飲食物を長期間摂取したり、口の中が酸性の環境になる状態で長期間生活をされると歯が溶けてしまうこと。
特に歯の表面のエナメル質は、無機質が多く硬い分、酸に反応しやすい。


上の前の裏側。


下の前歯。歯の先が溶けている。
ここまで溶けているのはかなり重症。


なので、前歯が咬み合わなくなってしまった。


酸蝕症で特徴的なのは、小臼歯の裏側が溶けてしまうこと。
この状態では、咬み合わせで歯がすり減ったことではなく、酸によって歯のエナメル質がおかされていることを疑わないといけない。

酸蝕症#2に続く

 
posted by maruoka-yoshimitsu at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | クラウンブリッジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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