
私の好きなクマさんこと篠原勝之さんの
インタビューを見つけたのでご紹介を。
この方好きなんです。
皆さんも知っておられますよね。

DJ BOOTH
クマさんのゲージュツ。
ホームページは
こちら............................................................................................................
ゲージツ家。愛称・クマさん。1942年4月15日、北海道札幌市生まれ、室蘭市育ちの64歳。武蔵野美大中退。73年、唐十郎主宰の状況劇場に加入。85年にフジテレビ系「笑っていいとも!」に出演。鉄、ガラスのオブジェ制作で国内外で評価が高い。『人生はデーヤモンド』『Kの食卓』など著書多数。
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「人生はデーヤモンド」読んだなぁ。
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(ビート)たけしさんと会ったのは、まだあの人が全然有名じゃなかったころ。「浅草にすごいやつがいる」って聞いたんだ。
友達の(現代美術家の)赤瀬川原平のツテだったかな。
西荻の定食店で「この人だよ」って紹介された。たけしさん、サンマ定食を食ってたよ。
たけしさんはおれと会ったとき、嫌そうな顔してたな。
でも、箸使いが上手いっていうのをよく覚えているんだ。
大根おろし、サンマ、ご飯をバランスよく、とてもきれいに食べていた。
それを見て、おれは「この人はただ者じゃない。教養のある人だな」って直感で思ったんだ。
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この記事が目に付いた理由はこれ。
ついこの前、私の知り合いがこれと同じことを言ってました。
私は歯科医ですので、「食べる」ことや口元についつい目が行きます。
確かにこれは言えるかもしれません。
私が大嫌いなのは食べるときに「くちゃくちゃ。ぺちゃぺちゃ」と音を立てる人。
あれは我慢ができません。
「食べる」という行為には、その人の美意識が全て出るのかも。

「うつろう」
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サハラ砂漠やモンゴル草原のような僻地でゲージツをやることも多かったんだけど、重さ10何トンのオブジェを運んで、イタリアのミラノやヴェネチア、ニューヨークのマンハッタンで個展をするようになった。
でも、ビジネスのことはマネジャーにまかせてる。おれは役に立つものは一切作ってない。ひたすら裁縫をするってのも楽しいし。行為そのものが好きなんだな。
やりてえんだから仕方ねえんだ。
中学のころ勉強していた数式にもハマってる。
昔はわからなかったのに、今解いてみると面白えんだ。
気がつくと夜中までやってたりする。
飲んでて、近くにいい女がいても、「声かけようかな」なんて思ってるうちに時間が過ぎる。それが楽しいんだけどな。
都会に来ると、ムスメどもがスカートから出している足が街を流れていく風景を見るのは楽しいな。手鏡を持って近づいたりはしねえぞ(笑)。
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クマさんが好きなのは、こんな感覚が自分と似ているからなんでしょうね。(笑)
私も何かをしている瞬間が好きです。
以前は何かをし始めたら、徹夜をしてでもやり終えようとしました。
今はもう完成を焦りません。
集中している瞬間瞬間に価値があると思いますから。
どんな偉い人の人生も未完です。
スタバのテラスで本を片手に、街行く人(特にきれいなオネーチャン)を眺めながら、その人の人生に思いをめぐらせるのも休日の午後の過ごし方です。
もちろん、眺めているだけで、ついて行ったりはしませんよ。
これはほかのインタビューからの抜粋。
ちょっと長いのですが、いい話だと思いますので。
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それと、こういうこともあってね。
お母さんと来た子供が、鉄の大きなオブジェを見て気に入ったらしいんだ。
たまたまオレはインタビュー中だったんだけど、その子供からコトヅテがあって、それが「私、これに乗って雲まで行けそう」みたいなね。
そういう思いを作家に伝えてほしいって、子供が言葉を残していくんだ。なんだか色気があるだろ。
ヨーロッパは、モノを作るってことに尊敬の念を抱いてくれるんだよな。
ワケわからないけど人とちがうことやってるヤツということで、マエストロと呼んで尊敬してくれる。
個展会場の設置のときに、そのための業者が4人来たんだけど、腕組みばかりしてなかなか始めないんだ。
あまりにも動かないから、どう作業を進めるかを説明してやったら、「う〜ん、それも考えた」って言うんだよな。
サボってるわけじゃなくて、それぞれが意見出し合って相談してたんだよ。
だけど、意見がひとつにまとまると早くてさ、彼らはよくやってくれたよ。
これは要するに、4人という小さいけどしっかりした民主主義でね。
単なる多数決じゃなくて、みんな意見をもって動いてるってことなんだね。
3日間の設置作業が終わったときに、その中の棟梁みたいなおっちゃんが、ちょっと照れながらオレのとこに来て、「マエストロ、オレはこんなでかい光を始めて見たよ。すごい」なんてことを言うわけだ。
俺もちょっと偉そうにしながら(笑)、「オリエントの光はどうだい?」とか言ったりしてな。
それで彼が「ひとつお願いがあるんだ」って言うんだよ。
「あのカタログにマエストロがサインをして、それを1冊もらえないかな」って。
それはもう、お安い御用だよ。
彼らは美術の教養がそんなにあるわけじゃないけど、現場でいろんな作品を設置しながら自分の目で見るという体験が豊富なわけだ。
そいつが、おまえのはすごいよ、こんなの見たことないって言ってくれた瞬間に、これは成功するなと確信したんだね。
評論家の言葉だとしたら、確信はできなかっただろうと思うぞ。
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芸術は理屈じゃないですものね。
だからクマさんはゲージツと言うのかもしれません。
やはりせっかく何かをするのであれば、感動をしていただけるようなことをしたいものです。
でも人を感動させるのは難しい。
さあ、今日も頭をフル回転。
考えるのはとても楽しい。