2008年07月08日
悪ガキ達
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中学生の頃、河川敷で友人数人で野球をしていた。
ホームランが飛び出し堤防沿いの民家のガラスを割った。
おばあさんが出てきて、とりあえずガラス代だけ弁償してくれと言われた。
素直じゃなかった俺達は「俺達じゃねえよ」と弁償を拒絶した。
2〜3日はほっといたが、どうにも気分がすぐれなくて、とっておきの1万円札をもって俺一人でおばあさんの家に謝りに行った。
おばあさんは、謝りお金を差し出す俺に対し
「あんたで5人目だよ。」
と笑って許してくれた。
もちろんお金は受け取らなかった。
数ヶ月経ち、ふとしたことからこのことの話題になった。
「なんだ、みんな謝りに行ってたんだ。」と笑いあい、
「じゃあお菓子でも持ってみんなでもう一度謝りに行こう。」ということになった。
お菓子を持って皆でおばあさんの家に行くと、丁度おばあさんのお葬式の真最中だった。
その後はショックでよく覚えていないが、とりあえず葬式に参加させてもらい、 みんなで泣きながら「すいませんでした。」って霊前に謝った記憶がある。
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最後はちょっと悲しいですが、でもホッとするお話かと思います。
自分の葬式の場面は自分で見ているなんて話を聞きますが、もしそうなら、悪ガキ達が泣いているのをおばあさんは微笑みながら見ていたことでしょう。
きっとおばあさんも人生の最後にこんな経験ができて、優しい気持ちで天国に行けたことかと。


